【プロフィール】
永久保 侑祐(ながくぼ・ゆうすけ )
男子バスケットボール部
理工学部機能創造理工学科3年
上南戦の圧倒的勝利で春シーズンを締めくくりたい
——上南戦の思い出は何ですか
昨年度の上南戦の盛り上がりは印象的でした。
いつも普通に練習している上智の体育館に、埋まり切らないほどの観客が押し寄せ、観戦してくれました。大勢の中でプレーできたことはとても良い経験で、久しぶりに“緊張感”を味わいました。
——“緊張感”とはどういったものでしょうか
OB・OGを含めた大学関係者や、多くの学生に囲まれているので、「良いプレーをしたら、会場全体が盛り上がる」という思いが強くありました。その意味で、他の大会とはまた違った緊張感や盛り上がりがありました。
——南山大学の印象はいかがでしょうか
実は、まだ南山大学に行ったことがないので、あちらの体育館の様子はわからないんです。
でも、他の競技を含め、「もう上智には敵わないな」という印象を与えたいです。それができれば、会場全体のムードがこちら側に来ますよね。そういう試合をしたいです。
——上南戦の位置付けについて教えてください
部にとって最重要であるリーグ戦は9月に開催されます。
そのリーグ戦前に行われる最後の公式戦が上南戦なんです。2月のシーズンインから練習してきた結果が、上南戦で発揮されます。まさに総決算といった感じです。
3年生キャプテンとしてチームを引っ張る
——バスケットボールの魅力は何ですか
野球やサッカーと違い、バスケットボールは攻守の切替りが激しく、得点が多く入ります。また、1つひとつのプレーに緊張感があるのも、魅力だと思います。
得点の取り方は様々です。中でも*バスケットカウントで決まったシュートや、実力が拮抗している相手から奪う3ポイントシュートが非常に盛り上がります。流れをつかめるプレーだからです。
*バスケットカウント:オフェンス側がシュートをしている間に、ディフェンス側からファールを受け、かつそのシュートが決まった状態を指す。オフェンス側は、シュートを得点として認められる上に、フリースローが1本与えられる。
——自分のプレーで注目してほしいポイントはどこですか
僕のポジションは、ポイントガードからフォワードです。バスケ用語でいうと、1番から3番までです。自分からリングに向かって行き、得点を決めたり、パスをしたりします。注目して欲しいポイントは、ドライブからの得点とそこからのパスです。1番から3番までの全員がこれをすれば、相手のディフェンスをかき乱し、ペースをものにすることができます。
——永久保選手はキャプテンでいらっしゃるんですか
はい。キャプテン決めの際、当時2年生の僕に推薦がきました。その時は最上級生という自覚もなく、チームを率いるということを考えたこともなかったので、初めは悩んでいました。
でも、推薦は他の部員からの僕に対する期待です。今は、それに全力で応えるつもりです。
3年生がキャプテンを務めるのは、あまり前例がありません。逆に良い機会だと思っています。
——キャプテンとして心掛けていることはありますか
昨年までは、ただ与えられた練習メニューを全力でこなしていました。
しかし、キャプテンになってからは、日々の練習の重さを強く感じるようになりました。1回の練習をただこなすのではなく、より質の高いものしなければ成長はできません。現状維持ではダメなんです。
また、練習メニューのマネジメントや部全体の盛り上げにも気を配るようになりました。キャプテンとして、「チームを引っ張る」ことが重大だと思っています。
男子校から男子校へ?!——永久保選手の学生生活に迫る
——最近嬉しかったことは何ですか
体調が良くない時に同期が看病してくれたことと、練習中に怪我をした時、後輩達が僕を担いでくれたことです。みんなの温かさを感じて、とても嬉しかったです。
——先輩・後輩の関係はどうでしょうか
和気藹々としていますが、ある程度の上下関係は守るようにしています。
結局、バスケットボールはチームスポーツなので、5人がコートに出れば先輩・後輩は関係ありません。だから、練習中は上下関係なく言い合ったり、考えたりしています。
——学科での生活はいかがですか
特に目立つこともなく、友人と平穏に過ごしています。
機能創造理工学科には120名程度学生がいますが、男女比は8:2くらいだと思います。
——上智の理系は、女子が多いと聞きましたが……
女性が多いのは物理生命理工学科だと思います。うちの学科は少ないです。
——女子がもっといればなぁ、と思うことはありますか
ありますね(笑)。高校が男子校だったのですが、大学に入っても同じような感覚です(笑)。
——最後に読者に一言お願いします
バスケ部のことを知ってもらう機会は、リーグ戦か上南戦しかありません。その中でも上南戦は、上智大生が観戦する環境としては万全だと思います。見にきてくれた方に対して「最高の試合をしたい」という気持ちで練習をしているので、応援してくれたら嬉しいです!
【取材を終えて】取材を通して、永久保選手の熱い思いが伝わってきました。部に対する真摯な態度とバスケットボールに懸ける情熱が、永久保選手を頼れるキャプテンたらしめているのだと強く実感しました(翻って、自身の至らなさを実感させられたことは、言うまでもありません)。
上南戦でのご活躍を楽しみにしております!
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