「彼氏いないソフィアン」第1回はこちらから、第2回はこちらからどうぞ。
12月24日、クリスマスイブ。
行き交う仲睦まじいカップルを尻目に、メンストを闊歩するのは3人の男子部員。人気企画・「彼氏いないソフィアン」の男子版、「彼女いないソフィアン」を実行すべく集まった。
恋愛において、圧倒的男性優位とも言える上智大学に在学しながら、結局何も得られていない彼らは何を語るのか。これは敗北に敗北を重ねまくった彼らの叫びとも言えるドキュメンタリーである。
まずは今回の参加者のプロフィールを紹介する。
※プライバシー保護のため、それぞれの好きなアイスを名前とします。
パピコ 外国語学部1年。彼女いない歴=年齢。「最近、春が来た?ってなったけどまだ冬でした。寒いです」
ダンディ 外国語学部1年。彼女いない歴=年齢。「いろいろあって恋愛恐怖症気味です。傷を癒す薬を買う金を稼ぐために働きたいけど、傷が痛くて無理みたいな、そんな感じです」
スイカバー 経済学部2年。彼女いない歴5年。「ダンディって何?」
天の声 アリオーゾを司る神(会話が進まないときに手を差し伸べてくれる救世主【メシア】)。全能であり、全知であり、全在である。
~お品書き~
・これまで、どうだった?
・タイプと理想
・会う頻度について
・結局、彼女が欲しいのか?
・そもそも、恋愛に興味があるの?
・スタートラインに立ちたいけど……
・結婚願望はある?
これまで、どうだった?
パピコ:こんにちは!6年間純粋培養共学です。彼女いたことありません!ということで、とりあえず現在までの恋愛遍歴を晒していきましょう!
スイカ:共学で、5……。
パピコ:ん??
スイカ:いない歴5年……。中学校の時にいたことあるかも。
パピコ:なんだ5人かと思った笑。なんで別れたんですか?
スイカ:いや、なんか俺が好きじゃなかった……。相手から告白されて、俺が振った。
ダンディ:ひどい笑。どのぐらい持ったんですか?
スイカ:1、2年?
パピコ:1、2年焦らして、それで振ったと笑。
スイカ:そうなんだよ。だから申し訳ないというか。
ダンディ:どんな子だったんですか?
スイカ:どんな子か……。
ダンディ:そんな記憶に残んないような感じだったんですか笑?
スイカ:イエベだったな、イエベかブルベだったらイエベだった。あーでもこの前インスタで流れてきて、髪の毛、青色になってた笑。
ダンディ:フォローしてるんですか笑。
スイカ:いやフォローしてないけど、なんか流れてきた笑。
全員:……。
※本日の企画「彼女いないソフィアン」はとりあえずアリオーゾにいる男子を寄せ集めたものです。そして、彼らには総じて恋愛経験がほぼありません。なんなら、男ってめんどくさい生き物なのでなかなか自分から話したがりません。こんな感じで進んでいくので、会話のところどころに沈黙が生まれています。防止策として天の声さんを配置しましたが、限界がありました。あんまり描写できていませんが、この後もちょくちょく沈黙が生まれています。気まずさもご一緒にお楽しみください。
天の声:みんなは今まで告白したことあるの?
パピコ:あー、した回数とされた回数晒し合いませんか?
ダンディ:1回されたみたいなのと、1回したから1.5回?
パピコ:1.5?
ダンディ:明言してないけど、なんかしたことにされたみたいな笑。
スイカ:それ0だよ笑。
ダンディ:じゃあ告白は1だ笑。
パピコ:スイカ先輩は?
スイカ:したことない。されたのは中学の1回だけ。
パピコ:僕はしたことは0。完全な告白自体はされたことないかも。なんかよくわからないのみたいな笑。
スイカ:そういうの大体、男の思い込み笑。
パピコ:バレンタイン貰ったんですよ。そこに手紙となんか。引っ越す前に貰ったんすよ。
ダンディ:それは、友達として引っ越すのが悲しいよとかじゃなくて?
パピコ:えっと……泣いてる写真と……。
ダンディ:え?
