【第2回】彼氏いないソフィアン×7【上智の現実】

第1回はこちらから


4月17日水曜日。希望に溢れた新入生の影響を受けているのか、心なしか上智大学構内が明るいこの季節。

あの超人気企画・「彼氏いないソフィアン」をシリーズ化させるべく、7人のアリオーゾ部員たちが集まった。


大学生という最後の学生生活、すなわちモラトリアムにある現在、20歳前後の彼女らは一体何を語るのか。これは、恋愛リアリティーショー(笑)よりもリアルな現実に焦点を当てた、いわばドキュメンタリーなのである。




早速今回の対談に参加した人間のプロフィールを紹介しよう。
※プライバシー保護のため、それぞれの好きなお菓子を名前とします



コアラのマーチ:文学部2年。彼氏いない歴7ヶ月。「最近未来を心配して占いに行ったら、占い師の方に『結婚願望ないだろ』と言われました。当たっています」

雪の宿:文学部2年。最近彼氏と別れたらしい。「もうしばらくいいかもとちょっと思っています」

おっとっと:文学部3年。女子校歴6年、彼氏いない歴=年齢。「恋愛に関しては土佐日記。人もすなる恋といふものを、私もしてみむとてするなり(してない)。」

じゃがりこ:総合人間科学部3年。女子校歴6年、彼氏いない歴5ヶ月。「でも3ヶ月しか続かなかったから、なんか四捨五入したらまあいたことないかもしれない」

サラダせんべい:文学部3年。彼氏いない歴=年齢。「本当にずっと共学にいたので、なんか自分でも不思議だと思います」

花びら餅:文学部3年。女子校歴6年、彼氏いない歴=年齢。「他にもなんか出会うとこあったと思うんですよね。彼氏いた子もいたし。どういうことでしょうね」

パイの実:文学部3年。女子校歴3年、彼氏いない歴1年半ちょっと。「次の彼氏って自動的にできるのかと思ってた」




~お品書き~

・最近、どう?

・「出会いがない」ことが原因じゃなくて

・恋人が途切れない人って……

・好きって何?

・永遠のテーマ「ドキドキ VS 安定」

・結局大切なのは、人間性

・結婚、焦っちゃダメ、絶対

・座談会を終えて



最近、どう?

パイの実:じゃあ……最近、どう?

花びら餅:最近どうっていうよりも、ここの三(※彼氏いない組)の周りに深い溝が。

サラダせんべい:まあまあまあまあ。

花びら餅:まあいたことないんですよ。

パイの実:それはさ、ほしいの?

花びら餅:一回ぐらいしといた方がいいよな。

おっとっと:恋愛の美味しいところだけほしいです!

花びら:それ!!!!!

じゃがりこ:美味しいところって何?想像する美味しいところとは。

おっとっと:楽しい時間だけほしいのよ。デートに行ったり、まあデートが楽しいのかちょっと知らないけど。

花びら餅:そこなんだよなぁ。

おっとっと:いわゆる甘やかされたりとか、自分の味方がいるっていうその時間はほしいんだけど、彼氏の周りの女の子で不安になるとか、そういう工程はなんか。

花びら餅:まあいいかなってね。我々はね、夢を見ている。夢を見ているということは大前提です。君たちにはわからない‼️‼️我々は夢を見ています。幻想と書いて、ユメ。「楽しいとこって何?」とか聞いちゃだめなのよ。ほわほわしてるから。

じゃがりこ:どういうのが美味しいと思ってて、どういうのが嫌な側面だと思っているのかちょっと興味あっただけだから(笑)。別に深い意味はないから、ごめんね、傷つけてたら(笑)。

全員:(笑)。

パイの実:彼氏いない組は、好きな人いたことはある?

