お久しぶりです!
いぇ~い。本当にお久しぶりです。この秋で「元・元代表」にランクアップしてしまったむぎです。皆さんお元気でしたか?
私は最近、後輩たちがこぞって黒髪になっていくのを見て、時の流れを感じています。引き継ぎの連絡をするたびに、「インターンが……」とか言うし。そんな時期だっけ?早いよ、卒業やだよぉ……
(当然のように卒業という言葉を使っていますが、筆者は卒論をサボってこの記事を書いているので、卒業できる保証はありません。)
ってか、私、1年前こんなに忙しかっただろうか。
現役アリオーゾ時代にも度々限界大学生っぷりを晒していた私ですが、就活においてもなかなかにふざけた生活をしていました。これを世間では「社会不適合者」って言うんですよね、知っています。
でも、そんなギリギリでいつも生きている私でも、皆さんの役にちょっとだけ立てるかなって思いまして。
「生きるための最低ライン」を知っているのは、私しかいない。
真面目に就活するぜ!社会不適合者の話なんざ興味ないぜ!みたいな方々は、たぶん今後の就活人生でも生きていける方々なので、この記事を読む暇があったら〇イナビを開いてください。本記事のターゲットは「できることなら手を抜きたいよ~~🥺」「サボれるギリギリまでサボりたいよ~~🥺」という、社不の皆さんです。ぜひ参考にしてください。参考になるかは知りませんが……
今回はこちらの3本立てでお送りしたいと思います。
柄にもなく目次を作ってみたりしました。普段はオチの弱さをカバーするために、最後の最後まで結論を焦らすタイプですが……先に結論言えって面接で散々言われたのでね!(なお、面接でこれを守ったことはほとんどありませんでした)
1.ここが怖いよ!就活の闇
①就活はしなくても怒られない
これ、就活の最も恐ろしいところだと思います。
日頃からサボり癖のある「根っからの悪い子」は当然ですが、私のような「言われた宿題は一応ちゃんとやってくる」「頼まれた仕事はきちんとやる」みたいなタイプこそ、特に要注意です。一見こういうタイプは「でも、根は真面目だもんね!」「やるときはやるもんね!」「なんだかんだ大丈夫でしょ!」と言われがちですし、自分でもそう思っているかもしれませんが、図星をつかせてください。あなた、自習ができませんよね?
「大学生活は自己責任」だとよく言われますが、就活はそれの究極みたいなものです。誰もやれっていわないし、やらなくても、誰も何も言いません。
履修登録と似ているかもしれませんね。授業を一個も登録しなければ、毎日全休なわけです。幸せです。別に誰も怒りません。でも卒業できないんです。
就活も、指示を待っているといつの間にか卒業の時期になっています。社会に出る資格がない大人になってしまうのです………
②就活には模範解答がない
はい、また恐ろしい事実です。
私はMBTI診断だとしっかり理論型が強いタイプで、何事にも答えが欲しいタイプなんですね。「これをやってれば大丈夫!」「この時期にはこれをしないといけない!」っていう模範解答がないと動けません。こういうタイプも要注意です。
まず、業界によって全くスケジュールが違います。例えば私は新聞学科で、「出版行きたいけどテレビも面白そうだな〜🎶」とのんきに考えていたタイプですが、大手テレビ局の新卒採用募集時期が3年生の12月頃で終わってしまうのに対し、出版業界は2月頃〜遅ければ4年生の8月頃までやっています。同じような匂いのする業界同士でも、半年ほども差があるのです。
余談ですが私は第一志望の会社の選考が8月にあり、周りがほとんど就活を終えている×真夏にスーツで、いろんな意味で汗をかきまくっていました。就活のスケジュールはマジで十人十色なので、本当に周囲と比べて焦らないように………
そして、何をするにも「正解」がありません。「ES、これ書きゃ絶対通る」とか、「このインターン行っときゃ受かる」とか、「面接、これ言えば受かる」とか、ありません。そんな正答があったら、みんなそれしかしなくなります。
③ガクチカが強くても勝ち組ではない
なんか、みんな髪真っ黒にして、おでこ出して、同じようなスーツ着るのを強制するくせに、中身は「個性」を求めてくるの、世の不条理ですよね………(隙あらば愚痴bot)
