web記事みくじの裏側!

こんにちは!最近、友達に「動物に例えるならシュッとした犬」と言われたcastleです!

ソ祭が終わって早1ヶ月……。

アリオーゾにお越しいただいた方、本当にありがとうございました。

私は準備からの4日間、アドレナリンが出まくるわ、胸がいっぱいで固形物が喉を通りにくくなるわ、とりあえず「普通じゃない」状態でした。
ちなみに、ご飯を全然食べられなくなっていたので、痩せてる!?なんて期待して体重計に乗ったら、前と1gも変わっていませんでした。どういうことでしょう?

……そんなことどうでも良いんだった。

あの、皆さん、こちらの箱に見覚えありません?

もしくは、これ。

web記事みくじって言うんですけど。ソ祭のとき、ときには受付、ときには出口に置いていました。直に持ちながら、「おみくじ引いてみませんか?」と声をかけて回っていたこともあります。

このweb記事みくじやりませんかって言い出したの、私なんです。

……ああ、言ってしまった……。

実はこれ、言うかどうかすごく迷ってました。だって「黙ってやるのがかっこいい」みたいなところあるじゃないですか。聞かれた時だけ、「まあね笑」って感じで答えるのめっちゃ良くないですか?

それに憧れてはいたんですが、私にそれは無理でした。

もともと私はあまり黙っていられるタイプではなく、「これこれこういうことがあって、こんな気持ちになった」というのを聞かれてなくても言ってしまうことが多々あります。多々っていうか、いつもそう。だから、このみくじ作りの色々も、聞いてもらいたくなっちゃったんです。

というわけで、少々お付き合いくださいな。

アイデア~10/12(ソ祭まであと3週間)~

毎週恒例水曜の活動にて、我々アリオーゾは企画決めをしました。

もちろん目玉企画は射的or輪投げ→駄菓子すくいでしたが、何かもう1つないかという話になり……。
家に帰って色々考えていました。

そこで私castle、中高時代の学園祭で、おみくじをやっていたことを思い出します。
あっ、部長、見てますか~~??彼女はこの前私が書いた記事を読んで、LINEで感想をくれました。優しいですね。

話を戻して。
「これをアリオーゾでやったらどうなるだろう?」と思いました。

web記事をおすすめする内容で、しげるのデザインの箱に入っていて、お客様に引いてもらう。え、良くない?もっともっとアリオーゾwebを見てもらえるようになるんじゃない?

なんだかワクワクしてきたので、代表であるゆきさんに連絡をしました。

OK!!!!

だけどさすがに1人じゃ無理です。
協力者を募ったところ、ロールプレイング高橋(以下、高橋)が一緒に作ってくれることになりました。

製作開始 ~10/24(ソ祭まであと8日)~

許可取ってから製作開始までだいぶ空いてない?と思ったそこのあなた。色々事情があったんです。
サボってないよ。……本当だよ?

それはさておき、まず、紹介する記事を決めます。
本当は全部紹介したいところですが、それだと数が多くなりすぎてしまうので、

・割と新しめであること(主観でしかないね)
・偏りすぎないこと

を基準に、全30記事を選びました。

恋愛運、金運、なんておなじみの運はもちろん、「しげる運」などオリジナルのものも作りました!

それからこだわったのは、「読んでみようかな」と思っていただいてすぐ読めるよう、QRコードを載せたこと。

その次に決めたのは、デザイン

神社のおみくじって、外側になんかイラストみたいなのがついてますよね(語彙力)。
赤だったり黒だったり色々ですが、「おみくじ」とか書いてあるやつ。

「web記事みくじにもそういうのが欲しいな~!しげるとか載せちゃってさ!」
高橋「じゃあ、こんなのどう?」

高橋、何者?

