昨年まで行われていたミス・ミスターコンテストが廃止され、今年が初めての開催となった「ソフィアンズコンテスト」。今年のテーマはsparkle。候補者がありのまま輝き、コンテストが社会問題を議論する為の火付けになって欲しいという願いが込められているそう。先日行われた本番では各候補者のsparkleする姿を見ることができました。→本戦レポはこちら
候補者の方々めっちゃsparkleしてた……
ここで重要なことに気付いてしまったしげる。
しげる:ソフィコンの運営側ってsparkleされてなくない……?
そこで私たちアリオーゾがソフィア祭実行委員会(通称ソ実)コンテスト局の方々をsparkleすべくコンテスト本番直前にお話を伺ってきました。お忙しい中時間を割いていただき感謝しかありません……
新しいコンテストに変わり様々な困難がある中、今年は異例のオンライン開催に!オンライン開催ってぶっちゃけどうだった?候補者と仲良くなれたの?など運営側のみぞ知る裏側を伺いました。
Q今年は初めてのオンライン開催となりましたが、オンラインならではの難しさなどはありましたか?
荒尾(局長):今年はZoomやLINE、Instagramでしか候補者を集めることができなくて、そこが本当に大変でした。本当は興味ある人に直接声をかけにいったり、ビラ配りをしたりするはずでしたが、それが全部できない。それに加え新しいコンテストをやるにあたり、候補者を集めることをめちゃめちゃ頑張らないと意味がない。1回目のコンテストにどんな人が出るかによって今後のあり方が絶対に変わると思っていたから、そこの人選っていうのは本当に大事だと思ったんです。そこが本当に大変だったかな。
西川:SDGsの活動を対面で色々やろうと思っていたので、結局SNS上での発信になってしまったことですね。SNSだと見る人によっては外見しか見てくれなかったりして伝わらない部分もあるのかなと思います。それも一歩間違えればルッキズムの批判の問題に繋がってしまうと思います。
小川:身近でない部分ですのでほぼゼロから、時間も無い状態で勉強するのが大変でした。撮影については今まで全方向から見ることができた候補者の姿をいかに魅力的に映せるかが課題でした……カメラ想定位置に局員にカメラを持って立ってもらったり、最低限の機材を秋葉原で揃えて配信をしてみたりと、手作り感ある部分が多く業者が来るまでは非常に心配でした。リハーサルに関しては、会場の確保が厳しく例年は本番の会場でできていたリハーサルが今年はほとんど別会場になった点です。ステージを想定して区民ホールにテープを貼って行っていましたが、本番の雰囲気が出ずに苦労しました。限られた場所と時間で非常に効率よくリハーサルができたのは、候補者と局員が集中して取り組んでくれたおかげです。
確かに初めてのコンテストを初のオンラインで開催はダブルで辛いものがありますね!候補者の集め、ソフィコンならではの悩み、技術面での悩みなど……
大変だ……
Q逆に対面ではなくオンライン開催で良かった点はありますか?
局長:例年通り対面授業をしている中でお披露目を学内でやったり、ポスターを学校中に貼っていたら今よりも不安が大きかったと思います。コロナの中で、オンラインの環境下でしかまだコンテストをやったことがないので、オフラインでコンテストをやるということを考えると少し不安もあります。
良くも悪くも周りの目を気にせず済んだのですね……!
Qオンライン上で候補者との関係を築くことは、例年に比べ難しかったのでしょうか?
局長:オンラインだからこその難しさは無かったと思います。うまく活用できていたような気がする。ミスコンは代々続いてきたものだから、運営が候補者に指示することが多かったんです。でも今年は新しいコンテストになったから一緒に作って行かなきゃ意味がないと思っていました。だから候補者の方に直接企画について意見を伺ったり、候補者が困っていることに答える場は絶対に必要だと思っていました。初めて対面で会った春服撮影の時も、初対面とは思えないぐらい良い雰囲気で終えることができました。
小川:例年に比べ関わる期間が短かったので、1回の会合を大切にするみたいな意識があったのか、例年通り仲良くできてるなとは思いますね。僕が勝手に思ってるだけかもしれないけど。(笑)
石渡:去年のリハでは本戦、本戦直前企画、コラボ企画の3つがあって関わる機会が多かったんですが今年は本戦しかないので接する機会が絶対的に少ないっていうことはあります。
竹内:今年はzoom上で初めましてをしたんですけどそこから1ヶ月くらいはLINEでしか会話をしていなかったので初めはなかなか距離がありました。何か進める時はやりにくかったです。
渡部:初めて候補者とあったのがオンライン上だったのでそんなに仲良くなってないというイメージだと思うんですけど実際はそんなことはないです。多分去年より候補者との距離は近いです。
西川:僕たちも初めて作るコンテストだったので、わからないことがとにかくたくさんありました。今までだったら上から指示するだけだったんですけど、今年はその指示が新しいコンテストとして正しいのかを模索していました。その中で候補者の皆さんにも意見を伺いながらお互いに意見を言い合える関係を目指していました。だから去年よりは対等に言い合える関係を築くことができました。
関係を築くのが難しかったという意見もあれば良い関係を築けたという好意的な意見もありますね。ソフィコンを新しく作るにあたり対等な関係を目指したという声が印象的でした。ミスコンで候補者と運営間でのすれ違いが話題になる昨今、なんてクリーンな運営なんだ……
特に候補者を支える為の候補者担当(いわゆるマネージャー)が候補者一人一人についていると伺いました。コンテスト後、準グランプリに輝いた三好百花さんが自身の候補者担当である香山さんに感謝を述べているinstagramの投稿↓が印象的でした。
出典:三好百花さんinstagram
(写真2枚目左が香山さん)
三好さんと二人三脚でコンテストを歩んだ香山さんにお話を伺いたいと思います。
Qマネージャーの立場としての関係性で難しいことはありますか?