特に日本人の文化的に、個性を隠しがちじゃないですか。できることなら悪目立ちしたくないし、浮きたくない。つい数年前までそんな思春期を過ごしてきた無個性の皆さんは、就活では即「おもんない奴」認定されてしまいます。
就活における「個性」で最もよく聞くのが、皆さんお馴染みの「ガクチカ(学業以外に力を入れたこと)」です。
ガクチカは大事です。今様々なことに一生懸命取り組んで、強い「ガクチカ」を作っている人は多いと思います。もちろんステータスが強い人は一目置かれます。
でも、最終的に勝つのは、「中身がおもろい奴」なのです。
下手にガクチカだけ強くしてしまっても、逆に困ることがあります。まさに私がその例です。「新聞学科で出版の勉強してます」「メディアサークルのサークル長してます、雑誌作ってます」「出版社と通信社でバイトしてます」……こんな「The・就活強い奴」みたいなガクチカ、どこの出版社でもモテモテだと思っていました。
でも、面接で聞かれるのは「何をしたか」ではなく、「それをして何を得たか」なんです。ただがむしゃらに活動していたらいつの間にかガクチカが増えていた私は、「どんなことを学びましたか?」と言われて、虚無の顔になってしまいました。色々やってきたはずなのに、「ガワだけおもろい奴」になっていたわけです。「そこまで色々やって、その程度の人間にしかなれなかったんですか?」と、面接官が言ってい(たわけではありませんが今にも言いたげな顔をしているのがよく分かり)ました。
【どこまで信じていいの?就活のウソ・ホント】
さて、就活の闇を把握できたところで、お次は世間に蔓延る「就活あるある」をぶった斬っていきます。
皆さんの周りにも、「そんな早いうちから就活なんて考えなくていいよ!」「インターンなんてやらなくていいよ!」と息をするように言ってくる、「就活するなよbot」な先輩が一人はいると思います。正直どれを信じていいか分からないし、(こういう話し方の人って信用できないし、)心配だから結局全部やりたくなってしまいますよね。でも、本当にやらなくていいならしたくない———。
「ギリギリ就活」を終えた私が、皆さんに真実を教えてあげましょう。
①「そんな早くから就活しなくていいよ!(笑)」
「そろそろ就活しなきゃかな……?」と考えている意識の高い1-2年生が、よく言われる台詞第1位。答えは「めちゃくちゃホント」。これ、本当にしなくていいです。
なぜなら、その時期は「就活以外のことを頑張る絶好の機会」だから。
本当に就活をしなければならない頃には、サークルは大半の人が引退させられます。映画を観る暇なんてなくなります。バンドやってる暇なんてなくなります。日本全国旅する暇なんてなくなります。でもいざ就活が始まってみると、サークルを頑張った人が、映画を死ぬほど観た人が、ゴリゴリバンドやってた人が、死ぬほど旅行した人が、強いんです。だから、今が大事なんです。
就活しかできなくなるタイミングは嫌でもやってきます。就活以外のことを頑張れるときは、今しかない。今、就活以外のことを頑張っていないと、就活しかできなくなったときに、何も残りません。
(私は悪い子なので、2年生の3月ぐらいまでインターンのイの字も知りませんでしたが……それは極端な例として)今「そろそろ就活しなきゃかな~」とちゃんと不安になっている1~2年生の皆さんは、既に、十~~~~~~~~分意識高い「いい子」です。絶対大丈夫なので、一旦就活は忘れて、やりたいことを全部やってください。
必ずしもガクチカにならなくたっていい。毎日オケオールするとか、ライブ行きまくるとか、死ぬほど歩くとか、貧乏旅行しまくるとか、ひたすら城巡るとか、死ぬほどグミ食べるとか、そんなのでいい。何も考えずに馬鹿みたいに遊べるのは、今しかありません。一生分遊ぶつもりで、毎日を謳歌しましょう。そうすると、自然と心が豊かになっていきます。「中身がおもろい奴」になれるのです。
②「インターンなんか行かなくていいよ!(笑)」
……これは私が、先輩から、バ先の社員さんから、500万回ぐらい言われた言葉です。