パピコ:引っ越す前にクラスのみんなに何かあげる習慣があったんですよ。それでプレゼントしたペンを持って泣いてる写真が入ってて。
全員:笑笑。
パピコ:で、ラブレターとそこに住所書いてあって、よかったら文通して下さいみたいな。で、スってなって(引いて)、ちょっと怖くて読んでないことにしました笑。
ダンディ:そこまでやるのすごいね。なんか怖いわ笑。
パピコ:で、ダンディさんは?告白した話みたいな。
ダンディ:高校の最後に告って……。振られた。
パピコ:あわれ……。なんで高校の終わりに告ったの?意味なくない?
ダンディ:いや、振られるのわかってたから。
パピコ:あー、強い笑。なんでわかってたの?
ダンディ:なんとなく分かるじゃん、なんとなく。これは無いなって。
パピコ:で、なんで告ったの?
ダンディ:話す仲ではあるし、ちゃんと口にしたことなかったけど、想いを伝えるくらいなら許してくれるかなって。どうせ縁切れるし、いっかって。
パピコ:けじめみたいな?
ダンディ:そんな重くないけど笑。
全員:……。
タイプと理想
ダンディ:めちゃめちゃ恥ずかしいな笑。なんか幼稚園の時から、クッキンアイドルのまいんちゃんが好きなんだよね。毎週土曜の朝6時から起きて見てたんで。
パピコ:まいんちゃん?
ダンディ:福原遥で調べれば出てくる。めちゃくちゃ可愛くないですか?
パピコ:こんな感じの顔が好み?
ダンディ:顔もそうだけど雰囲気?柔和な人が好きなんだと思う。
天の声:年上か年下だと、どっちとかはあるの?
スイカ:年上!包容力ある。
パピコ:でも、大学だと年上かどうかとか分からなくないですか?般教とかで、同い年だと思ったら4年生だったとか、浪人してて1個上とか普通にあるし。包容力って雰囲気じゃないですか。雰囲気でわかるものなんですか?
スイカ:いや、そういうのじゃない。年上って事実が俺を包容する。
パピコ:戸籍上年上ならOKみたいな笑。
スイカ:そう。そこに神聖なものを感じる。
パピコ:僕も年上の方がいいかもしれない。落ち着きがなかったり、突然突拍子もない行動をしたりするから、年下が年上に求めるもの、落ち着きとか憧れとかを僕に求められても無理的な。むしろ、そういうことがあっても諦めないでほしい、見捨てないでいて欲しいみたいな感じです。
ダンディ:まあでも、それも包容力に通じるところあるんじゃない。
パピコ:まあ、少なからずあるのかもしれない。
ダンディ:俺はあんまりそういうのないかもしれない。別にこだわりがないと言うか、2、3個離れてるくらいなら問題ないのかも。
スイカ:俺はリードして欲しいんだよね。年上の人に。
パピコ:僕はもう諦めないでいてくれれば何でも……笑。友達からたまに向けられる諦めの視線がキツくて笑。
ダンディ:受け止めて欲しいの?
パピコ:というより、受け止めなくてもいいから、受け流して欲しい。諦めないで欲しい。
会う頻度について
ダンディ:あんまり頻繁じゃなくても良くない?って思っちゃう。話すことなくなりそう。
スイカ:俺、ちょっとめんどくさいかも。
ダンディ:言っちゃうと俺もそうかも……。大変そうじゃない?
スイカ:なんか会うのが目的にならない?付き合ってるっていう事実だけでいいかも。
パピコ:どうなんだろう。会おうって言われたら会うかもしれない。彼女とかじゃなくて、友達でもそうなんだけど……。そういうのダルいと思わない人種だから。上智の人だったら、平日は毎日お昼ご飯食べるとかは苦ではないかもしれない。
ダンディ:毎日ご飯はちょっと……。週1で一緒に食べようねくらいなら。ルーティン化しちゃえばできるかもしれない。
天の声:毎日電話しようねとか言われたら?
