つれづれうさ1 紙袋の幸せ

みなさん、お久しぶりです!気付けば前回の記事から4ヶ月経っていたcastleです。

冊子『アリオーゾ』で人気の企画「大学生のヒトリゴト」。あのようなエッセイ企画をやりたいね、という話が部内で上がっていまして、ついに始めることにしました。

名前はつれづれうさ。そう、徒然草+うさぎ(=しげる)。
企画名が思いつかない~~と苦しんでいた私に、きの子が提案してくれました。神のようなネーミングセンス、さすがですね。

さあ、そんなつれづれうさの記念すべき第1回。なんでもつらつらと、とりとめもなく書いていける……。そういう企画だからこそ、今回は私が前々から考えていたことを書いてみようと思います。


この前の9月27日、ついに授業が始まりました。
私は1限からあったんですね。で、2限が空きコマ。

まだ課題が出ていなかった(このままずっと出なければいいのに)ので、手持ちぶさたになって部室へ向かうと、我らが新代表の酸素と、他にも数名部員がいました。

久しぶりだね~とか何とか言いながら席につくと、酸素が
「castleちゃん、これ!」
紙袋を渡してくれました。

※イメージ画像です

遅くなったけど誕生日プレゼント、と言うのです。私は嬉しさと驚きで、文字通り目を見開きました。

私は、紙袋は嬉しい時間を長くしてくれると思います。

だって、渡された紙袋に書かれているお店のロゴから、「ここのお店ってことは、プレゼントは〇〇かな?」推測する楽しみがあるわけでしょう?それに、袋の中からワクワクしながら取り出すという、楽しい動作が1つ増えます。
ただでさえプレゼントをもらうだけで幸せなのに、さらに増えるだなんて、素敵ったらありゃしない。

 

プレゼントとして渡された時だけではありません。自分で買い物をした時だってそう。

服、カバン、雑貨、何でもいいけれど、自分が本当に気に入るものを買ったとしましょう。
そこで紙袋に入れてもらいます。それを持って街を歩いてみてください。
ずっと「本当に気に入るものを買ったお店のロゴ」「ずっと憧れていたお店のロゴ」が視界に入り続けるわけです。ときめきをカバンにしまわなくて良いわけです。

なんなら道行く人に宣伝できちゃう。「見て見て!私ついにここで買い物したんです!いいでしょ!」みたいな。紙袋は、商品と上機嫌を入れておくもののように思います。紙袋をサブバッグとして持つのが流行っていたことがありましたが、(今も続いているのでしょうか)彼女らはその時の幸福感すら運んでいるのではないでしょうか。だってお気に入りの紙袋を持ち歩いているわけですから。

気分はこんな感じ


今まで、「自分の手元に来る紙袋」の話ばかりしていましたが、「他人に渡す紙袋」だって幸せだと思うのです。

例えば、話は戻りますがプレゼント酸素からプレゼントを貰った1週間後、私も彼女にプレゼントを渡しました。

余談ですが、人生で初めてジェラピケに行きました。あげたのはルームウェアではありませんが。うちの母は、あのモコモコを見るたびに「乾くの絶対時間かかるよね」と言います。言いたいことはちょっと分かります。

公式サイトより。とはいえ1回着てみたい気もする

レジで店員のお姉さんに、「プレゼント用でしたら紙袋もう1枚お付けしますよ」と言われて、迷わずお願いしました。そう、これはプレゼントなので。喜んでくれるかな、と1人で考えながら答えました。

渡す時用のもう1枚が入った紙袋を眺めながら、「いつ渡そう、なんて言って渡そう」と考えつつ家に帰りました。やっぱり何度も目にするから、相手のことを考える時間が長くなる気がします。

それに、プレゼントを別で買ってこちらが自分で紙袋を用意しなければいけないときも楽しいんです。「この色が良いかな」「お気に入りで取っていたあれ、ついに出番かな」とか。

自分があげた紙袋を持っている相手の様子を見るのも良いものです。「喜んでくれてよかったな」とその瞬間を思い出せます。酸素にお返しを渡したときは、紙袋の色がたまたまその日の酸素のファッションによく合っていて、「なんか今日渡してよかったな」と思っていました。

達成感と喜び



昨今は「袋有料化」なんて言われて、レジで「紙袋1枚〇〇円になりますが、お付けしますか?」と聞かれることも増えました。でも、数十円払ってこの幸せが手に入るのだから、私は「お願いします」と言い続けてしまうのだろうなと思います。

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投稿者: castle

おばけよりもセミが怖い! 国文学科3年です。
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