就活早く終わらせたい人、手ーあげて!
馴れ馴れしく失礼いたしました。みなさんこんにちは、ジョーと申します。
1年前に同じ質問をされていたら、私は人波をかきわけ、最前列で手を挙げていたでしょう。
そんな私の就活がいつ終わったかというと、大学3年の3月末でした。早い方だと思います。
ただ、じゃあ就活を早く終わらせる方法を知っているかというと――知りません!
だって就活に公式はないから。釣りみたいですね。ごめんなさい。2作連続だ。
でも、割と自分なりの考え方をもって就活をしていたタイプではあると思うんです。
だから、この私のやり方が誰かのお役に立てれば嬉しいなと思い、記事にしておきます。
あと、私が「こうしておけば良かった!」というのも盛り込みます。まだ動いていない人も、少しずつ動いている人にも使えるんじゃないかな。
じゃあ、はじまりはじまり~!
目次
・装備を揃えろ
・業界/企業選び
・インターン
・筆記試験対策
・志望度整理
・面接
・1・2年生へ
・その他
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【装備を揃えろ】
大前提の話からしていきますね。
みなさん、就活が始まったからといって、自己分析やSPI対策ばかりしていませんか?
もちろんそれも大事です。でも、内面だけ完璧にしても、外面が間に合っていないと見てもらえないんです!
①就活用の服
正直、どんな服がふさわしいかは業界によります。スーツ指定だったり、本当に何でもよかったり。それは各々見極めてください。でもスーツ用のリクルートシャツは持っていたら安心かな。
今回は私服かスーツ以外で来いと言われた場合の話をします。いわゆるオフィスカジュアルを着なければいけない時です。あとごめん、これから書くのは女子の話ね。
夏は大体、センタープレスの入った黒/紺のパンツに白ブラウスを合わせておけば間違いありません。
ブラウスはスーツ屋さんに行けば売っています。AOKIやP.S.FAなどは学割が使えます。
靴はローファーで問題ありませんでした。

秋冬はスーツじゃないジャケットがあると万能です!セットアップなら尚良し。
完全に主観ですが、紺ブレザー・金ボタンが着回しやすかったです。ジャケットは、そろそろチェックしていけばよいでしょう。秋冬物が出始める時期ですから。特に、ビジネス街/ビジネス街の近くのお店は、オフィスカジュアルがたくさん売っています。レッツゴー。
男子は、夏用のジャケットとか、襟付きシャツ&センタープレスの入ったズボンを着ていた人が多かった気がします。
②証明写真
服がそろいましたね? そしたら、証明写真はなる早でとりましょう!
安く済ませるなら証明写真機、確実に好印象を与えたいなら写真館を予約すれば良いです。
私は写真館に行って、アホ毛も首の影もぜーんぶなかったことにしてもらいました。ちょっと値は張りましたが、安心感は半端なかったです。ああ、こういうところに課金するためにバイトしてるんだって思いました。
それから、手配方法は何でもいいのですが、紙の証明写真も用意しておきましょう! コンビニでもできるそうですよ。知らなかったけど。
③履歴書を買う
「え~~?紙の履歴書?」ですって?
いや、本当に、要る時あるから。マジで。突然に来るから。
上智の紀伊国屋に新卒用のが売っています。対応した封筒も売っています。上智じゃないよって人、大学の売店を見てみてください。多分あります。保証はしないけど。
そうそう、100均にもありますよ! なんでもいいから用意しておいてください。
私は面接の前日に要ることに気づきましてね……家になくてね……いや間に合いましたけどね……どうなることかと思ったんですよ……
これらを準備したらまあ何とかなるでしょう。
【業界/企業選び】
装備を用意して初めて、インターンや面接の予定が入っても大丈夫!◎ってわけです。
さて、次にぶち当たるのは、「どの業界/企業にしようか問題」ですよね。
よく、「やりたいことなんてない」というワードも耳にします。
そんなみなさんに叫びたい。
やりたくないことならあるでしょう!