花びら餅:ある……いや小学校の頃だからないのと一緒じゃん。

じゃがりこ:出会いがないよね、女子校時代はね。

花びら餅:ね~。女子校時代はね。今はあるはずなんだけどね。

サラダせんべい:まあ共学だからね。

コアラのマーチ:女子校みたいなもんですよね。

花びら餅:うん。まあ、文学部だから。

おっとっと:四捨五入したら女子校なのよ。

パイの実:アリオーゾも、コミットして活動してるってなるとほとんど女子しかいないよね。

花びら餅:それな!今はほとんど。

じゃがりこ:でもアリオーゾ内で見つけようっていうのもね。

パイの実:わかる。そうなんだよね。

じゃがりこ:私、結構大事にしたいコミュニティほど恋愛に発展させたくなくて。だからアリオーゾもそうだし、バイトとかも全然仲良い男子いっぱいいるけど、そっちでは絶対に発展させたくなかったから、そういうふうなところを一切作らなかったのね。だから外部で探した。

花びら餅:バ先に仲のいい男の子がいるっていうのがまず奇跡。

じゃがりこ:え?どういうこと?

花びら餅:会話がないんですよ、うちのバ先。あのマジで、マジでないの。同僚の名前も知らない。



「出会いがない」ことが原因じゃなくて

パイの実:たとえば新しいバイトを探すぞとか、自分から新しく開拓しようみたいなのはあんまりないの?

花びら餅:それは人間関係を開拓するとき?

パイの実:うん。なんかきっかけ作りをもう自分でやっていこうかなとか。だから冗談でも紹介して~って言うとか。

花びら餅:ああ、全然しないね。え、する?

サラダせんべい:友達とバイト始めてみたけど、ダメだった。

パイの実:あぁ……🥹🥹

じゃがりこ:サラダせんべいちゃんは、彼氏がほしいの?

サラダせんべい:うん、ほしいかも。一回、学生時代は。

花びら餅:人生経験だよね。

おっとっと:私は自分がなんで恋愛できないかっていうのは若干気づきかけてはいて。それは自分の内面の問題だから、多分他人を求めてもそんなにあれだなって。

パイの実:それはもう、恋愛感情ないタイプかも!みたいな話?

おっとっと:なんかね、自分が好意を持たれるほどの人間じゃない

花びら餅:それみんななるよ、多分。

パイの実:自己肯定感的な話……?

おっとっと:それもそうだし、私は他人の心の深いところ、入っちゃいけないところに入るのが一番怖いから。恋愛って割とそういうとこあるじゃない?

コアラのマーチ:あぁ……あぁ……。

花びら餅:共感でずっと苦しんでる(笑)。

おっとっと:憧れはあるんだけど、じゃあ実際そうしましょうってなったときに私は怖くなるから、結局人がいたら始められるっていうよりは、自分の問題的なところもある。そうしたら新しいコミュニティに行って出会いがあったとして始まらないし、始めないよね。

コアラのマーチ:あ~~……。

おっとっと:わかるの!?わかってくれる?

パイの実:エッどの辺がわかっているの、いったい?理解はできるけど、共感はしないかも。

花びら餅:やばい、断絶が。

コアラのマーチ:でもやっぱ人間って怖いですよね。それに尽きます。深いところまでいって、深くなってから手のひらを返されるのが嫌すぎて。

パイの実:なるほどね、それはわかる。

コアラのマーチ:それでちゃんと深いところまで信用できなくて。……はぁ。

わかりやすく頭を抱えるコアラのマーチちゃん


花びら餅:なんか切なくなってきた。自己肯定感問題はある。私を選ぶような趣味の悪い男ってどうなんって思っちゃう。

じゃがりこ:蛙化的な感じ?

花びら餅:蛙化っていうか……いや、選ばれたことないからどうでもいいんだけど。

パイの実:自己肯定感低い人あるあるみたいなので見たことある。

花びら餅:Twitterでよく見るよね?

じゃがりこ:本来の蛙化じゃない?フードコートが有名になりすぎたけど。

サラダせんべい:キョロキョロ?(笑)。

花びら餅:いいだろ!それは。可愛げがあるだろそいつ。

じゃがりこ:本来の蛙化って、自分の好きな人が自分のことを好きかもってなった瞬間に「え?私なんかを選ぶのって趣味が悪い、どうかしてる、あんまり好きじゃない」みたいなことになっちゃうやつ。

パイの実:私さ、付き合うまではそういうの全くないのね?「私を選ぶなんてセンスあるな」くらいに思ってるんだけど、付き合った瞬間にそれが消えるの。「え、なんで?この人本当に私のこと好きなのかな?」ってなって自滅する。

じゃがりこ:好きになりすぎちゃうのかな?