ダンディ:LINEならいいけど、毎日電話はちょっとな〜。たまにならいいけど。
スイカ:俺そういうのがめんどくさい。友達の気軽さのままでいたい。
ダンディ:電話は月1とかでいいんじゃない?
スイカ:決まってるのが嫌。
ダンディ:あー。話したいことがあればいいんだけど。
パピコ:自分はそんな嫌じゃないかもしれない。別に普段することがあるわけじゃないし、人と話すの好きだからそれでも耐えられるかも。予定詰まってたらキツイけど。
ダンディ:それはみんなそう笑。
結局、彼女欲しいの?
ダンディ:まあ、いい人がいれば欲しいけど。
パピコ:0〜100で言うと?50ができたら欲しいけど、無理してまではいいかな的な。
ダンディ:48くらい。欲しいけど、めんどくさいが勝っちゃう。
スイカ:55!
パピコ:65くらい?一人暮らし始めて、親とかいないから、話せる人が減っちゃって。
ダンディ:話し相手として付き合うの?笑。
パピコ:別にそういうわけじゃないけど笑。
天の声:寂しいんだ笑。
パピコ:まあ、そうなのかもしれない?
天の声:告白はしたい?したくない?
スイカ:絶対したくない!勝てる試合しかしたくない笑。
ダンディ:俺も本来そっち側なんだけど……。
スイカ:てか、告白ってそういうもんじゃない?ある程度分かってからするものじゃない?
パピコ:ダンディくんはケジメ的な?
ダンディ:うーん、高校の卒業だからっていうのがあったからできたわけで……。
スイカ:それ、もう告白じゃない!お気持ち表明!笑
ダンディ:半分そうかもしれない…。
天の声:好きになられた相手と付き合いたい?自分が好きになった人と付き合いたい?
スイカ:どういうこと?
パピコ:好意の向き始めはどっちからがいいかみたいな。相手から好きになってもらって付き合うのか、自分から好きになった相手と付き合うのか的な?
スイカ:どっちにも収まんない。両片想いがいい笑。
ダンディ:それって出来過ぎじゃないですか。現実ではあまりないような……。
スイカ:俺は理想主義者。ピーターパンだから笑。でもどっちかって言ったら愛されたいタイプかも。
パピコ:僕は半ば病気で、好きになられると嫌いになるというか逃げたくなるんですよね。女性に限らず、小さい子から懐かれた時も「あ、無理。逃げる!」ってなっちゃうんで。酷くなると気持ち悪くなるくらい無理になったりして。今まで好きになってくれた子がいても、例外なく全員そうなったんで……。だから、自分から好きにならないと、根本的に無理かもしれない。
ダンディ:孤独の方が好きなの?1人の方が過ごしやすいとか。
パピコ:楽は楽だけど、人と話すのは好きだから。人とは一緒にいたいけど、絶対に自分の部屋がないと無理な人なんで。
ダンディ:あー、わかるわ。俺は好きになられた方がいいかもしれない。よっぽど嫌なやつじゃない限り、たぶん受け入れる気がする。中学の時なんだけど、全然気にしたこともなかった子からめちゃめちゃアプローチされて、この子たぶん俺のこと好きなんだろうなって思ったけど、それをあんまり信用できなくて……。
スイカ:男子の思い込みだよ笑。
パピコ:消しゴム拾ってくれた?
ダンディ:いや、違う笑。本当にそういうのじゃなくて……。ダメだこれ。何言っても信じてもらえなさそう笑。
パピコ:まあ、あったんだよね。何か確信的な出来事が。で、消しゴム拾ってもらったんだよね?
スイカ:教科書見せてくれたり笑。
ダンディ:ほんとに違う笑。まあでも、その時は信用しきれなかったけど、向こうから来られたら受け入れはすると思う。
パピコ:好きになられたら、好きになる的な感じか。
ダンディ:自分からも好きにはなるんだけどね。
そもそも恋愛に興味あるの?