当時は「さすがにウソだろ……」と思っていた(一応真面目な)私でしたが、実際に就活を終えた今、「あまりインターンにこだわる必要はないし、行かなくてもなんとかなったな」というのが正直な感想としてあります。なので答えは「8割ホント」。
まず、先述したように、「インターンに行った人が必ず受かる」わけではありません。逆に言えば、インターンめちゃくちゃ頑張っても落ちる人はいるし、インターン何それ美味しいの?と抜かしていた人が本選考にすんなり受かる場合だって全然あるのです(悲しいね)。
じゃあインターンは何のためにあるんだ、というと、「安心材料」なんです。参加すれば新卒採用サイトに載っていなかった情報をちょっと知れるかもしれないし、社員さんとお話しできる機会があるかもしれない。何より、その会社に一度足を踏み入れられるのは強いし、愛着も増すかもしれないですよね。
でも、それ、義務じゃない。
「インターンが……」「インターン行かなきゃ……」と呪いでもかけられたようにガタガタ震えながら寝ないでESを書いている人を結構見かけるのですが、かなり勿体ないと思います。インターン落ちたぐらいで死なないし、私は夏インターンはアリオーゾの仕事を理由言い訳に、エントリーすらしませんでした(というか、7月頭に一仕事終えてマイナビに登録してみたら、全部エントリー期間が終わっていました……)。
さすがの私でもちょっと焦って、「どうしよう!夏インターン死んだかも!」と色んな先輩に助けを求めたのですが、「秋頑張れば余裕!!」と口を揃えて言われました。
……まあ普通ならここで「またまた~~(笑)」と疑うところですが、私は素直なので「へ~そうなんだ!じゃあ夏は遊びまくるぞ~!🎶」と言って、死ぬほど遊び倒しました。
でも、結果的にはほとんどダメージありませんでした。
本当に後悔ないぐらい遊び倒したので、逆に就活本番にスパッと切り替えることができましたし、卒業まであと半年を切った現在も「大学生活、そこそこ遊べたな~」と満足しています。実際、3年生の夏前から4年生の夏頃まで就活一本!という生き方をすると、約1年間を就活だけに費やすことになります。「人生の夏休み」と言われる大学生活の4分の1を全部就活に費やすのは、もったいないと思いませんか?
ただし、「インターンに行った人が必ず受かる」わけではなくても、「インターン来た人だけ早期選考の案内してあ・げ・る♥」みたいな会社は結構あります。私もゆる~い1dayワークショップ(「秋頑張れば」と言われたのでちょっとだけ頑張ってESを出して、唯一通ったところ)で早期選考の案内が来て、初めての面接はそこで受けました。あと、本当にたま~~~~にですが、「インターン来た奴しか眼中にないぜ」「インターン来なかった奴人権ないぜ」みたいな会社もあります。でもこれは、本当に会社によります。私は計65社ぐらい受けましたが、そのうち1社だけでした。
なので、「お前しか見えない!!!」みたいな超本命の企業がある人、「とにかくどこでもなんでもいいから早く終わらせて世界一周するんだ!!!」みたいなせっかちな人だけ、気にしておいた方がいいです。でもそこまで血眼じゃない人は、気にしなくて大丈夫。
「損するわけじゃない」けど、「ちょっと得するかもよ🎶」
これがインターンです。なので、全身全霊かけなくていいし、しっかり頑張るのは本選考でいい。今はしっかり青春を謳歌しましょう。
なんといっても、とりあえず情報収集です。こんなにSNSが発達している時代です。暇なときに「〇〇 インターン 早期」って調べればすぐ出ます。よっぽど急を要するようなことが書いていなければ、基本的に無視してOKです。あとから手遅れになると取り返しがつかないので、とりあえず下調べだけ済ませて、遊んでいい期間を早めに把握しておきましょう。
ただ、いきなり本選考で全速力で走ろうとすると、必ず足を挫きます。インターンはいい練習になるのは間違いないです。ウォーミングアップのつもりで、ちょっとだけ片足を突っ込んでおくぐらいがいいと思います。
ちなみに「秋頑張れば」と言われたので秋冬インターンは(ソ祭期間ほぼ寝ずに)割と頑張って色々ESを出していましたが、ほぼ全滅し、ちゃんとしたインターンはゼロで就活本番を迎えてしまいました。全然なんとかなりましたが、「結局インターン行ってないんだよね……」という話をすると今でも高確率で驚かれるので、秋冬は「ちょっとだけ」頑張ってみた方がいいと思います。