パイの実:そうかも♩

花びら餅:手の届かない星だと思って見てたのに。

パイの実:あ、そうかも。それはね、ある。なんか届かないと思ってやってみてたら意外と手に入っちゃって、「え、いいんですか?☆」みたいになって、でも「いいんですか?☆」のテンションからだんだん「本当に?本当に?」って不安100%になっていっちゃう。


恋人が途切れない人って……

パイの実:なんか、彼氏途切れない人とか彼女途切れない人って次がポンポンポンポンできるじゃん。だから、私もすぐできるんだろうな~とか思っちゃってた。全然そんなことなかった。いや、正確に言えばチャンスというか機会はあったんだけど、せっかく来てもらっても全然好きになれなくて。

じゃがりこ:私のなんとなくの偏見かもしれないけど、彼氏が途切れない人とかってそういう身近なところで恋愛に発展させないとか絶対なくて、恋愛対象外がないのよ。例外がなく全てが対象になってて、そこから一番近いところにいる人を釣ってる感じがある。

花びら餅:獣じゃん。

パイの実:好きなの?それは。っていう。めちゃくちゃ恋愛体質で、すぐ「あ、好き」ってなっちゃうのか、「いいやこいつで」みたいな感じなのか。

じゃがりこ:友達でそういう子結構いるけど、そういう子たちがみんな揃って言うのは「好きになられたら好きになっちゃわない?」って。

パイの実:それ聞きたい、みんなに。好きになられたら好きになる?

花びら餅:好きになられたことがないからわかんない。

雪の宿:多少は意識するんじゃないんですかね。

コアラのマーチ:無理かも!って思わなければ。

サラダせんべい:あ~。それはそう。

じゃがりこ:そういうタイプは続くと思う。彼氏がポンポンできるタイプ。どっちかといえば、ポテンシャルがある

全員:ポテンシャル(笑)。

じゃがりこ:ポテンシャルがあるかも♩(笑)。好きになられたら好きになる人って、「ダメじゃない」の許容範囲が広い。まずそもそもストライクゾーンが広くて、嫌悪感がなかったら「ありかも」みたいになって、そこで「ない」って思ってないから心の扉はオープンの状態で、ちょっとデートとか行ったりしてると「付き合う?」ってなって、まあ嫌じゃないから「いいよ」みたいな。

雪の宿:……オフレコでいいですか?(以下この話に関するエピソードトーク)

花びら餅:もうすでについていけてないんだけど(笑)。宇宙猫。

おっとっと:今映画とか見てる感じ。

サラダせんべい:わかるわかる。

花びら餅:ドラマかな?って。ちなみに一応聞くけど、告白はする派?される派?

じゃがりこ:別にしてもいいし、されてもいい。

パイの実:どっち派とかはないかな。

雪の宿:される派で生きてきたんですけど、しようかなって。

パイの実:え!?💖

全員:くぁwせdrftgyふじこp!?!?

じゃがりこ:(笑)。

雪の宿:今後、今後!

サラダせんべい:次機会があったらか。

花びら餅:びっくりした、祭り起こるかと思った。

雪の宿:今後好きな人ができたら、する側になってみたいなっていう。

じゃがりこ:それはきっかけがあって?

雪の宿:自分が好きになった相手じゃないと続かないかもって。

パイの実:間違いない。

雪の宿:「あ、重いな」とか思っちゃうとちょっと。こっちに罪悪感があるんですよね。「返せてないな」みたいな。

全員:あ~~~~~~~~。

雪の宿:でも、だんだん「返したい」から「返さなきゃ」になっていって。

パイの実:義務になっちゃうのね?