この業界/企業が嫌だ……というよりは、仕事の中で○○は絶対にしたくない!みたいな。
私の場合は、運転免許を取りたくない、首都圏から出たくないでした。
すると、自ずと、どの業界であっても免許必須&全国転勤ありの企業は省かれていきます。
そうです。消去法です。受験の時を思い出してください。これ!って選択肢が見つからないのに、絶対に欄を埋めなきゃいけないなら、一番ありえないのは外すでしょう?
就活の場合は、選択肢が無限にあるので、それを連想ゲームで消していきます。
例)運転免許とりたくない♪→免許必須の会社ぜったい受けない♪→てか免許いる場合って地方に会社の何かの施設があるところだよね♪→工場とかあったら要るかもね♪→製造系やめておこ♪
ただ、このマジカルバナナは、可能性を狭めるのも確かです。この例だと、免許のいらないめっちゃ魅力的な製造業の会社には出会えなくなりますからね。使い方には注意です。
あと、どんな自分になりたくないかから考えるのもよいと思います。
業界によってどうしても求められる対応ってありますよね。丁寧さよりは回転率、ルールが絶対で柔軟な対応はダメだとか。逆に時間かかっても一人に寄り添えとか。
自分で書くのどうなんだろうと思いながら自分を例に挙げますが、私は他己分析で数人から「人に対して気を遣える!」というとっても素敵な褒め言葉をいただき、舞い上がり、みんなにこう言ってもらった自分の長所が仇となる仕事は嫌だ……!!活かしたい……!!と思って、百貨店を見ていました。最終的な選択とは異なりましたが。
【インターン】
はい、じゃあ気になる企業が決まったとして、すっ飛ばしてインターンの話をします。
え、インターンのES?面接? インターンの面接は受けたことがないので分かりませんが、ESに関して言えるのは「御社じゃなきゃダメなんだ!」感を出すということです。だって、例えばあなたが誰かに告白されたとして、「誰でもいいから付き合いたくて……」はモヤっとするでしょ。たとえ建前でも自分のことを理解しているような言葉がほしいじゃん。
さて、ここからはインターンでの振る舞い方の話をします。どうしたら優秀な就活生に見えるかというテクニックは分かりません。どちらかというと、あなたがインターンの場で気まずい思いをしないための方法です。
①雰囲気を良くしよう
うん、分かる、分かるよ。みんなライバルじゃんってね。分かるけどさ。
「お前ら全員ライバルだぜ……蹴落としてやるぜ……」
って眼光鋭くしている、不愛想な就活生、企業が欲しいと思う? 思わないでしょう。
雰囲気を良くするためには以下の方法をおすすめします。
・名前を呼ぶ
なんか知らんけど、お互いに名前を覚えて呼んでいたインターンのほうが雰囲気良かったです。
理由は多分心理学的なものになるから割愛します。
・席に着いた時から話しかけてみる
結局みんな緊張してるんですよ!
そこに一人、笑顔で「こんにちは」と言ってくれる人がいるだけで、「優しそうな人がいる……良かった……」と安堵の輪を広げることができます。その笑顔こんにちは人に、あなたがなりましょう。他人に期待しても始まらないから。
レッツスマイル、リピートアフターミー。
「こんにちは~!よろしくお願いします!○○です!」
よくできました。
自己紹介終わった後に何話せばいいか分からない人へ!
「ここまでどうやって来ましたか(電車何線?)/どれくらいかかりましたか?」
「この街来たことありますか?」
「(変な天気だったら)今日の気温やばくないですか?」
ここら辺、うまいこと話が繋がります。
ちなみに、グループワーク前の雑談タイムで盛り上げ役になった人は、グループワークのリーダーになりやすかったです。
まああなたがリーダーになりたいかはさておき、役割は決めておくべき。自分はたくさん発言できる!大丈夫!と思うなかれ、それはそれでいいんだけど、周りがあんまり喋らないタイプだった時にきついんですよ。役割を決めておくことで、ある程度の参加強制力があるから、あなたがでしゃばりに見える危険も回避できるってわけ。
②他の就活生から学ぼう
インターンは企業理解を深めるイベント。それも正解ですが、インターンは
他の優秀な就活生と出会える場でもあります!