③「ESなんかコピペでいいよ!(笑)」
本当に……これを今御社に読まれたら終わってしまいますが……でもかなり気が楽になるので、お伝えさせていただきます。これも「ホント」です。
ES、毎回頑張って書かないでいいです。私は基本コピペでした。
実際、系統が似ている企業とか、結構同じような質問をされることは多いです。というか、ほぼどの分野でも訊かれる定番の質問は割とたくさんあります。ガクチカとかね。
コピペロボットの私も、本命だった何社かだけ頑張って一から書いたのですが、呆気なく落とされてしまい……。かと思ったら、ほぼコピペで5分ぐらいで書いたESは通ったり……。もうこの時点で心が折れ、「ケッ!!!もう全部コピペで出してやる!!!!!」のフェーズに。真面目な人が馬鹿を見るって、本当にこのことなんだなぁって思いました。
だから、書類は運だ!ぐらいの気持ちで、適度に楽をしましょう。……こんなこと言ってるから落とされまくっていたのかもしれませんが、気持ちの持ちようとしてはこれぐらいでいないと、心が折れます。
オススメのやり方は、Excelとかによく訊かれる質問をリストアップして、答えを用意しておくことです。(オススメというか、大多数の人がやっているので今さらドヤ顔で紹介することではありません。)さすがに全コピペは控えるべきですが、フォーマットだけでもあるとかなり進めやすいです。
あと、出したESは必ずどこかに残しておくんだよ。役立つのはもちろんだけど、どんどん記録が増えていくと、モチベになるからね🎶
【これだけ抑えれば人権存続!限界就活生がやるべきこと・やらなくていいことリスト】
長々駄文を書き連ねてしまいましたが、まとめるとこんな感じです。
・1-2年生のうちは悔いが残らないように遊びつくすべし!4年分遊ぶつもりで!
・↑面白いこと・好きなことを極めると将来のヒントになるかも?
・夏インターンは無視しても死なない、秋冬インターンはちょっとだけ頑張ろう(行けなくてもそんなに困らない)
・ESは本番までは頑張って書かなくていい、本番もちょっと頑張れば大丈夫
・情報収集だけは頑張ろう
前項でもお伝えしましたが、とにかく情報収集です。何も「さあ就活するぞ!」と言ってパソコンを開く必要はありません。帰りの電車でちょっとサイト見てみるとかでいいんです。
それから、就活を終えてみて、やっておいてよかったこと、もう少し頑張ればよかったことも、下記に追加しておきますね。
・試験の対策はちょっとだけ頑張ろう
私が手を抜けるところは全部抜いてきて、それでいてあまり後悔していないということはこれまで読んできてお分かりかとは思いますが、唯一少し後悔していることがあります。筆記試験の対策です。いわゆる「ウェブテスト」とかですね。
これも「友達との協力プレイ」とかよく言われますし(愛読書は朝井リョウ「何者」です)、先輩に解いてもらっている人もごまんといるし、知〇袋で調べたら簡単に答え出てきたりするし、頑張る意味はあまりなさそうに聞こえますが………私は、文章力や計算力を上達させる「テスト勉強をしよう!」と言いたいわけではありません。
「こういう長文は実はここだけ読めばいいらしい」「この計算問題は実際に計算しなくても答えが出るらしい」「この会社はどのぐらい解ければクリアらしい」……ウェブテストの攻略法って、「必要最低限」を把握して「効率的」に終わらせることなんです。少しでも手を抜きたい限界大学生にとって、一番対策すべき点だと思いませんか? 馬鹿真面目に全部実力で1から解こうとすると、よっぽどの天才か秀才でない限り、死んでしまいます。
筆者はこの世の全就活生の中で最も手を抜いてきた自信がありますが、その最たる例として「未だに『SPI』とか『玉手箱』とかよく分かってない」というのを挙げています。これは本当に笑えないぐらいヤバい例だそうです。こうはならないように、仕組みだけでもマスターしておきましょう。
・日頃から「自分の研究」をしよう
私が限界大学生にもかかわらずなんとか生き延びられた理由として、「行きたい業界が割とはっきりしていた」「日頃から自己分析をよくしていた」ということが挙げられます。