花びら餅:リアルだな。

雪の宿:ここがすごい苦しいんですよね。だからもうその苦しみは嫌!と思って。

パイの実:なるほど。とても参考になります。

コアラのマーチ:あ゛ぁわかる……。

花びら餅:すごいわ。人生経験の格が違うわ。

じゃがりこ:ちょっと違うかもしれないけど、私も基本対等にしなきゃいけないなと思うから、好きを伝えるのもそうだし、束縛とかそういうのを私が求めるなら、私もそれをやらなきゃいけないと思ってて。たとえば相手に「女の子がいる飲み会行っちゃダメ」って言うなら、こっちも男がいる飲み会は行っちゃいけない。そこは対等でないといけないと思ってるのね。男とサシに行くのを許してほしいとは思わないけど、男がいる飲み会は別に行っていいと思ってるし、どこまでかって言われたらまた難しい問題になるけど、ある程度は許してほしいから、許したい。でも、そこってめっちゃ調整難しくて。こういうタイプって珍しいというか、そういうの嫌だよって人が多いというか。だからなんか大変だよねって。

パイの実:価値観の擦り合わせが必要なところだよね。束縛ねぇ……してた?されたりしたりしてた?

雪の宿:嫌だっていうのをめっちゃ言ってたんで。束縛嫌いって。

パイの実:なるほどね。意思表示をちゃんとしてたのか。偉い。

じゃがりこ:コアラのマーチちゃんは?

コアラのマーチ:私は自分が束縛されるのすごい嫌なので。でも別に束縛しても、男の友達とか本当にいないので、全く何も起きないんですけど。でもされるのがすごい嫌で、どっちも自由にやろうみたいな感じのスタンスで生きてます。前に「男女いる会みたいなのあるんだけど」みたいな感じで言われたけど、「別にいいんじゃん?」って。自由にしてくださいっていう感じです。

花びら餅:自分が好きじゃなくても付き合うタイプの人って、浮気されたらどうなるの?

パイの実:即切るんじゃない?

雪の宿:「あ、そうなんだ」になります。嫌悪がないっていう。

パイの実:自分のことが好きっていうのが大前提で「しょうがね~な」くらいのテンションで付き合ってるから、嫌悪感がないってこと?待って、言い方が悪いね?(笑)。

全員:(笑)。

雪の宿:突き詰めたらそうなっちゃうかも。

パイの実:そっか。自分のこと好きじゃないこの人は別にいいや、みたいな感じかな。

雪の宿:事の始まりが向こうの好意なんだったらっていう感じかな。「じゃあもう、あなたが冷めたんだったら続けられないよね」って。

じゃがりこ:それはそうか。

花びら餅:理解理解。



好きって何?

パイの実:どうしようかな。

花びら餅:どうした。

パイの実:好きになれないよねっていう。

コアラのマーチ:人間ってどうしたら好きになれるんでしょう

パイの実:え、本当にそう!

全員:ひゃ~。

パイの実:好きって何?もはや。

コアラのマーチ:わかります~!

花びら餅:え、何、好きが何かってみんなわかってないの?

パイの実:好きな人いるときはわかるよ。

コアラのマーチ:なんか恋愛としての「好き」と友達としての「好き」がよくわかんない。

パイの実:えぇ……!?

花びら餅:それはね~、我々もわかんないよね。いたことない人たち。

パイの実:その違いはわかるよね?(じゃがりこを見つめながら)

じゃがりこ:うん。(強く頷く)

パイの実:でもさ、言語化しろって言われたら難しくない?

じゃがりこ:あ~。でもそれで言うと、友達としての「好き」と恋愛としての「好き」は何が違うかって言ったら、その人に彼女ができたり好きな人ができたって言われて、それを普通に「え!よかったじゃん!」って素直にめっちゃ祝福できるかどうかだと思う。何かちょっとでも嫌な気持ちがあったら、それは恋だったんじゃないの?って。

全員:あ~!

