しげる:今回も、僕しげるがインタビューさせていただきます。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
らこ:上智大学SPH mellmuse 19期のらこです。
Q.好きなアイドルやリスペクトしているアイドルなどいましたら教えてください。
好きなアイドルは、ハロー!プロジェクト全体が好きで、リスペクトしているアイドルは、モーニング娘。かなと思います。
具体的にハロー!プロジェクトやモーニング娘。の好きな部分やリスペクトしている部分はありますか?
ハロプロに関しては曲が結構好きで。つんく♂さんが作っている16ビートを感じる曲が好きですね。モーニング娘。はダンスも結構バキバキ踊っていて、ダンスも歌もパフォーマンスが優れているところがリスペクトしているところです。
深入りした質問になってしまいますが、どこの部分でモーニング娘。の歌やダンスのパフォーマンスが優れていると思ったのか、教えてください。
MVなどを見ていてもやっぱりダンスのキレは違うな、と思いますし、あとハロプロが好きなのでレコーディングしている風景とかダンスレッスンしている風景とかよく見るんですよ。そういうのを見ていると、ダンスもプロのダンサーさんに教わったりしていて。それについていくメンバーもすごいなと思いますし、ダンスに対して「私たち上手いんだぞ」という自信が感じられるんですよ。その自信が踊り方にも出ていて、そういうところからモーニング娘。は他のアイドルと違うな、と感じます。
Q.らこさんがアイドルコピーダンスを始めたいと思ったきっかけを聞かせてください。
中学、高校の頃からアイドルが好きで、ダンスはやってなかったんですけど踊ることが好きだったので、好きなアイドルのダンス踊るの楽しいなという感じで最初は趣味感覚でやっていました。大学生になってからアイドルダンスコピーをやるサークルがあると知って、前から趣味でやってたしなんか楽しそうだな、と思って始めました。
Q.なるほど。最初にお伝えするべきでしたが、予選1位通過おめでとうございます。予選を終えての率直な感想を教えてください。
ありがとうございます。予選を終えて、まず1位ありがとうございますっていう、率直に嬉しいなと思いました。終えて少し経つと決勝があるので、最初は1位の余韻に浸ってたんですけど(笑)、ここがスタートラインでまた決勝でも1位を目指して頑張ろうっていう気持ちになりましたね。
切り替えが早くてすごいです…予選1位通過の勝因はなんだと思いますか?
細かいことをしっかり決めてやったことですかね。いつも全員でやっているセットリスト決めの会議は1回くらいしかやってなかったんですけど、今回はZoomで4~5回やって長い時間かけてこだわって決めたセットリストでした。1曲1曲の世界観を大事にしようみたいな話をして、それぞれの曲を違う世界観でお客さんに届けようと決めました。あとは私たち19期も2年生になって先輩の立場になったので、後輩を引っ張らなきゃいけないという先輩としての意識が芽生えはじめたこともあると思います。
セットリストは全員でやっている、とおっしゃっていましたが、1曲ごとの振りは誰かが覚えてきてそれを教える感じですか?
はい。4曲あって、曲のそれぞれに「曲責任者(曲責)」っていう人が1人ずついて、その人が振りをコピーしてきて、振り落としをして、位置を決めることなども含めてその人がその曲の全てを担当する感じですね。
なるほど。曲責任者の方にすごく重い任務があるように感じました。上の学年の方がやっているんですか?
曲責は結構実力で決まってますね(笑)今大会では4年生とか3年生とかも出てたんですけど、4曲あるうちの2曲は2年生の代から曲責が出ているので、学年とはあまり関係ないです。
Q.今回の予選では1位通過かつすべての審査項目でも1位だったと思うんですけど、パフォーマンスについてのこだわりなどがあれば教えてください。
先ほどお話しした世界観にも繋がるんですけれども、1曲ごとの雰囲気みたいなものが決まっていて、1曲目は楽しくお客さんを巻き込むぞ、みたいな曲にして、2曲目はかわいい感じの曲、3曲目は大人っぽく、4曲目は全員で圧を出すステージ、というように曲ごとに違った感じを目指してやっているので、そのメリハリが今回良かったんじゃないかな、と思います。
Q.UNIDOLの大会ではたくさんのチームがアイドルのコピーをしているわけじゃないですか。数多くのチームが出場している中でどのように個性を出しましたか?
「個性」と言われるとそれは私たちの課題でもあって、揃ってると捉えられることもいいことではあるんですけど、反対に一人ひとりの個性が見えていない、ということにも捉えられてしまったりするので、そこは難しいところだなと思っています。模索しながらやっているという感じですね。
なるほど。パフォーマンスに関する質問が続きますが、アイドルダンスをコピーするということにおいて重視していることはありますか?