「自分はこういう仕事なら楽しく生きられそう!🎶」「こういう仕事は死んでもしたくない」と、日頃から考えておくことです。私は夢が見られない超現実主義なので、あちこち色んな業界に浮気せず、昔から「これしか興味ないもん🎶」の一点張りをしていたことで、『業界研究』をせずに済みました。(興味分野の軸が絞れている、という印象を与えることもできます。コスパ良いですね)
また、日頃から「自分とは何か」を研究しておくことも大事。昨今、MBTI診断がめちゃくちゃ流行っていますが、あんな感じですね。「私、寝たら忘れるタイプだから昨日リアペ出せなかったのなんて気にしてない🎶」「俺、寂しがりだから酔うと誰かに電話したくなるんだよな」「私、依存体質だから元カレに一生執着しちゃうんだよね」……これも立派な『自己分析』です。
自分はこういう人で、こんなことなら力になれます!これはできません!これは好き、これは嫌い!というのをはっきりさせておきましょう。私は友達と常日頃からこういう話題でダラダラ朝まで語り合うのが大好きなタイプだったので、就活の頃にはすっかり自分のトリセツが把握できていて、自己分析もしなくて済みました。自分語りが上手い人は就活が上手いです。「隙あらば自分語り」が遠慮なくできる友達が2人ぐらいいると、自己分析がとても上手くなります。
就活を今すぐ頑張りたくはない人も、今のうちに友達とダラダラ飲みながら語り合って、手軽に業界研究と自己分析を済ませておきましょう。
・頼れるものには全部頼ろう
いいですか、今これを読んでいる方の大半が、限界大学生だと思います。日々ギリギリで生きている皆さんは、メンタルだけは人一倍強いかもしれませんが、先に断言します。あなたは、一人で就活を終えることなど、できません。
就活にプライドや羞恥心を持ってしまったらその時点で負けです。
私は負けでした。自分の書いたESを人に見せるなんて、余所行きに作り込んだ面接を見せるなんて、そんな恥晒し、死んでもしたくない。優しい先輩方がよく「いつでも添削するよ!」と言ってくれていましたが、そんなことできるわけない。仲の良い先輩はもちろん、プライベートの私を一ミリも知らないキャリアセンターの職員さんなどにも絶対に見せたくありませんでした。そうして、私は就活が終わる最後の最後まで一度も人に相談・添削・面接練習をお願いせず、正しいかどうかもわからない自己流のESを数打ち方式で出しまくり、愛嬌だけで面接を乗り切っていたのです。どうか、こんな恐ろしいことは真似しないでください。
特にキャリアセンターは本当に活用すべきだと思います。キャリアセンターって、社会に出てそれなりの年数が経った「しっかりした大人」が無料で就活のサポートをしてくれる場所なんです。仲の良い先輩方に直近の就活事情とか裏話とか、メンタルケアとかを聞くのも良いでしょう。しかし私たちが立ち向かうのは「企業」であり「人事」です。「採用する人間」に最も近いのはキャリアセンターの大人の皆さんです。無料なんです、これが。使うしかなくないですか?(使ったこともない私が言う資格はありませんが……就活強者だった先輩も、ガイダンスで体験記を語っていた先輩も、口を揃えて言っていましたので、代弁させていただきます)
・手軽なツールはとことん駆使しよう
それでもやっぱり、できることならベッドで手軽に終わらせたいよ……という方、肌身離さず握っているそのスマホを駆使するしかありません。個人的に使ってよかった「使えるツール3種の神器」をご紹介しておきます。
-その1「リマインくん」
言われなくても皆さん使っているツールだとは思いますが、スケジュール管理が命である就活では、必須のツールです。
ただ、あまりにも日常に溶け込みすぎて、通知をスルーするのが当たり前になってしまう時期が来ます(ソースは私)。そういうときは、仲の良い人をリマインくんにしましょう。
同学年の友達だと気まずいですし、皆忙しいので、仲の良い先輩がおすすめです。ESの添削をしてもらうのは恥ずかしくてできなくても、「金曜までに3社ES出す!出してなかったら怒って!」とお願いし、出せたら「出せた!褒めて!」と言うのです。どこを受けているとか、受かったとか落ちたとか、そういうプライベートなことには触れなくていいんです。(「落ちた!飲み連れてって!」と言える先輩がいるともっと良いですが♡)