じゃがりこ:別にその恋の程度はわかんないよ。わかんないけど、なんかちょっとは好きだったんじゃない?って思う。たとえばその人に彼女ができて、もともとサシで飲みに行ってるような仲で、デートじゃないけど普通に友達として遊んでた仲だったとしても、友達だったら彼女ができたってことに対しては絶対「おめでとう」って言えるじゃん。「彼女が出来たから、もう君とはサシではご飯に行けないね」みたいなことになって、そこにちょっと寂しさを感じることはあるかもしれないけど、その寂しさとその人に彼女ができて嫌な気持ちって絶対区別できるじゃん?そこを混同することは多分ないと思うから。だからどっちの好きかわかんない、みたいなときは大体それを考えてみる。

花びら餅:基準があるんだな。

パイの実:なるほどね。

コアラのマーチ:さすが、先輩ですね。

全員:(笑)。

じゃがりこ:とはいえそんなに好きな人ポンポンできないっていう。

パイの実:わかる、好きな人できない。人生でふたりしか好きになったことないもん。

花びら餅:それは何が好きだったの?

パイの実:何が好きだったんだろうね……。なんか、好きだったところを覚えてるってよりは自分がその人を好きだったときの出来事とか、そのときの感情を覚えてるって感じかもしれないな。

じゃがりこ:あ~~わかる。

パイの実:だから思い出として大好きって感じかなぁ。あとは、すごい雑というか、めちゃくちゃ本能に頼った基準なんだけど、触れられて嫌か嫌じゃないかが私は結構大きくて。

全員:あ~。

パイの実:付き合ってない人なんだけど、ご飯行ったときに腰をエスコートしてくる人がふたりくらいいて、「え?」ってなった(笑)。それがなんかめっちゃ嫌で、「あ、好きじゃないです」って。あれなんでみんなやるの?そういう教科書でもあるの?もちろん好きだったら全然いいんだけど。

サラダせんべい:え、腰っていうのはどこらへんをどうやって?

パイの実:歩いてるときに支えてくる感じ?なんかこう、「危ないよ」みたいな。

コアラのマーチ:う、ひ~。ほわぁ~~。

おっとっと:お前の存在の方が危ない。

パイの実:(笑)。そういうのもあるし、逆もある。たとえば、大学生って飲みの場でのスキンシップまあまあ多いじゃん。最悪なことに横行している。でもそれがそんなに嫌じゃなかったら、「あ、私嫌じゃないんだ」みたいな。新しい発見なの。それが完全に無意識であるから、ある意味ひとつの指標だな~と思ってるかな。

花びら餅:大人やな。

コアラのマーチ:ですね。

サラダせんべい:話戻っちゃうけど、好きっていうのは、ドキドキ?とかじゃない?

花びら餅:ドキドキする?

パイの実:ドキドキするよ。

花びら餅:するんや!へー!

パイの実:するよね?

おっとっと:まあ恋だったらするんじゃないのとは思ってるけど。

じゃがりこ:ドキドキした?

雪の宿:(首を横に振る)。

じゃがりこ:しないか。好きじゃなかった側か。コアラのマーチちゃんは?

コアラのマーチ:普通……。

花びら餅:普通かぁ。


永遠のテーマ「ドキドキ VS 安定」

コアラのマーチ:ちょっと聞きたいことあるんですけど、いいですか?……あの、ドキドキする恋か、安定してる恋、どっちを求めますか?

パイの実:うわ~~いいテーマだねぇ。私は、結婚するなら安定だなって思ってるし、今も安定一択だろ!って思ってるけど、いざ惹かれるのはドキドキする人

花びら餅:それはハラハラするってこと?

パイの実:ハラハラっていうか、なんだろう、異性として惹かれるっていう感じかな。

雪の宿:キュンキュンするみたいな?

パイの実:あ、それに近いのかも?

じゃがりこ:キュンキュンするって抽象的だよね?

おっとっと:甘いセリフを吐くような奴ってこと?

全員:(笑)。

パイの実:甘いセリフはむしろ……甘いセリフって何!?(笑)。

じゃがりこ:「俺のこと好きになれよ」みたいな?