私はまずアイドルのダンスをコピーしているわけなので絶対に楽しんでやろうということは第一に重視しています。大会でパフォーマンスするときも、本家さんがどういう気持ちでやっているのかとか、歌詞に沿ってこういう気持ちで踊っているというのをできるだけ汲み取って表現できたらいいなと思っています。
Q.練習についてお聞きします。今回の予選の練習期間はどのくらいでしたか?
11月の頭くらいから始めて、12月10日が本番だったので1ヶ月とちょっとくらい練習していました。
結構短めの練習期間だったんですね。練習も、コロナ禍で大変だったと思うんですけど、心境の変化などはありましたか?
学校が使えないというのが大きくて、練習は対面で会ってできたんですけど、スタジオを毎回取らなきゃいけなくなって、スタジオ代がかかりましたね(笑)学校だったらみんな通いやすいしお金もかからないしでよかったんですけど、遠いスタジオの時は通うのも大変でした。
今回のパフォーマンスを見ていて、曲ごとにメンバーの数が違うな、と思ったんですけど曲に出るメンバーはオーデションなどで決められてますか?
そうですね、オーデションを行って決めています。曲に出たい人を募集して、曲責さんが指示した一部分を踊ってそれを動画に撮って、その動画を見て曲責さんが選んでメンバーを決定する感じです。
らこさんは、オーデションにはどういう時に「通ったな」と感じますか?
練習期間が短いので必死に練習しないといけない部分はあるんですけど、オーデションで最終的に動画を提出する前にいろいろ曲責さんに質問できるんですよ。「ここどんな風にやったらいいの」とか「ここのポイントこんな感じでやっていいのかな」とか。たくさん質問をして、かつ最終的に動画を提出する前に何回かフィードバックを貰えるので、指摘されたポイントは直して、といったような感じで積極的に取り組めばいけるんじゃないかな、という手ごたえはあります。
Q.衣装についていくつか質問させていただきます。衣装に関してのこだわりやアピールポイントがあれば教えてください。
メンバーの中で衣装係の担当から聞いた話になりますが、衣装も、曲ごとの世界観に合わせて4着とも作りました。今までのSPHとは違う一面を見せたかったから、従来の衣装にプラスアルファの色味やデザインを足しました。1曲目は配色が全員バラバラになるようにデザインして、2・3曲目は2曲目が白、3曲目が赤メインの衣装で、どちらも「挑戦した色」でした。4曲目は1曲目の衣装とは対照的に統一したデザインになるようにデザインしました、とのことでした。衣装係を中心としてみんなで協力しながら衣装制作を行いました。
SPHさんって19人いらっしゃって、人数が多いじゃないですか。一人ひとりの衣装はどう作りましたか?
衣装係さんがデザインして、布の切れ端を買ってきてくれてそれをメンバーそれぞれに配って各自で作っています。直前までは週4回の練習と、帰ってから衣装も作らないといけなかったので大変でしたね。
Q.今大会は従来の大会とちょっと違う形になったと思うんですけど、その変化に対する心境などあればお願いします。
練習の環境も学校が使えなくて大変だったこともありましたし、本番はお客さんがパンパンに入れられないのとコールが禁止されていたので、そこに関しては残念にも感じたんですけど、逆に「こっちからお客さんを巻き込んでやるぞ」という気持ちになりました。あと配信があったので普段来れない方も見れるじゃないですか。配信で見ている方たちにも届くように、私たちから巻き込むつもりでやるという意識がありましたね。
Q.なるほど。今大会で一番ここで苦労した、ということがあればお聞きしたいです。
一番苦労したな、と感じるのはそれぞれの曲の世界観を大事にする、ということが結構大変に感じました。私自身今回3曲出たんですけど、3曲分の衣装を作って、振りも3曲分覚えてってキャパオーバーになりそうでしたし、曲中での表情や世界観とかをどうやって伝えたらいいんだろうっていう難しさがありました。
Q.そうした苦労を乗り越えての本番のパフォーマンス、素敵でした。決勝戦への意気込みをお願いします!
予選1位通過という例年通りのスタートラインに立てたので、そこから決勝戦はみんな本気で1位を取りにいきたいと思っているので、決勝でも予選と同じように審査員票・観客票どちらでも1位になることを目指して頑張りたいと思います。
応援しています!最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
普段から大会とか関係なしに応援してくださる方もいらっしゃるので、その方々や今回の大会でSPHに興味を持ってくださる方が結構多いのかなと実は思っていて(笑)今回のセットリストよかったとかすごく聞くので。決勝戦優勝を目指して頑張っていくので、新しく応援してくださるファンの方にも是非見てほしいなと思います。
本日は貴重なお時間をありがとうございました!!
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