ダンディ:全くないわけではないんだよね。交友関係を広げようとはしてる。サークルいっぱい入ってみたりとか。
パピコ:ACは意外と大きくない?ACが一番仲良くなれる気がしてる。付き合うならACが一番自然なのかもしれない。
スイカ:えーでも、なんか恋愛に対して、ガツガツしてる自分が嫌。
ダンディ:ちょっとわかる笑。
スイカ:自分が行動する何に対しても、第三者の自分がいて、その期待に沿わない行動はあんましたくない。
ダンディ:わかります。この人いいなってちょっと思っても全然動けない笑。
パピコ:直近でどんな子に対してそう思ったの?
ダンディ:グループワークで一緒になった子なんだけど、話し方と声が割と好きだったから、ちょっといいかなって思ったんだけど……。
パピコ:インスタ交換しよう!とまではならない?
ダンディ:そう。授業だからグループLINE作るのにLINEは交換したけど、家帰ってもう一回考えてみたら、「なんかそんなにタイプじゃないのかもな、やっぱやーめた」ってなっちゃった。もう「ちょっといいかもな」ぐらいでは行動できないのかもしれない。それが、ガツガツしてる自分のことを俯瞰しているかもしれないんだけど。
パピコ:あ〜、なんか理解できる笑。
ダンディ:でもなんか、行動している自分が嫌だから行動していないわけではなくて、単純にその子が違ったのかもしれない。とりあえず喋ってみたら?みたいなこと言う人がいるけど、そこまでは良いかな、みたいな感じ。
パピコ:極論、男の人も少女漫画的な運命の出会いを求めてるってことじゃない?もう僕にはこの人しかいない!的な100%合致する人と、何らかの偶然で話すようになって、仲良くなってみたいな。
ダンディ:まあでも、自分の好意を受け入れてもらえるはずないって思ってるのもあるんだけどね。それに、その人に自分の時間と労力を費やすほどには惹かれてないし。多少タイプでも、ちょっとズレてるなって人に、自分の勇気を全て使うのはもったいないって思っちゃうっていうか。
スイカ:もったいないの?
ダンディ:いやでも、恋愛に時間かけなくても、もっと他にやりたいことたくさんあるし。
スイカ:その気が起きないのはわかるけど、もったいないってなるんだ。時間がもったいないってそういう風にはならないかも。
ダンディ:自分は恋愛してるとそっちの方に一本になっちゃうんですよ。
スイカ:一途なんだ。
ダンディ:一途なのか不器用なのかはわかんないですけど、他のことに集中できなくなっちゃうんで。勉強してる時にも、レポート書いてる時にも、ふと思い出したり、考えたりしちゃうから。
パピコ:そこまでいけたら幸せなんじゃない?むしろ僕はそう思う。
ダンディ:でも、付き合えるかどうかは別じゃん。自分がかけた労力に対して、それが実になるかはわからないなら、最初からかけない方がいいみたいな。恋愛って相手がいるじゃない。中身を全く知らない相手に対して時間をかけるなら、今すぐ満足できる自分の趣味に時間費やした方がいいよねってなっちゃう。
パピコ:費用対効果高い方を選んじゃうのね。
スイカ:自己肯定感低いんじゃない?普通に笑。
パピコ:お見合いみたいな制度の方が楽じゃない?政略結婚とかでも。
ダンディ:最初からその人と恋愛前提の関係だから?
パピコ:もっと極端な話、連れてこられてお見合いさせられて、この人と結婚しなきゃならないんだってなったら、諦めつくじゃん。それって相手選ぶ必要ないし、楽じゃない?まあ、しゃあないかってなるし。
ダンディ:自由すぎて決められなくなっちゃうのか。
パピコ:そう。だから、恋愛には勝者も敗者も出るじゃない。
スイカ:じゃあ、俺たち恋愛の……。
パピコ:それは言っちゃダメですって。
スタートラインに立ちたいけど……
パピコ:なんか、費用対効果とか付き合うとか、それ以前にタイプがないんですよね。
ダンディ:あ〜、そうなのか……。じゃあ、どうやったら人のこと好きになれるの?