何も連絡先を交換してその後も関係を続けろと言っているわけではありません。ただ、その与えられたインターンの時間だけで意外と吸収できるものです。
①に挙げた雰囲気良くする戦法・名前呼び戦法はとある企業のインターンで出会っためっちゃすごい就活生から学んだものですし、彼女が日経新聞をスクラップしていたことに感化されて、私も始めたりしました。学ぼうとする姿勢は大事です。
・スタンプラリーだ
これは別にあなたが気まずい思いをしない方法ではありませんが、とあるインターンで出会った就活生の言葉を載せておきます。
「ぼく、インターンってスタンプラリーみたいなものだと思ってるんですよね~~」
名言だと思いました。企業のイベントってたくさんあるから、どこまでいけば分からないですよね。行き過ぎて疲弊するのは避けたいし。でも、行けば行くほど企業側から認知される確率が高まるのは確かです。スタンプラリーを埋める感覚で、とりあえず行ってみよう!
【筆記試験対策】
さあさあそれでは筆記試験の話をいたしましょう。
ただ、筆記試験に関しては過去の就活記事できれいにまとめられていますから、それを読めばOK。
ここではちょっとだけ付け足しです。
大手に行きたい人、志望企業が筆記試験をテストセンターで受けろという人は、頑張ってください。
だいぶ無責任な発言ですが、大手は最初に筆記試験で足切りすることがあります。あんまり取れなかったらESすら書かせてもらえません。
それからテストセンター。ここは持ち込めるものがほとんどなく、電卓すら使えないので、実力勝負に近くなります。こういう場合は、持ち込めるものである自分の頭を、ある程度完成させて置かなければきついです。
参考書は売れ筋かどうかより、実際に自分の目で見て、自分が分かりやすいと思ったものを買いましょう。
タイマーを活用して、時間との戦いの中で解きましょう。結構焦ります。
あと私、筆記試験でわからない分野があったら、意外と中学受験用の参考書を見たらいいんじゃないかと思ってるんですよね。ベストチェックとか(元日能研生)
【志望度整理】
次は志望度の整理です。
ここで考えてほしいのは、実際に入社したとして、自分が幸せになれる企業はどこか、自分目線で考えてほしいということです。
もう少しはっきり言いましょう。
世間で言われている評判に振り回されないでください。自分の直感を信じてください。
就活は恋愛だと、アリオーゾの先輩が言っていました。
私は、その言葉を借りるなら、入社先を決めるのは結婚だと思っています。
例えばあなたが、ものすごく見た目も良くて、ハイスペックで、高収入で、みんなに憧れられているような人にプロポーズされたとします。
その人と結婚すれば、あなたは羨ましがられ、ある程度安定した生活も間違いないでしょう。
しかしその人は、あなたと二人きりになった瞬間、モラハラやDVの片鱗を見せてきます。
さあ、どうする?という話です。ハイスペすごい人=大企業、結婚=入社、モラハラDV=ハラスメント、ブラック労働と置き換えて読んでください。
もしあなたが、「モラハラやDVがあっても、大事なのはスペックと収入!それが私の幸せ!」というならそうすればいいんです。でも、「なんかおかしいとは思ってるんだよね、でもみんなが『あの人と結婚すれば絶対幸せだよ!』っていうからなあ……ここで逃すのももったいないのかな……でも絶対こき使われるよな……」みたいなことを思っているなら、その違和感を見過ごさないほうが幸せになれるのではないでしょうか。

そりゃ離婚(=転職)だってできるけどさ! じゃあそれまでの期間辛くていいのかって言ったらそういうことじゃないじゃん!
そこで判断材料になるのが、会社や社員さんの対応になると思っています。自分に合うところ/自分を大切にしてくれるところを探そうぜ!