香山:マネージャーの仕事は深く関わろうと思えば関われる仕事だと思うんですけど、活動するのは候補者じゃないですか。だから私たちマネージャーがどこまで介入したら良いのかわからないという悩みはあります。マネージャーは候補者に局員からでたアドバイスをまとめて送るんですけどその中には結構厳しい言葉も多くて。候補者の成長のために厳しい言葉を言っているけど、受け取る側からしたらただ厳しい言葉を言われるのはしんどいじゃないですか。その塩梅が難しいところです。
Qアドバイスとは具体的にどういうものがあるんでしょうか?
例えばリハーサルでスピーチをしたときに、局員が改善点のフィードバックを言ってくれるんです。ただ私がそのフィードバックをそのまま送るとかなり厳しい内容なんです。なのでその時の候補者の状況を見て「あ、ここ頑張ろう」と思えるようにみんなの意見をまとめて送っています。
私はマネージャーとして候補者と結構深く関わってきたと思っています。深く関わったからこそ私も頑張ったし、私の担当している候補者も頑張った。お互いが頑張っているからこそぶつかりがありました。対立したけれど結局目指しているところは一緒だったので、対立したからこそ関係性は深まったのかなと思います。
目指しているところが一緒……素敵な関係ですね!たくさんの苦労・対立を経たからこそのsparkleする姿だったと思います。
最後にオンライン文化祭を主催する側にオンライン配信の継続について伺いたいと思います。
Q来年もオンライン配信を続けていきたいですか?
染谷:受験生は上智のことが気になるけど来れない人が多いと思うので、ちょっと息抜きにスマホで見れたりするのは良いなと思います。
前野:地方の受験生が見れるシステムは続けていくべきだと思います。どっちも組み合わせていきたいです。
伊藤:対面でやりたいですけど、オンラインの良さもあると思うんですよ。オンラインなら地方からでも気軽に見ることができるので。ただやっぱり候補者のスピーチや自己PRは対面の方が候補者の今まで培ってきたことが全部伝わるし感動するのでできることなら対面でやりたいです。
渡部:対面でやりたいです。シンプルに去年に比べてリハーサルが大変。確認すべきことが5〜6倍になって、間違いなく仕事もめっちゃ変わったし配信って難しいんです。俺セカオワが好きでライブDVDをよく見るんですけどDVDで味わえる感動って10%くらいしかなくないですか?(笑)オンラインになると伝えきれないこともあるのかなと思います。本気のコンテストを見せるにはやっぱり対面の方が伝わるのかな。
香山:確かに対面でやる良さってすごくあって、特にスピーチとかは生で聞いてもらった方が絶対心のくるものがある。ただ生で見にこれる人は限られていて、客席数も限られている。でもオンラインは世界中どこからでも見れるので良い点も悪い点もあると思います。お互いどっちも良いところがあるからどっちかにこだわるのではなくコロナの状況に合わせて柔軟に対応していきたいと思ってます。
小川:対面でやりたい!感動したって言ってくれたり、泣いてくれる観客の方がいてその景色を候補者に見せられることが喜ばしいので。対面の方がすぐ心に伝わるので、その点で僕は対面の方が嬉しかったかな。でも配信は配信で続けて欲しいと思います。人数制限なくいろんな人に見てもらえることが何よりだと思うので。配信と対面を併用してできるのが一番良いなと思います。
対面でやりたい派が圧倒的ですね……!私はリハーサルにお邪魔し自己PRやスピーチを生で見ることができたのですが、ソフィコンにかける情熱や努力を強く感じることができました。(リハで泣きそうになったのはここだけの話。)
来年は対面でのコンテストが開催ができることを祈ると同時に、忙しい人や地方の人に向けたオンライン配信の継続も期待したいと思います!来年のコンテストが今から楽しみだ〜!!
最後に・・・
ソフィア祭実行委員会コンテスト局の皆様、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました!コンテストを支えたソ実の方々もソフィコンの成功に向け働く姿は非常にsparkleしていたとインタビューをしていて感じました・・・!
ソ実の方々の情熱に脱帽です。本当にありがとうございました!!!
→ソフィコンに関するぶっちゃけ話はこちら
→コンテスト局の方がどんな仕事をやっているのか知りたい方はこちら
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