今年度新たに生まれ変わった「ソフィアンズコンテスト」。ご覧になった方も多いと思います。
前例のない取り組みに加え、コロナ禍でのオンライン開催……。そんな壁を乗り越え、無事に第1回を終えることが出来たのは、ソフィア祭実行委員会、通称「ソ実」の方々の並々ならぬ熱意と努力があったからです!
そこで今回はソ実の方にインタビューに協力していただき、コンテストの裏側で何が行われていたのか?どんな思いで準備をしていたのか?ここでしか聞けないお話をたくさん聞いてきました。
しげる:華々しいイメージのあるソ実の皆さんだけど、実際は裏方でのお仕事がほとんど!ぜひ、一生懸命に働く姿を知ってほしいな。ソ実に興味がある受験生にもおすすめだよ~。
Q.まずは皆さんの役割・仕事を教えてください。
荒尾(局長・応募者対応・外部パブリシティ統括):局長は、局員29人のリーダーとして局としての方針をまとめたり、それぞれが担当している仕事のマネジメントやサポートをする内側の仕事です。ソフィア祭実行委員会全体の幹部として、局としてではなく、ソフィア祭全体の方針や予算に関する会議も執行部や他の局の局長たちと連携をとりながら行っています。それに加え、今年は外部パブリシティ統括といういわば広報のような仕事を担当していて、学外に向けてソフィアンズコンテストを発信したり、学外団体や他大学のコンテスト、企業の方とのやりとりも行っていました。本選中は、緊急時対応と集計投票を担当していました。
西川(本選総指揮・応募者対応):本選に向けてのリハを指揮したり、一番前に立って合図したり、色んな連絡の受け継ぎをしたりして、指示を出す役割をやってます。今年はちょっと異例というか、新しくソフィアンズコンテストにしたときに、本選総指揮が企画を考える部分の中心になっていて。今まではリハに重きを置いてたんですけど、今年は企画を考えるとか、評価基準を決めるとかも中心になってやるみたいな感じです。
狩野尾(PA・物品協賛・候補者対応):私は本戦中は音響(主にBGMを流す仕事)を担当しています。
竹内(舞台裏総指揮・候補者対応・IGTV動画制作):本戦中の仕事は舞台裏でやっていて、送り出しとか自己PRの道具の準備の運搬をしています。あとは候補者対応で、候補者のマネージャーみたいなものを担当しています。
金子(副局長・候補者対応責任者・応募者対応・照明演出):副局長は主に皆の仕事の進捗を図ったり、局長補佐、あとは本戦総指揮補佐などをしています。候補者対応責任者はマネージャー長みたいな役割で、各候補者対応をまとめて、候補者の進捗を俯瞰するような役割です。
近藤(操作卓補佐・IGTV動画制作):本番ではステージの照明をいじったりします。
小川(全体配信班ディレクター・オンライン配信統括・WEB記事企画):僕はミス局から二年間やってまして、今年三年目にコンテスト局に残りました。コンテスト局では配信のディレクターをします。ディレクターというのは、配信関係の、局内の準備とか諸々を監督する立場です。配信については基本的に僕が責任を負うって感じです。
野村(WEB記事企画・SNS対応):ソフィコン公式SNSを動かす中の人です。あと、アリオーゾさんに書いていただいているWEB記事の企画を一緒に考えたり、ソ実との連絡を担当したりしています。
北川(司会者対応・舞台裏):私は司会者対応をしています。司会者の方をSBCから呼んで、希望者の方と面談してお願いして、そこから司会者のスクリプトなどを作って司会者の方をリハに呼んで説明をしたり、スクリプトの変更をしたりしています。
篠原(舞台裏):僕は本番のステージの裏で荷物を運んだりというところのサポートを担っております。前提として三年生というのは結構補佐的な役割を担うことが多いですね。
石渡(外部パブリシティ統括補佐・ゲスト対応・ビデオ撮影):僕は外パブの補佐をやっています。仕事内容としては、外パブというのは本選に来るメディアの対応をすることで、あとはゲスト(審査員二名・去年のミスソフィアのファイナリスト二名)が来るので、その対応をやっております。
前野(エキシビション補佐・IGTV動画制作):本番中に控室で男性の候補者の着替えを手伝ったり、あとはファッションショーの時に先輩を補佐するような役目になっております。
香山(エキシビション指揮・候補者対応・スキルアップ協賛):私は本戦中は控室で衣装・着替えの手伝いとか、あとは本戦中に裏で髪型変えたりメイクしたりを美容師さんを呼んでしてもらっているので、その指令みたいなことをしています。それ以外にやっているのはスキルアップ協賛で、衣装・ヘアメイク・レッスン系の美容ケアなどの協賛を担当して、企業とのやりとりをしています。
匿名(協賛補佐・SNS対応):私は協賛補佐をやっておりまして、そんなガッツリ動いてるわけではないんですけど、去年渉外局で仕事をやっていたので、今年は補佐をやっています。もう一つは、SNS対応でSNSを動かしています。
伊藤(物品協賛・IGTV動画制作・オンライン配信統括):自分が今やってるのは物品協賛の仕事で、企業に連絡を取って協賛品をいただいて、それを候補者の方に渡してSNSでPRしてもらったりとか、候補者が欲しいと思えるような物品協賛を取れるようにしています。
皆さん、仕事をいくつも掛け持ちしているのですね!尊敬です……!ところで、今年は新しく「ソフィコン」に生まれ変わったということで、昨年度とは違う点も増えたのではないでしょうか。
Q.新しく増えた仕事、なくなった仕事はありますか?