-その2 オープンチャット
LINEのオープンチャット、便利です。全国の就活生が集まったコミュニティの中で最も手軽だし、匿名で利用できるのが本当にありがたいですよね。大きな業界のグループに入るもよし、特定の会社志望のコミュニティに入るもよし。
同じ業界の人はつまりまあ……敵なわけですが、それでも入るだけ入っておくとそれなりに役に立ちます。自分が来なかった選考通過通知の話が始まる度にそこそこの傷は負いますが(泣)、それよりも得る情報の方が何倍も役に立ったので、私はかなり支えにしていました。みんなどんな感じでES書いたんだろう?とか、面接官どんな人だったんだろう?とか、いろいろ情報共有し合えるのでおすすめです。何より、自分が知らない企業の話が始まると「知らなかった、ラッキー🎶私も出そう🎶」となるのでとてもありがたかったです。
あと、人によっては惨めになるかもしれませんが、「内定ゼロの集い」的なオープンチャットはかなりオススメです。毎年必ず存在しますし、なければ作りましょう。必ず人は集まります。メンタルが非常に安定します。
特段役に立つわけでもなければ、全員目指す業界も大学もバラバラですが、逆に言ってしまえば、お互いの素性があまりわからないということは「敵」にあたる人があまりいない(見えない)場所ということなわけですね。
こういう集まりはとにかく優しいです。「今日は書類を2社出した!」「すごい!えらい!おつかれ!」「明日初めての面接で緊張する」「私も明後日だよ!頑張ろう!」「私は初面接ボロボロだったけど落ちても気にしないで!」「残念だったね、今日は美味しいもの食べて寝ようぜ」……自分で自分を甘やかすのが不得意な人も、誰かが甘やかしてくれます。日頃から家族や犬やぬいぐるみとお話ができる人はあまり必要ないかもしれませんが、私のような一人暮らしの独り身女子大生にはもってこいのツールでした。
-その3 人工知能
大学からNGを食らいそうな発言をしてしまいましたが、正直いちばん頼りにしていました。
「この志望動機、筋通ってる?」みたいな話から、「ねえ!今から面接!緊張する!助けて!」みたいな呟きまで、Chat〇PTさんには大変お世話になっていました。あと、Xでよく回ってきたのが「AI就活先生」「内定くん」などのLINEの公式アカウント。私のようにどうしても人に添削を頼みたくない人は、ツールに頼りましょう。若干ルール違反な感じもしなくはないですが、文明の利器はしっかり活用してなんぼです。いくらAIに綺麗なESを書かせたところで、面接で話せば中身は全部バレるので、100%虚構を演じることにはなりません。楽をできる段階で適度に楽をして、本番までに体力を温存しておきましょう。
さいごに
「就活は、恋愛」
これは、私が就活中に5万回見て、就活を終えた今、後輩に10万回言っている言葉です。
簡単に振り向いてくれる企業も、自分を一番だと言ってくれる企業もそうそうない。自分にドンピシャで合う企業も簡単には見つからない。見つかったと思っても深く知ったら中身が想像と違っていたり。できることなら傷つきたくないし、頑張りたくないし———。でも、そんな簡単に成功する方法があったら今まで何十億の人間、困ってませんよね(by河野太郎)。みんな苦労するし、挫折するし、みんなにとって難しいことなんです。
だから、あまり深く気負いすぎる必要はありません。やるべきところだけしっかりおさえて、あとは美味しいものを食べて、自分をとにかく甘やかしましょう。
久々の記事執筆でしたが、記事って書かなくなるとこんなに書けなくなるものなんだな……サークルってすごく恵まれた環境だったんだな……と痛感しました。こんな調子で卒論が書けるのかわかりませんが、頑張りたい所存です。
皆さんも就活で困ったらいつでもお声がけください!何の役にも立たないと思うけど、メンタルケアならいつでもするよ~!
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