「す、すごくない……?」

色味はレトロで可愛いし、「うぇぶ」ってひらがなになっているのが和な感じでとても良い!!
即決でした。ありがとう高橋。私もとってもお気に入りのデザインです。

内面は、QRコードに紹介文、記事タイトルをいい感じに配置するよう頑張りました。

テンプレートを作った後は、高橋とひたすらに文字を打ち込み、画像を入れました。

印刷~10/29(ソ祭まであと3日)~

デザインが出来たら考えなきゃいけないことは、印刷ですね。

そのちょっと前に、みくじを400個作ることが決まりました。1つのみくじはA4 4分の1サイズなので、合計100枚印刷することになります。

コピーが一番安いコンビニはミニストップなので(なので、とか言いながら初知り)ミニストップで印刷することが決定しました。

ただ、ミニストップの店舗って少ない。うちの近所にはありませんでしたし、そもそもデザイン段階で2人ともちょっとお疲れ気味でした。ミニストップもっと増えてほしい。ハロハロ食べてみたい!

印刷に走れる方を募集したところ、4人の方が応えてくれました。
なんとかミニストップで印刷できそうなので、誰にどれを何枚お願いするか、高橋と相談します。

高橋「この前どのファイルを何枚印刷するか、議事録に残したはず」

そうだ、決めたんだった!あー、なんだ!すぐ終わるじゃん♪(議事録を開く)
あった、これこれ……。

何を言っているんでしょうね~~??

私は国文学科です。私大専願です。高2の3月にギリギリ単位をとってから、数学とは全く関わっていません。

高橋も国文学科です。国文学科はみんな数学が苦手、とは全く思っていませんが、彼女に限っていうと、私と同じく数学が苦手です。

……もうお分かりですね。

地獄ですよ。

プライバシー保護のため、LINE上の高橋は”山”でお送りします

ときどき、「あっこれいけるんじゃない!?」みたいな計算式にたどり着くこともありました。
が、種類ごとに計算すると合計400にならない。

メモの文字が雑。限界を感じる

完全に限界を迎えた高橋から一言。

頭も心も疲れ切っていた私は、このLINEを見て爆笑しました。

時刻は23:46。両親も別室で寝ており、家の中は静まり返っています。
そんな中、私の部屋だけに明かりがついていて、私のこらえきれない「ふっふっふっふっふっw」みたいな笑い声だけが響きます。

2人じゃ40分かけても答えが出ませんでした。
助けを求めることにします。

2分後、からしから返信が来ました。(LINE上では電灯になっていますね)

排出…確率…?

何を言っているんだかさっぱり分かりません。頭が疲れているのと、あとは語彙力の問題な気がします(国文学科なんだけどなぁ……)

調べてみると、排出確率は「レア度」みたいな感じらしいです。

調べていたら0:00になっていました。世の中において、0:00に送られるLINEのほとんどが「お誕生日おめでとう」だと思うのですが、私の送った文章といったら。悲しくなってきます。

あざらし=高橋(なぜか山のアイコンにならなかった)、電灯=からし。

私、説明下手だな。

ですが、からしは何と答えを導き出してくれました。

秒で解決して、高橋も大興奮。

からしのLINEアイコンから、後光が差して見えました。この恩はどこかで返したいと思います。

この後、それぞれにファイルを送って印刷をお願いし、やっと眠りにつきました。1時ごろでしたかね。人生で一番遅くまで起きていた日でした。

切って折って貼る~10/31(ソ祭まであと2日)~

「本当に、印刷枚数分からなかった時、どうしようかと思った……。助けを求めて良かった。数学って難しいね」
高橋「あれ算数だよ」

確かに。

皆さんが印刷したものを届けてくれたので、いよいよお客様に配る形にしていきます。

作り方はこう。

紙を切る→三つ折りにする→マステ貼る→「web記事みくじ」の紙を貼る

ひたすらに切っていきます。

この時、部室にいたぴっぴさんに「castleちゃんハサミ上手だね」と言われて、私はハサミが好きになります。(危ないやつじゃないですよ)

さすがに、100枚超の紙を2・3限の時間に切り終えることは出来ませんでした。

「そんなこともあろうかと、箱持ってきたんだよ。これに入れよう」
(切った紙全部箱に入れる)
「あー…これじゃみくじって分かりにくいかも…」
高橋「な触りそって書いとけば?私たち国文学科だし」

