2021年冬、あなたの心を埋める1ピース

もうすぐクリスマス。皆さんはいま、ドキドキできていますか?

コロナ禍で恋人に会えなくてどぎまぎしている人も、好きな人との恋が叶わなかった人も、はたまたこの一年何もなかった人も、年末の病み収めにピッタリの本をお勧めしたい。

ちなみに私は後者だ。かれこれ1年半ほど恋愛をサボっていて、もうカビが生えそう……。だが、そんな私もいつかは白馬の王子様が迎えに来てくれると信じているため、数々の恋愛本を読んできた。今日は、その一部である「病んだ時用」の本を紹介したい。

『ハッピーエンドを前提として』/ウイ

失恋、別れ、一つの山を乗り越えたとき

「白馬の王子様」と言っておいていきなり申し訳ないが、現実はそんなに甘くない。この本は、それを私に教えてくれたバイブル

この本の著者、ウイさんは38歳の独身男子。なぜオジサンが恋愛のエッセイを?という疑問を持ちながら、前の彼氏と別れたその日に私は読み耽った。読み進めていくと、恋愛は人間力だとさえ思うほどウイさんの理論には説得力があった。

実際にはロマンスの神様もいないし、あざといだけじゃ選ばれない。

出会いがないと嘆く人は出会う努力をしていない。

LINEでいつでも連絡ができ、マッチングマプリで誰とでも出会える世の中になったからこそ、令和女子はこの本を読むことで時代に適応していかなければならないと感じた。

『すべて真夜中の恋人たち』/川上未映子

人との関わり方がわからない君へ

主人公は校閲の仕事を自宅で独りぼっちでしている34歳独身。いわゆるコミュ障で人間関係をこじらせている未亡人だ。

この記事を読んでいる上智生のきみも、女子校出身だからとひよることはない。主人公の冬子は日本酒を入れないと意中の男性と喋れない程だ。

女の恥ずかしい部分をすべてさらけ出してくれている主人公に委ねてストーリーを読み進めていけば、自ずと自信が付くのではないだろうか。

コロナ禍で出会いはおろか、人とコミュニケーションを取る機会が無くなり、病みに病んだ時に救ってくれた。

どん底まで病んだ時に冬子がもっと病んだ姿を見せてくれる。安心材料的な一冊だ。

『真夜中乙女戦争』/F

退屈な毎日にうんざりした時に

また真夜中かよってくだらないことを思った人ほど、ぜひ読んでほしい。今の大学生活に不満はないだろうか、刺激は足りているだろうか。

田舎から上京してきた「私」(男)、は中二病を大学まで引きずり、自分はどこか周りと違うのだと思い込んでいるイタイ奴だ。ところが、某大学の激ヤバサークルに入った途端大学生活は一変してしまう。

読者の現実世界での出来事などほんのちっぽけなことに感じられるほど、ありとあらゆるからくりに翻弄されていく主人公の成り行きをぜひ見届けてほしい。

この本にハマった人は、Fさんの『20代で得た知見』もおすすめしたい。

『イニシエーション・ラブ』/乾くるみ

あざとくて悪いことなど何もない

舞台は1980年代、令和には見当たらないようなあざとい女が主人公だ。

この本は、病み終えて男子に仕返しを試みたい女子に読んでほしい。

人間の多くは意外な一面を持っているが、主人公のマユはまるで2人存在するかのような器用さでそのA面とB面を使い分けて男を欺く。非常に気持ち良い。

伏線大好き人間の私にとって、高校時代にこの本を読んだ時の衝撃はいまだに忘れられない。そして、映画よりもはるかに読みごたえがある。

現代っ子には物珍しいアナログな恋愛スタイルにも注目したい。

最後に

恋も人生も、ありきたりな言葉でいうと「山あり谷あり」だ。でも、その分いろんな景色を見ていろんな空気を吸うことができると思う。だからこそ、紡がれた言葉受け取ってもっともっと深いものにしていってほしい。

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