荒尾:新たに仕事が必要になったのは舞台裏と控え室の人。今までミスコンだったので、舞台裏も控え室も女子限定だったんです。でも今年は男女の分控え室を二つにしたりとか、動線とか準備とか、控え室担当が今まで二人とかでできていたのが、今年は人手が必要になったかな。あとは、今年一番変わったのがオンライン開催になったということで、YouTube配信に伴った仕事かな。
渡部(操作卓・ムービー・内部パブリシティ統括):オンライン化したことで、当日配信をやるときに、OBSっていうソフトウェアを使って、テロップを出したり、スライドを出したりムービーを流したりする仕事をやることになりました。あとムービーを作ったりしてます。
荒尾:会場設営や前売りも配信になったからなくなっちゃったよね。
伊藤:本来なら警備総指揮っていう、撮影禁止等を取り締まったりとか、あとは入場整理とかをする予定でした。前売りチケットの枚数の確認とか席の配置や関係者席などを考える仕事ももともとやる予定だったんですけど、なくなって。
竹内:オンラインにはなってしまったけれど、だからこそできるみたいなイベントで、候補者同士が話してる素の姿を見てもらおうと思い、IGTVでちょっと長めのお楽しみ企画な動画を撮影してアップするとか、インスタライブを結構頻繁にやるっていうのは始めました。
近藤:僕はインスタグラムのIGTVの撮影とか編集、動画配信のお手伝いをしています。
橋本(本選直前企画総指揮):僕は本戦直前企画の企画の撮影とか動画の作成を担当しています。
「本選直前企画」とは何ですか?詳しい見どころを教えてください!
橋本:本戦とは違って、カジュアルな雰囲気の動画だったり、候補者の素顔が見れるような動画になってます。予選・本選では見れないところが色々見れるので、そこを見てほしいです。
染谷(本選直前企画、照明):スピーチとかじゃ分からない面があって、候補者の素顔が見れるところですね。
近藤:本当にすごく近くに感じると思う。ソフィアンズコンテストってそういう個性出すところが大事なんで。めっちゃ個性出てます!
ピンチをチャンスに変える工夫ですね!👏 初めてのオンライン配信、皆さんの努力でメリットもたくさん見えてきたのかも……!
ちなみに、オンラインでの開催、またソフィコンの誕生ということで、新しい選考観点や投票方法も皆さんで模索していたそうですね。
金子:観点としては今年SDGs部門を設けたので、ミスミスターとは違った視点を持っている方というのを選ばせていただきました。本来なら面接をやるんですけど、今年は対面で実施できなかったので、オンラインで1次面接・2次面接をしました。
荒尾:投票は去年まではすごくアナログな方式で、壁紙にシールを貼って、シールの数が1番多い人がグランプリっていうものでした。それをじゃあ今年どうするか?となって、三部門の合計でグランプリを決定する方式にしました。オンライン開催になったこともあって、それに伴って公式サイトで本選中に投票を行っていました。
自分たちで決めた基準に合わせてグランプリが選ばれるなんて、プレッシャーが半端なさそう……ソフィコンにかける情熱がそれだけ大きいということですね!✨
荒尾:あと、個人的には、今年度はありがたいことに多くのメディアから取材依頼をいただいていて、その対応もさせていただいています。
ソフィコンについて取材していただいた記事はこちら
また、この取材についての局長さんの想いはこちら
ありがとうございます。ところで、ミスコンを支えている大きな柱と言っても過言ではないのが「協賛」ですが、ソフィコンに変わったことで協賛はどう変わったのでしょう。
Q.協賛に何か変化はありましたか?