バリバリ本名書いちゃった☆

まさかオリエンタルトラフィックの箱も、ローファーが入っていた翌日にみくじを入れられるなんて思っていなかったでしょうね。ごめんね。

切って折って貼るpart2~11/1(ソ祭前日)~

9:00に学校に着こうと思っていたんですが、無理でした。のんびりしちゃった。10:00頃から作業をスタートします。

高橋も同じ頃に部室にやってきました。

高橋「思ったけどさ、箱作らなきゃいけないよね」

ウッッッッ。

すっかり忘れてました。そうでした。しげるのデザインの箱がいい♪なんてぬかしたのは、でした。

ということで、高橋箱担当みくじ担当で、並行して作っていくことになりました。

高橋による箱作り~

まず、100均で買ってきた抽選箱を用意します。

高橋「えっ箱ってどうやって組み立てるの??こうじゃないし、あれ?」
「ちょっと貸してみて!……あれ、出来ないね……」

そうこうしているうちに、奇跡的に(?)組み立てられたので、外に貼っていく画用紙を切ります。

高橋「色味が完全にとあるカードなんだよね」

切った画用紙を箱に貼り付けて……
高橋「両面テープどっか行っちゃった」

ボンドで代用しました。

高橋「ノープランで作り始めたからちょっと雑だな。実際貼ったらはみ出しちゃった」

とはいえ4面貼ることが出来たので、ついに正面に取り掛かります。
しげるの顔。絵心のないには絶対に出来ません。頼んだぞ高橋

高橋「顔どうなってんの???」
しげるの顔、意外と複雑でした。

高橋「違うな。なんかほっぺみたいなのついてる。え???」
  「うーん完全に目がアウトだな」
  「しげるムズッ。顔が上に寄っちゃったよ。大丈夫?しゃくれてない?」

そんなこと言いながら、高橋、冒頭にあげたこの写真の箱を作ってくれました!!!
いや、もう、さすがとしか言いようがない。

もう1回あげちゃう

「すごい!!めっちゃしげるだ~!!ありがとう!!」
高橋「なんだあのウサギ」

高橋、あれはしげるだよ。

午後になりました。

私castle、教室準備のシフトの時間です。みくじの準備は途中ですが、もちろんシフトを優先します。この頃から、「もしかして終わらない……?」という不安が胸をよぎるようになりました。(もっと早く気付け)

そこに、救世主が現れます。

「これ切ればいいの?」
「ここにあるの折っちゃうね!」

そう、教室準備に入っていたアリオーゾ部員の皆さん……!

大量の仕事を前に、満面の笑みでピースしている折り貼りチームの皆さん。ルンルンで大きく手を伸ばしているのは私
チョキチョキチームの皆さん。こちらは真面目

この時の気持ちを、どこかで味わったことがあると思って、記憶を遡ってみました。あれです。映画『サマーウォーズ』で、ナツキが負けそうになった時、世界中の人がアカウントを提供してくれたあのシーンを見たときの気持ちでした。分からない方は、多分来年の夏あたりにまた放送されると思うので、そちらをご覧ください。

こんなにたくさんの方に協力していただきましたが、400枚はさすがに終わりません。教室は17:00に出なきゃいけないルールです。どうするか。

「部室、行こう」

高橋と、この後予定が無いという大吉が残ってくれることになりました。

空は暗くなり始めています。みんな北門に向かっているけど、私たちが向かうのは反対側のホフマンホール。ここまで来ると深夜テンションです。

部室にてひたすらマステとイラストの紙を貼っていきます。

高橋「わー、私三つ折り下手だわ」
大吉「マステのはずなのにちぎるの難しい」

それでもやっていきます。

荷物を取りに来た もーだ が、ゴミを集めてくれている

途中で荷物を置きに来た、ゆきさんに撮っていただきました。家に帰ってカメラロールを見たら、ゆきさんは私のスマホで自撮りをしていました。人のスマホで遊ばないで下さい。

高橋「BGM欲しいよね、呼び込みくん鳴らす?」
「やめとこ、虚無感増すだけだと思うよ」

大変ですが、おしゃべりをしながらだと気持ちがずいぶん楽です。

色んな話をしましたが、特に「『私はどっちを選べばいいの~~!?』みたいな少女漫画が許せない」、という話で盛り上がりました。あれ本当に何なんだよ。どっちも選ばないという選択肢もあるんだぞ?