パピコ:わかんない笑。だからお見合いがいいと思ってる。
全員:あ〜〜〜。
パピコ:そしたら、もうなんか諦めつくじゃん笑。
ダンディ:まあ、そうするしかないかってなるしね、なるほどね。でもなんか、俺の場合嫌われるのが怖いんだよね。いいなって思う人がいて、踏み込んで行動するのもいいかなって思わなくはないんだけど、なんだろう。自信がないのかな。
パピコ:自己肯定感?
ダンディ:んー、友達まではいけるんだよな。好きな人がめっちゃ苦手で……笑。
パピコ:どういうこと?
スイカ:なんか闇抱えてんの?
ダンディ:苦手というか嫌われたくないんですよ。好きだけど、嫌われたくないから、こういう話をするのやめとこうかなってなったりする。本音を喋れないっていうか。だからその人と話したりするのが苦手になっちゃう。
スイカ:なんか取り繕ってんの?理想の自分を。
パピコ:時間を戻せるなら、行動するけど的な感じ?
ダンディ:そうなんだよね。ダメなら戻せるならいいんだけどね。無理だけど笑。だから好きな人が怖いんですよ。嫌われたくないなーが強すぎて。
パピコ:でも嫌いにも種類あるじゃん。「ダンディくんちょっと違うかも……」と「ダンディくんマジ無理だわ」的なのが。
ダンディ:「マジ無理だわ」になるのが嫌。というかもう嫌われるってそこまでいくと考えちゃってる。友達でいいかなみたいな感じじゃなくて、こいつ嫌だわって思ったらもう、突っぱねられるもんだと思ってしまう。
パピコ:嫌いは0か100かみたいな?
スイカ:でも、そこまでいくってなかなかなくない?
天の声:ない!そこまでいく人は滅多にいない笑。
ダンディ:頭ではそこまではいかないってわかってるんですけど、怖いんすよね。
パピコ:じゃあ、ちょっと嫌かな〜的なのなら耐えれるの?
ダンディ:いや、そういう風に考えられない。実際は違うのはわかってるけど、いざ爆弾を踏むかもしれない、めっちゃ嫌われるかもしれないって思うと、いろいろ無理になる。
スイカ:俺好き嫌いって減点法な気がしてさ、できるだけ今ある点数を下げたくないってなってると思う。
全員:あ〜〜。
ダンディ:それかもしれない。友達になるまではいいんだけど、それからは急に減るっていうか、減点されるのが怖くなって、保身に走るから何もできなくなる気がする。
パピコ:GPAでB取るのは簡単だけどAは難しいみたいな?
ダンディ:A取ろうとしてCになるならBでキープじゃない?って発想。だから好きな人できても「ちょっと……」ってなっちゃう。
パピコ:え、待って。ほんとに苦手になるの?比喩とかじゃなくて
天の声:何喋ったらいいかわからなくなって?
ダンディ:うーん、眺めてる方がいいんじゃないかってなる。下手に喋りにいって爆発するくらいなら……。
パピコ:実際、爆発しなくない?よっぽどすごいことしなきゃ。
ダンディ:わかってるんだけどでも、なんかの拍子に踏んづけちゃうんじゃないかって……。
スイカ:爆発までいかなくても、ちょっと失敗するのも怖いんだ。
パピコ:え〜、でもそこまでいけるならまだマシじゃない?上智って綺麗な子多いっていうじゃん。で、事実として多いとは思うのよ。でも、自分の場合、男友達があの子がどうだこうだ話してても「へー」としか思えない。たぶん世間から見たら綺麗なんだろうなとは思うけど、自分目線から見たら別に何も思えないから……。地雷を踏み抜くまでもいけない。そもそも地雷を発見できない笑。むしろそういう風に思えたら楽なんだろうって思っちゃう。
ダンディ:なんでそういうふうになっちゃったんだろう笑。
パピコ:うーん……。どちらかと言えば陰キャがタイプだからかもしれない笑。
ダンディ:キャピキャピしてるのが嫌なんだ笑。
パピコ:耳以外のピアス?なんだろう、例えば顔とかにつけてる人絶対無理。怖いし、前時代的なのかもしれないけど、理解できない。耳でもめっちゃ開けまくってる人とかは怖い……。そういう方面じゃないにしろ、みんな大学生になってキャピキャピした人になろうと頑張ってるから、自分だけ逆行しているというか。
ダンディ:でも、みんながそういう風になるわけじゃなくない?