(だれかの悲鳴)

花びら餅:いないだろ!それはなんかさぁ!

じゃがりこ:壁ドンみたいな?

おっとっと:相手が押してくるのがドキドキする恋だよね?違うの?

じゃがりこ:ドキドキしなくない?それ。

パイの実:私自分から押してたときも全然ドキドキしてたよ。

じゃがりこ:いやなんかさ、私がめっちゃ思うのは、デートが決まった日に「何着て行こう?」ってめっちゃ悩んだり、「どこ行くかな?何話そうかな?」ってワクワクドキドキするとか、そういうのはたぶん友達としてのドキドキじゃなくて、恋愛だよね。友達と何かが決まってもそんなに服何がいいどれがいいってそわそわしないし。

パイの実:わかる……。

花びら餅:え、かわいすぎ。

じゃがりこ:っていうので、「スカートがいいかな?ズボンがいいかな?」とかさ。そのレベルから始まるのは結構ドキドキの恋だなって思う。

パイの実:それの一環で、私は香水も基準かも。普段は面倒くさがって気が向いた時くらいしかつけないんだけど、ちょっと意識してる人とか好きだった人とか、そのとき付き合ってる人がいたら絶対つけていくし、なんなら絶対持っていく。アトマイザーで。

花びら餅:めっちゃオシャレな話してる気がする。

じゃがりこ:デート服買うもん。

パイの実:えっわかる!!!

じゃがりこ:付き合ったらあんまり買わないけど、付き合う前はそのデートに向けて何着たらいいかなっていうのを考えて買っちゃう。しかも前日とかに考えるんじゃなくて、もう決まってすぐに考え始めちゃうから、手持ちがないってなって友達連れてショッピング行って、そこでデート服丸々一式購入したことある。

この時間が一番楽しいまである


花びら餅:すご。

じゃがりこ:ワンピース買って、インナーも買ったりとか。

パイの実:今度それ着てきて♡

じゃがりこ:あ、いいよ。

サラダせんべい:(笑)。

じゃがりこ:まあ、だから、デート服買ったら好きだと思ってる。好きじゃなきゃデート服買わない。

パイの実:私は、好き判定はまだかも。服を買うのは「意識してる」の段階。「好き」はもうちょっと違うかな?

じゃがりこ:なんだろう、ちょっと好意を抱かれたいっていうか、友達ではないっていう線引きがあるとき。

パイの実:ああ、そうだね!それはそうだ。

じゃがりこ:本題に戻るね(笑)。私はドキドキと安定って、好きになる人の傾向による気がするんだよね。友達みたいな人を好きになるのか、もう男性としてときめくっていうか、恋愛モードで入って好きになるのかで。恋愛モードで入ったらドキドキメインになるし、何年の友達から恋人ってなったら安定から入るじゃん。その好きになるタイプで分かれてるような気がする。私は安定から入るタイプ!とかじゃなくて、今回の人は安定だったみたいな。

花びら餅:すご、もうただただ勉強になってる感じがする。しゃべれることない。

サラダせんべい:うん、なるほどぉ~って(笑)。


結局大切なのは、人間性

花びら餅:ちょっと初歩的な質問しかできないんだけど、付き合ったとして「こういうやつだったらマジで一発で別れたい」っていうポイントみたいなのある?たとえば私だったら、店員に横柄なタイプ。

コアラのマーチ:あぁ……!

花びら餅:そういうのだったらマジで頃合いを見て一発で切りたいなって思ってる。

パイの実:最近言われてるからかもしれないけど、そこまで明確にヤバイ人間いないんじゃないかな。私が出会ってないだけかな?

