【プロフィール】
高橋 優輝 (たかはし ゆうき)
卓球部
文学部史学科・2年
見た目の10倍難しいのが卓球
──上南戦への意気込み・目標を教えてください。
昨年男女ともに南山大学に勝つことができたので、今年もしっかり勝ちたいです。選手それぞれのレベルは高いけれど部員が少ないのが悩みですが、勝ちにいきます。
──昨年の上南戦結果をふまえて何か練習で強化したことはありますか?
自分のミスで失点が多かったので、ミスを少なくするよう意識しながら練習しています。特に攻められて失点ではなくチャンスボールなのにミスることが多く、決定打ができなかったので改善中です。
早すぎてめっちゃくちゃブレる
──このスポーツの魅力は何ですか?
見た目の10倍難しいことですかね。
──そうなんですか?なんとなく卓球ってポンポンやっているイメージがあります。
そう見えますよね。でも球の回転量、スピード、ラケットの面の向け方、コースなど色々考えながらやっているんですよ。あとはデュースのときの駆け引きですとか、心理戦の部分もあります。
──奥が深いんですね!
いかに相手を騙すか、そこが大事です。同じフォームでも上回転、逆の下回転、無回転などを出すことができるので、フォームと回転の組み合わせでサーブは10種類以上あります。
昔から「チョレイ」はすごい選手だった
──この競技を始めたきっかけは何ですか?また、何歳から始めましたか?
男子って小さい頃にサッカー、野球、バスケとか何かしらスポーツをやるじゃないですか。でも僕は何もスポーツをやってなかったんですよ。で、中学に入った時にそういうスポーツを始めたら敵わないだろうなって思ってたら友達から卓球に誘われたので始めました。
──卓球って幼い頃から英才教育をするイメ―ジがありましたけど、高橋選手は違うんですね。
そうですね。でも始めた時から割と筋が良かったらしく、部活からクラブでやるために転校して、高校は卓球の推薦で入りました。高校では全国に出たこともありますよ。その会場に張本選手がいて…
──あの「チョレイ」の張本選手ですか?
その張本選手です。僕が高2のときなので彼はたぶん小2だったと思うんですけど、速さとミスの無さが尋常じゃなくて、やばいと思ったのを今でも覚えています。
──小学生のころから圧倒的に強かった張本選手、おそるべし!
床に落ちた球を虫取り網で集める、シュールな光景。
アメリカ留学が楽しすぎた
──最近嬉しかったことはありますか?
誕生日を留学先で迎え、現地で知り合った友達にステーキをおごってもらったことです。
──それは嬉しいですね!どちらに行ったんですか?
上智の海外短期研修でアメリカのカリフォルニアに行きました。全部おごってくれたのでめっちゃ嬉しかったですね。ちなみにその友達は他大の日本人なんですけど、今でも飲みに行きます。これ留学あるあるだと思うんですけど、現地で知り合った外国人よりも日本人と仲良くなりやすいんですよ。
──そうなんですね。今でも交流があるっていいですね!
──留学中はどのように過ごしていたんですか。
授業がある日は丸1日使ってしまうので、休日にいろいろなところに行きました。ヨセミテ国立公園に行ったり、アウトレットに行ったり……そこで10万円くらい使っちゃいました。
──10万円はすごいですね。でもとても満喫していて羨ましいです!
楽しかったです!でも向こうで卓球をやっていなかったので、1ヶ月ブランクができてしまったんですよ。帰国後、めっちゃなまっててびっくりしました。2、3週間くらい練習してやっと感覚が戻ってきた気がしますね。これだけ長く卓球から離れていると、「あぁ卓球したい!!」っていう気持ちが強いのでモチベーションは高いですね。卓球がやりたくてしょうがないです。
普段の高橋選手は…?
──趣味・特技を教えてください。
趣味はマンガです。高校の頃は全然読まなかったんですけど、大学に入ってからマイブームが来ました。通学に片道1時間半かかるので暇すぎて読むようになったのがきっかけです。
──電車って暇になりますよね。どういったものを読むんですか。
弱虫ペダル、DAYS、食戟のソーマ、NARUTOとかですね。王道系ばっか読んでいます。
──好きな授業・面白い授業を教えてください。
総グロの赤堀先生のグローバル化の人類学です。赤堀先生の弾丸トークが面白くて、本当に人類学とか先生の専門のアラブ文化が好きなんだなって思います。ガチ勉したのにBでしたけどね。
──私もこの授業を取ったことがあります。面白いですよね。ちなみに史学科の授業はどうですか。
個人的にはちょっとつまんないですね。だから他の学部の授業とかいろいろ取っているんですけど。そもそも史学科に入ろうと思ったのが、浪人時代、予備校の世界史の先生が面白かったからなんですよ。その先生は世界中を旅していて、自分の経験をたくさん教えてくれる人でした。それで世界史にはまっちゃって、もう世界史バカでしたね。それで受験も史学科を中心に受けていたんですけど、いざ大学で授業を受けてみたらまあ面白くない。もしできるなら受験期に戻ってやり直したいですね。
──高校までの授業と大学の授業ってかなりギャップがありますよね。私も1、2年の頃は自分の学科の授業嫌いでした…
──学科でのあなたはどのような感じですか?
いつも固定メンツで授業を受けているのでそんなに友達はいないです。学科の友達より卓球部の人といた方が楽しいですね。うちの部はいい意味でバカばっかりで、くだらないことで盛り上がれるんです。ノリもいいし、面白い人が多いし。
──そういうことを一緒にやれるって本当に仲がいいんですね。仲がいいチームって魅力的だと思います。
──ありがとうございました!
【取材を終えて】ド素人のアリオーゾ取材班に対してもわかりやすく卓球の魅力を教えてくれました。インタビュー中は部員の方が声をかけてきたり、反対に高橋選手が部員の方に質問したりと和やかな感じでした。アウェイでの試合ですが、勝利の一報が聞けることを期待しています!
この記事を応援しよう!
「スキ!」を押すとこの記事を書いたトントンが喜びます!