【プロフィール】
吉迫大希(よしざこ・だいき)
応援団吹奏楽部
文学部史学科2年
選手を勇気づける応援を心掛けたい
──上南戦への意気込みをお聞かせください
自分はユーフォニアムという主にメロディーラインの裏を演奏する立場なのですけど、部の一員として当然選手を勇気づけられるような演奏を心掛けたいです。
──昨年の上南戦の印象はいかがでしたか?
色々な団体の試合の演奏しに行ったおかげで今まで触れたことのない応援の熱気であったり、スポーツそのものを知れたのがとても印象深いです。
──昨年の演奏を踏まえて改善・強化したポイントはありますか
昨年は楽器を始めて3ヶ月だったもので音量が足りなかったです。なので基本練習の中で音量を上げていけるように肺活量の強化も少し意識しましたね。
──未経験の状態で楽器を始められたのですか?
以前からギターとかには触れていたので音楽や楽器というものが全くの未経験というわけではなかったですけど、本格的に部に入ってそれも金管楽器を演奏するというのは初挑戦でした。
──なぜユーフォニアムを選んだのですか
純粋にメロディーラインの裏を支えるような役割をしたいという気持ちがきっかけだと思います。とにかく大学に入って新しいことに挑戦すると決めていたので抵抗なく選びました。
──上南戦ならではの演奏面で苦労はありますか
2日目に屋外でアメフトとラグビー部をダブルヘッダーで応援した時ですね。夏場なのでとにかく暑かったです。しかも当然僕の扱う楽器は金管楽器ですから熱膨張の対策で音程を少し下げなければならないので、調律に苦慮しましたね。逆にアイスホッケー部の時は寒いので金属が収縮しちゃいます。結果として上南戦全体を通して音程管理は勉強させてもらったですし難しさも感じましたね。
──ご自身の注目ポイントはありますか
先ほどから何度も挙げているように普段の演奏ではメロディーラインに隠れてしまっているのでわかりにくいと思います(苦笑)。ですので部の演奏全体に注目してもらえればありがたいです。
──では演奏演目の中で注目曲はありますか
そういえば「学園天国」でほんの少しのパートだけ自分もメロディーラインに躍り出るので注目してもらいたいですね。応援団全体としても力を入れている曲なので3つの部それぞれの工夫が垣間見えると思います。
楽器のレパートリーを増やしたい
──吹奏楽部員としてこれからの個人目標はありますか
まだまだ初心者なので少しでも技術を上げていって全体を支えられるようになることが第一ですね。あと演奏できる楽器のレパートリーを増やしたいなと思います。
──すでにほかの楽器に取り組まれているのですか
去年の7月からチューバを始めました。あとフレマンの時期に合わせて演奏できるように今年の3月からスーザフォンと言ってよくマーチングや甲子園のアルプス席で見かけるより大きな金管楽器を始めました。
──楽器を掛け持ちされて何か変化というのはありましたか
後から始めたいずれの楽器もユーフォニアムに比べたら音程が低いので、同じ音階を出すためには一層の肺活量が求められました。でもおかげで肺活量を鍛えられたので以前に増してユーフォニアムが演奏しやすくなりましたね。
普段の生活にまで音楽が関与!?
──最近嬉しかったことは何ですか
史学科は2年からプレゼミというのがあって自分の興味分野である日本古代史の教室に入れたことですね。古代史というと例えば平安時代だったら陰陽師であったりファンタジーな舞台でもあるので中学生のころから好きですね。
──趣味や特技はありますか?
ゲームセンターのアーケードゲームでCHUNITHM(チュウニズム)っていうリズムゲームにハマっていますね。
──割と遊びの中でも音楽が関与しているのですね
そうですね、意外とここから普段のリズム感だったりは養えているのかもしれませんね。
応援を通した新たな出会い
──改めて応援の魅力とは
それまで触れたことのない臨場感に浸れることですね。冒頭で挙げたように今まで観に行ったことのないスポーツに行ったりすると色々な出会いがあると思います。
──最後に読者に一言お願いいたします
今年は南山大学さんでの開催なので実際に訪れて応援するのは難しいと思います。ですけど応援はとても楽しいものだと確信しているので、皆さんも是非思い思いのスタイルで一緒に応援を盛り上げていただけたら嬉しいです。
【取材を終えて】
よく演奏といえばメロディーラインに注目されがちですが、それを支えるパートがあっての演奏だと痛感しました。是非とも皆さんも演奏の陰の立役者でもある彼らにもご注目を!!
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