2年女子:大あり(笑)。
伊藤:まず、今までやってたミスコンをやめましたっていうのを、「〜があったのでミスコンをやめました、今年からはこういうコンテストをやります、それに伴って女性だけじゃなくて男性でも女性でも関係なく使えるようなものを」っていう話をして、そこから協賛を受けてもらえるかっていうのを、今まで毎年受けてた企業でもそれは全部聞きました。
その結果やはり受けていただけないような企業もあったり…?
伊藤:そうですね。今年はコロナウィルスが重なっちゃったので企業側も結構厳しかったのもあるし、ミスコン変えたっていうのもあってだいぶ数自体も減ったし、断られることもめちゃめちゃ多かったですね。今年は今までやってたのから6~7割減だったんで、「もっと新しいの入れないと!」という感じでしたね。
渡部:スキルアップ協賛が一番変わった。物品協賛は結局会社は変わらないで商品変えてもらったりとか、逆に女性だけじゃなくて男性も使えるようなものを取るようにはしてたんですけど、スキルアップ協賛はやっぱり去年までミスコンやってたので女性が使える物で、男性が使えなくない?ってもの。ある企業が実は伝統的な協賛で、毎年ミスコンの協賛をくれてて。その企業の協賛のコンセプトって「美」に関するものだったんですね。だから毎年あちらの方から協力してくださる感じだったんだけど、今年は「いやちょっとうちは……」という感じで。そういうのは印象的だなと思いました。
ミスコンからソフィコンという、ジェンダーレスやSDGsに配慮したものに変化することは、他の大学に先駆けているような先進的なことですし、むしろ企業にとってはイメージアップに繋がりそうなものなのに、どういう理由で断られてしまうのでしょうか……。やはり資金面的に厳しくなった点もあるのでしょうか。
伊藤:どういう理由かはちょっとわからないですけど、元々ミスコンで女性物だけを扱うところとかが多かったので、そういうところはやっぱり難しいっていうのはありますね。
狩野尾:やっぱり「この企業はミスミスターコンだから渡せるものでもあったので」とお答えいただくものがあったり、メールを送っても返信が来ない企業があったりして、集めるのに割と苦労しました。私たちが言っていいのか分からないけど、お金のためにやっているというものではないので。物品協賛等に関しては、基本的に「候補者のモチベーションが上がるもの」というものなので、お金の面での苦労は特になかったです。
それだけ世間での「ミスコン」という存在は大きかったのですね……。やはり、まだこのコンセプトの革新に追いつけていない人も多いのかもしれませんね。
狩野尾:でも「すごい素晴らしい企画ですね」って言ってくれたりする企業もあったりして。「男女どちらも使える商品なので、ぜひこちらの商品使ってください」って快く協賛いただける企業もあったり、「私たちの企業でもSDGsについて取り組んでいるので、その取り組みも紹介していただけたら嬉しいです」みたいな形で言ってくださったりして、こちらのコンテストの趣旨に合わせて賛同してくれる企業もあったので、いい面もあったと思います!
皆さんの努力で創り上げた第1回。これから先も、より良い形で理解が広まっていくといいですね!
おわりに
まずはインタビューにご協力いただいたソフィア祭実行委員会コンテスト局の皆さま、本当にありがとうございました!夜の外堀公園で取材をさせていただいたのですが、寒さにも、電車の音にも負けず、長時間立ちっぱなしで、1を訊くと10返ってくるような熱意溢れる姿勢に、足が痛むのも忘れてただただ感動していました……!
個人的には、ソ実の方々が熱意に溢れるあまり、質問に答えながらどんどん私たちの方に近付いて来られたことが印象に残っています!!(開始時から終了時で3メートルぐらい移動していました。笑)ひたすら圧倒されっぱなしの私でした。
皆さま、本当にお疲れさまでした!来年も素敵な景色が見られることをお祈りしています。
→オンライン開催に関するぶっちゃけ話はこちら
→ソフィコンに関するぶっちゃけ話はこちら
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