花びら餅:うちがたまに見るから、店とか行くと。

パイの実:そっか。なんだろうね。でも当たり前だけど、ありがとうとごめんなさい言えない人はダメ。ありがとうは言えるけどごめんなさい言えない人って結構多いから、自戒でもあるけど大事だなって。

サラダせんべい:あー。

じゃがりこ:これは人間性的な話でもあるけど、私、食事のマナーめっちゃ気になるタイプなんだよね。店員さんのもそうだけど、そもそもご飯食べてるときの箸の持ち方もそうだし、クチャラーもそうだし、残すとかも気になるかも。あとは好きになるポイントとして、一緒にご飯行って頼むときに私があれも食べたいこれも食べたいってなってるときに、「え、じゃあ俺これ頼むから分けようよ」みたいなことができる人のことは好きになりやすい。そういうのって今までの上に成り立ってるじゃん。女性相手に限った話じゃなくて、友達とでも気遣いできるところだし。

雪の宿:私は、悪口言う人。

全員:あ~。

雪の宿:地雷かもって思いました。

パイの実:友達の?

雪の宿:友達もそうですし、お店とか行ったときに、「来るの遅いね」くらいは遅かったら言ってもいいんですけど、「混んでるし大変そうだね」とか色々言い方があるじゃないですか。なんかそこで「遅い」とか文句だと……。友達とかバイト先のことか、なんでもかんでもすぐ悪口になる人は。

パイの実:確かに。

サラダせんべい:なんか自分のことも言ってそうだよね、外で。

花びら餅:ああ。

雪の宿:相談とかならいいんですけど。「こうなってるんだけど、どうしたらいいかな?」って迷ってるとか、そういうのならいいんですけど、別に解決することもない悪口とかを言うようなタイプだとちょっと危険信号かなって思います。

コアラのマーチ:ちょっと似てるかもなんですけど、私、人に「○ね」って言う人が本当に無理で。今の言葉にすごい共感したというか。

花びら餅:私めっちゃ言っちゃうわ。365日言ってる。

コアラのマーチ:でもあるじゃないですか、ノリみたいな。本当にガチな感じで言うのはちょっと嫌だなって思っちゃいますし、思っちゃってました。

花びら餅:それはね、正しいんだよ。何も間違ってないし、「○ね」って言う方が間違ってる。

コアラのマーチ:ガチトーンはやばいなって。

花びら餅:うん。怖いわ。普通に。

じゃがりこ:共通するのは、結構、気遣いじゃない?自分の周りだけじゃなくて、もっと周りの他人レベルに対しても気遣いがないと無理だなってなってる気がする。悪口言うのも、その相手にも何か理由があったかもしれないっていうのを考えられずに悪いところだけを並べていったりとか。「○ね」も言っていい場合と言っちゃいけない場合が絶対にあるのに。

パイの実:彼氏以前の問題だもんね。人としてちょっと「ん?」っていうところだもんな。

おっとっと:確かにな。確かに……。

花びら餅:本当にそう。


結婚、焦っちゃダメ、絶対

パイの実:結婚ね~。

花びら餅:共同生活向いてない気がする。

コアラのマーチ:いやわかります。

花びら餅:だよね~。絶対嫌かも。ずっと誰かが家にいんだよ。

コアラのマーチ:え、わかりますそれ。

サラダせんべい:なんか、マンションの隣の部屋ぐらいでいいかも。

全員:え、わかる~!!

パイの実:めっちゃそれ憧れる。

花びら餅:それいいよね。

コアラのマーチ:一緒の部屋で絶対に寝たくないです。

サラダせんべい:わかるわかる。

花びら餅:あ~わかるわかるわかる。

じゃがりこ:(笑)。

パイの実:過激派だな(笑)。でもちょっとわかる。なんかその、一緒にいすぎるとダメになっちゃう気がする。自分にとっても相手にとっても良くないのかなとか思う。

花びら餅:嫌なとこだけ目に付きそうじゃない?わかんないけど。

パイの実:うん。近めの別居婚みたいなのがいいなと思う。

雪の宿:周りが結婚したりするとしたくなるのかなって。

サラダせんべい:それは本当にそう……!