【面接】
場数を踏もう。
すみません、これに関してはありきたりなことしか言えません。
キャリアセンターの人や他の人と面接練習をするのが良いでしょう。
あとは私が学んだことを書いておくとすれば、
①緊張したときのおまじない
これはXで見かけたもので、私オリジナルのものではないのですが、入る前に
「ショートコント、面接!」
と呟くと良いです。応用も可能です。「ショートコント、インターン!」「ショートコント、グループディスカッション!」
私はこれでなんとかなりました。
②この学部なのになんでこの業界?と言われた時
私は学部と全く関係ない業界に就職が決まりました。この質問も聞かれました。
こういう質問は、
「学んだからこそ分かるその分野の限界」
を話せば良いです。私は文学部だったので、
「本というものは相手に届くまでにすごく時間がかかり、正確に届けることも難しい。本の中には広い世界が広がっているのに、限られた外見で相手に読ませたいと思わせ、開かせなければ始まらない。その上、その世界を再現できるかは、相手の頭にかかっている。こちらが提供したいと思ったものを、相手に直接届けることはできないのだ。しかし、届けたいものを直接現物として提供する御社なら~~」
みたいな話をしていました。長く関わったからこそ別のもののほうがやりたいことを実現できると思ったんだよ、という論理展開ですね。
それと、「学んだことをどう活かしていきますか?」系の質問は、知識といった限られたものではなく、「思考方法」みたいな何にでも応用できるものを答えれば良いです。
【1・2年生へ】
では、最後は1・2年生に向けて。私は「遊べ!」以外のことを言いますよ!
就活資金を貯めろ!

これ、すごく癪だと思うのですが、数万円は就活資金としてよけておいたほうが、就活時の自分が泣かなくて済みます。
冒頭にあげた服代・証明写真代以外にも、企業までの交通費(ないと思っておいたほうが良い)、企業研究代がかかります。企業研究代というのは、その企業の商品を実際に買ったり、施設に行ったりする場合にかかるお金のことです。やった方が差がつくと思います。
特に、就活が忙しいとバイトを減らさざるを得なくなったりします。やりたくないことやってるのに収入すら少ないと、本当に虚しくなります。
特別に働けなんて言いません。でも、お金を使い切るなよ、ということです。
あとは好きなことに打ち込んでください。私はサークルとバイト三昧でしたが、おかげでいろんなエピソードがあって、面接で用意していなかった質問が来ても答えられました。おう、なんでもあるぞ、持ってけ持ってけ、という気持ちでした。
【その他】
その他、どこに分類すればいいか分からなかったけど、やってよかったことを書いておきます。
・Googleアカウントの新規作成。就活専用アカウントにして、Gmailに連絡を一本化。ドキュメントに出したESを全部コピペ(1ファイルが1ES)。スプレッドシートで企業管理。ドライブで写真管理。
・好きなもの100個書き出す。意外と「あなたの好きなものを~~」みたいな質問あるから、自分が何を好きなのか、把握しておく(自己分析だね)
・写真を撮る。好きなものとの写真、何かを頑張ってるときの写真。マスクは外す、企業に見せられるくらいの写真を撮ってもらおう。
・日経新聞スクラップ。チラッと書いたけど。朝のニュースの時間は寝ている私にとって、良い情報収集だった。

・バイトに通常通り入る。完全固定シフト制だったからできたこと(バイト先も事情を理解してくれたし)かもしれないけれど、強制的に人と関わる時間が生まれて、気分転換になった。
ずいぶん長い記事になってしまいました。最後までたどり着いてくれた方はいらっしゃるのかしら。ありがとうございます。
こんなに就活やりたくないよ!という方へ。私はかなり真面目な就活生だったと思います。OBOG訪問こそしていませんが、イベントは片っ端から行ったり、選考に挑戦したりしていました。正直ここまでやらないと納得内定は得られないかというと、きっとそうではないと思います。アリオーゾには頑張らない就活のすゝめという記事もあるので、ぜひご覧ください。
ちなみに、私のペンネーム・ジョーは『若草物語』のヒロインから借りました。
ジョーはこんなことを言っているシーンがあります。
だめねえ。まあ、一生懸命やるほか、仕方がないわ。
就活はこんなメンタルで臨もう!じゃあね!
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