大吉「だいぶ貼ったね、今何時だろ?」
「えーっとね……」(スマホポチッ)

「……不在着信……?」

ちょっと前に帰ったはずのゆきさんから不在着信が入っていました。

こっっっっっっわ。

無視したい、すごく無視したい。ただ、そうもいかないのでかけ直します。

「電話とれなくてすみません。どうしました?」
ゆき「実行委員会から教室に飲みかけのペットボトルが放置されているとの連絡があって、回収してくれとのことなんですが、誰か行ってきてくれませんか?」

知ってます。時刻は18:33。さすがに皆さん帰ってます。学内に残っているアリオ部員は、この3人だけ。

行くしかないじゃんか~~!!!

「分かりました今から行きます」
そう言って電話を切りました。

……怖くない?真っ暗な1号館とか、恐怖でしかなくない?
そりゃ私は、「おばけよりもセミが怖いcastle」だよ、でも、おばけはおばけで怖いよ?暗くて人がいないところとか、いかにもじゃん。別に出るって噂はないけどさ。

「あのさー」

高橋大吉に事情を説明します。一緒に行こうとは言えません、なんせ、作業がまあまあ残ってる。かと言って、代わりに行ってもらうのも違う。ただ、私から「怖くてたまらない」オーラが出ていたんでしょう、

大吉「2人で行ってきたら?気分転換にもなるし。作業進めておくよ」

……大吉……!

なんて優しいんだ。私はこの時、大吉に超良いことがあるように強く願いました。

「お茶なんてあったかな~」
高橋「捨てた気がするけどね」

教室の電気をつけます。
ありました。◯茶が。

同時に私は、あることを思い出しました。斜めに傾いた机から、このペットボトルが落ちそうになった時、とある練馬区民が「それ俺の◯茶だからな!!」と叫んだことを。

はい、回収~~。もちろん、ちゃんと捨てておきました。

一件落着で、部室に戻り作業を再開します。

高橋「量が多い。多すぎる」
「言えてる」

19:19

完成~~!!!!

拍手喝采。達成感が半端なかったです。
「お疲れ様!!」と言いあって、四ツ谷駅で解散しました。

配布!~11/2-4(ソ祭当日)~

さあ、当日です。昨日できたみくじを、高橋が作ってくれたしげるの箱に入れて、準備完了。

あとは、受付の方に「おみくじ勧めるようお願いします!!」とわがままを言ったり、自分がシフトのときには「おみくじ引いてみませんか~」と言って回りました。

「すごーい」とか、「〇〇運だって!」とお客様が楽しんでくださるのをこの目で見られて、とても幸せでした。

部員にも好評でした!引退したアリオ部員のYutooさんにも、「めっちゃいいアイデアだね!」と褒めていただき、心の中でガッツポーズしまくりでした。

そして、最終日の14:18。

全てお客様の手に渡りました!!!!!

胸がいっぱいになりました。
頑張って良かった、心からそう思いました。

おみくじを引いてくださった方、ありがとうございました!

引けなかったよ、という方は来年ぜひ引いてくださいね。そのために、どんな内容のおみくじがあったかは書かないでおこうと思います。(別に面倒くさいわけじゃないですよ)
ワクワクしながら引いてほしいので!

それから、ソフィア祭でアリオーゾのことを知っていただいた皆さん!ぜひぜひ、これからも見ていってくださいね。よろしくお願いします。

ちょっと語りすぎましたかね。最初に少々お付き合いくださいなって言ったのにね。

ここまでcastleがお送りしました!(ぜひ覚えていってね)また何かの記事でお会いしましょう!

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投稿者: castle

おばけよりもセミが怖い! 国文学科3年です。
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