じゃがりこ:あ、それね。うちのお母さんが言ってたんだけど、27,8歳くらいで結婚ブームがあるじゃん。その時期って理性でも焦ってるけど、生物学的にも焦ってるんだって。

花びら餅:え、怖。

じゃがりこ:適齢期で、まあ変な話、ホルモン的に子孫を残しやすい時期じゃん。年齢的に一番いい時期だから相手を見つけたがるんだって。種を残したがるみたいな。

花びら餅:生き物すぎる

じゃがりこ:そうやってホルモン的な理性じゃないところが働いてくるからそこで焦って盲目になって捕まえがちだけど、それは良くないらしい。お母さんの同級生でその時期より前か後ろで結婚した人たちはずっと長いんだけど、その時期に結婚した人たち、ブームに焦って乗った人たちはみんな離婚してるんだって。ブームを作った人たちはいいのよ。

花びら餅:おもしろ、その話。

じゃがりこ:女子校女子大の自立してる女性たちしかいないからっていうのもあるんだけど。でもやっぱりその時期の人たちは上手くいってないか、離婚してるかが多いんだって。もちろん上手くいってるところもあるけどね。だから結婚って結構奥深いというか。みんなも、もしブームが来て「はっ!」ってなっても焦らずに私の言ったことを思い出して、肝に銘じてほしいなって。本当かはわかんないけど。

パイの実:あぁ……気をつけます……。結婚の話だと、私はバイト先の結婚してる人に言われたことが結構響いてて。「追いたい派なの?」って聞かれて、「追いたい派です!」って即答したら間髪入れず「結婚したい?」って聞かれて。ちょっと迷って「一応、そうですね」って言ったら、「私の周りの結婚してない子、みんなそう言ってる」って。その人の周りの結婚したいけどしてないって人はみんな追いたい派で、「好きになれないんだよね」とか「いい人いないんだよね」とか言ってるから、好きになられて好きになれる方が結婚はできるかもって。

花びら餅:え~どうなんだろう。どっちがいいんだろうね。

パイの実:私わかんなさすぎて、今日何書いてもいいですよって授業のリアぺに「女は好きになられた方が幸せって言い始めたの誰ですか?」って書いたもん。

全員:(笑)。

花びら餅:何書いても良すぎだろ。

パイの実:愛されるより愛した方が良くないですか?って。

じゃがりこ:歌詞かな?

パイの実:(笑)。

花びら餅:正直その女は~っていうのは、言葉としてかなり気持ち悪いところはあると思う。おじさんが考えただろって思う。

パイの実:あ~。なるほどね!

花びら餅:その気配がする。加齢臭がする

おっとっと:ある意味、追われた方が自分の存在価値を他者に認められてるって実感はあるんじゃない?

花びら餅:まあそうだろうね。

じゃがりこ:それだけだからね。

おっとっと:……!それだけなのか!!

雪の宿:その好きのなられ方にもよるような気がします。相手が自分に幻想を見てくるタイプだとちょっと。

おっとっと:ああ、確かに。


座談会を終えて

コアラのマーチ:自分、めちゃくちゃ拗らせてるなと思いました。しぼった雑巾みたい。二つ折りの雑巾くらいになれるようにがんばります。

雪の宿:いろんな話があって楽しかったです!第三回がもしあったら、その頃には彼氏いるといいな……!

おっとっと:自分の恋愛観がわからなくなっちゃった……でも「恋愛に教科書がほしい」私にはとっても良い予習になりました。ん?? この得た知識どこで使うんだろう???

じゃがりこ:恋愛論語ってる時が一番楽しいということがわかりました。第三回もぜひお待ちしてます♡

サラダせんべい:恋愛って、難しい……!というのを再認識しました。果たして自分にできるのだろうか……?彼氏いない歴、あと2,3年は更新しそう。

花びら餅:恋愛とは人生経験であると学びました。見てくださいよ、後半なんか話が高度すぎて私ロクな相槌打ててないじゃないですか。参加者の中には後輩が居たのですが、完全に経験値で負けているのでもう追いつけません、終わりです。さようなら。

パイの実:彼氏じゃなくて好きな人がほしいんだよな~と改めて認識しました。手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めていたいです。どうしようもなく惹かれる、みたいなやつ、あと3回くらいやりたいんだけどどこでできますか?

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投稿者: 酸素

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