【愛月撤灯6】アニメと生きる

皆の者、アニメは好きか!!!!!

  

突然失礼致しました。こんにちは、ぴっぴです!

普段は豆腐を作ったりクリスマスプレゼントを強請ったりしていますが

今回は「愛月撤灯」ということで、アニメについて私の主観たっぷりで語らせてください!

  

   

私にとってアニメとは

  

アニメって「ヲタク」みたいなイメージを持たれがちですが、私にとっては、そんな簡単なものではないのです。

  

他人の人生と心の中を覗き込んでいる罪悪感

自分とは違う、真っ直ぐ突き進む登場人物への憧れ焦燥感

ハッピーエンドを迎えると分かっている安心感

  

私にとってアニメは、自分の人生と重ね合わせる対象ではなく、別物として存在するものです。

   

また、自分の主観で、無責任に見ることができるのもアニメの良いところ!

どう解釈しても間違いでも正解でもなく、1回見たアニメでもその時によって捉え方が変化する、生き物のようなものがアニメです。

自分の人生に生かしても生かさなくても良い。自由な存在なのです!

   

    

と、いうことで!

私の人生に大きく影響を与えたアニメを3つ、紹介させてください!

(ネタバレには十分配慮しているつもりです。が、もしネタバレが含まれてしまっていたら申し訳ありません)

   

   

   

  

   

ギヴン

公式サイトはこちら!2019年7月から放送されたアニメです。2020年には映画も公開されました。

原作は「シェリプラス」で連載されている、キヅナツキさんの漫画です。

    

天才的なギターの腕前を持つ上ノ山が、主人公・真冬の歌声に心を動かされ、バンドメンバーに引き入れる物語です。あらすじまとめるの難しい。

  

BLだBLだと言われて観ない人が多いですが、BL要素が見たくない方は9話の途中くらいまで観てください。そこまであまり直接的な要素はない……はず。

確かにBL作品ではありますが、私は「音楽」に着目してこの作品を観てほしいです。

真冬が不器用ながらも丁寧に紡いできた日々が、音楽に全て表れています。

  

すごく寂しくて、痛々しい作品です。報われることがあまりにも少ない気がします。

バッドエンドでは無いはずなのに、胸に何かモヤモヤしたものが残り続けます。

 

私が一番印象に残っているセリフは、「ただ、誰かにわかってほしかった。」   

「誰かにわかってほしい」という気持ちは誰しもが持つもの。

それがあまりにも強く表現されすぎているがゆえに痛々しいのかもしれません。

  

他にも、言葉の持つ凶暴性、生きることの難しさ、人間がいかに自分勝手かが表現されているような気がします。

   

多分一度で理解するのは難しいので、何回も観返してほしいです。

二回目に観るときは、視点を別の人物に変えることもおすすめです。

   

 

      

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

公式サイトはこちら!2018年1月から放送されたアニメです。2019年には映画も公開されました。

原作は「KAエスマ文庫」から刊行されている、暁佳奈さんの小説です。

   

戦場で「武器」として戦っていた主人公・ヴァイオレットが、終戦後に「自動手記人形」として働きながら、「愛してる」の意味を探していく物語です。

   

とにかく泣きます。何回観ても泣きます。あと圧倒的に画が綺麗です。

   

「自由に生きる」ことや人間の感情の複雑さが表現されています。

特に「自由」は人それぞれの解釈によるものであるからこそ、分かり合えないことも多いのだと思います。

それが行き違い、最善だと思っていたことが相手の最善ではないかもしれない……。

この作品も報われないことが多すぎます。

  

報われないながらも、必死で成長を続けるヴァイオレット。

この後ヴァイオレットが何を大事だと思って生きていくのか?

自分なりの解釈ができるけれど、してはいけないような気すらする。

   

良い意味での人間の醜さを感じることができる作品だと思います。

一話一話が宝石のような素敵なお話で、酷く脆くて、アンバランスだからこそ伝わってくることがあるのだと思います。

  

     

   

ブルーピリオド

公式サイトはこちら!2021年10月から放送されたアニメです。

原作は「月刊アフタヌーン」で連載されている、山口つばささんの漫画です。

  

ざっくり言うと、「リア充」として過ごしながらも、いつも虚しさを抱える主人公が美術に出会い、成長していく物語です。本当にざっくり。

   

この作品は報われます。報われない気がするけれど、考えてみると意外と報われている……みたいな作品です。

  

主人公が器用なフリしてとても不器用!作品の一番の魅力はここにあります。

主人公の「自分が土俵に立つことが出来ない悔しさ、努力しても追いつけない焦燥感」など、現代の人の多くが持つであろうネガティブな感情が細かく表現されています。

   

人生において何を捨て、何を選ぶべきなのか?

「正解」は何で「不正解」は何なのか?

「器用」は何に対して?「不器用」は悪いことなのか?

価値観を見直さなければならない衝動に駆られます。ものの見方が変わります。

   

現状に漠然と不安を感じている人に観てほしい作品です。

    

実はYOASOBIさんの「群青」は、この作品にインスパイアされて誕生したんだそう!

アニメを見た後に聴くと感動するのでオススメです。出来れば渋谷で聴いてください。

   

 

 

       

最後に   

   

今回紹介した3つの作品とも、アニメは全11~13話で完結します。

25分×12話=300分 つまり5時間!たった5時間です!!

意外と短いですよね!!!   

「今日やることないな~」という日にサクッと観てみてください。

   

3つの作品は全て人間らしさが強く表現されていて、他のアニメと比べても解釈の仕方が様々だと思います。

皆さんがどんな風に感じ、解釈したのか聞かせてください!

   

この記事を読んで、少しでもアニメに興味を持ってくれていたら嬉しいです。

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投稿者: ぴっぴ

特技は転ぶことで将来の夢はひよこ人間になること。私の笑い声はラのシャープです。
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