パピコ:だとしても母数としては確実に減るわけじゃん。陰キャなら誰でもいいかって言われたら、決してそういうわけではないから。
ダンディ:明るい子と暗い子どっちがいいの?
パピコ:どっちかって言ったら暗い子。うつ病とかまでいかれるとさすがにってなるけど。ちょっと暗いくらい?
スイカ:でも、そういう子たくさんいない?
天の声:いる!結構いると思うよ。
パピコ:うーん……。どうなんだろう、いたとしても、そもそも基本的に相手を恋愛対象として見ないから。グループワークとかで一緒になっても、それはただの仕事相手みたいにしか思えなくて。
ダンディ:一緒のグループの子ちょっとかわいいな〜とかも思わない?
パピコ:いや、別に……。仕事じゃん。仕事モードに入ると、それを100%遂行するために動くから、そういう風に思えない。でも、たまに電車とかで見かけた人で、綺麗だな〜とかはあるけど、大学だと全く……。
天の声:ちなみに、人の顔って覚えられます……?
パピコ:いや……。天の声さん、春学期英語の授業受けてたりしました?
天の声:いや、春学期は受けてないよ。
パピコ:なんか天の声さんと顔同じ人がいた気がして……。まあ、だからそういうことです。
スイカ:歪んでるよね、なんか。歪んでるよ笑。
結婚願望は?
天の声:結婚はみんなしたいの?
ダンディ:したいよねそりゃ。
天の声:何歳くらいで?
ダンディ:30前にはしたいかも。20代ぐらいでも?だって絶対寂しいじゃないですか。
パピコ:孤独死とか?
天の声:でもさ、死ぬ前には何十年かあるわけじゃん。
パピコ:ていうか、孤独死って今問題になってますけど、僕らが死ぬのってたぶん50年以上先ですよ。それまでには絶対に、建設的な孤独死の解決策って出てると思うんですよ。誰か天才が、僕らおひとり様でも気持ちよく死ねるプランを考えてくれるはずです。だから、その頃には孤独死という言葉は存在しないんじゃないかって思ってて。
ダンディ:別に孤独死が嫌っていうわけじゃなくて、その過程での寂しさが嫌なんだよね。死ぬまでが寂しいじゃん。
パピコ:寂しさ埋めるための結婚ってなんか違くない?
ダンディ:お前さ……笑。
パピコ:結婚って当然、嫌なこともあると思うのよ。それこそ人間と暮らすわけだから。嫌な側面も見えたりしてさ。その負の側面も全て、寂しさを埋めるためってだけで受け止めるのはだいぶキツいよねって思って。
ダンディ:え〜……。そんなに深く考えたことないや。
スイカ:でも、俺は結婚したいよ。
天の声:何歳くらいで?
スイカ:人より早く!
パピコ:同年代の平均より早くですか?となると、真面目に22とか23とかになっちゃう……。
スイカ:それは嫌かも笑。20代は遊んでたい気持ちもある。
パピコ:5年間彼女いない人のセリフとは思えない笑。出会い系とかバリバリやってる人のセリフみたい笑。遊ぶって夜中に急に思い立ってラーメン行くとかですか?
スイカ:そうそう。スポッチャ行ったり。
パピコ:それは別に彼女さんなり奥さんと一緒に行けばいいじゃないですか。
スイカ:いや、20代で結婚して、安泰フェーズに入ってくのは早い。まだ、やるべきことはたくさんあるはずだ!
パピコ:例えば?
スイカ:野球……。草野球とか。
パピコ:おー……。その、孤独死とかって考えたことありますか?
スイカ:まあ、なくはないけど。
パピコ:それが嫌とかは?
スイカ:別に孤独死が嫌ってのはないかも。
天の声:なんで20超えた辺りで結婚したいって思ったの?
スイカ:え〜。
パピコ:ちゃんと考えてみると何歳くらいがベストなんですか?
スイカ:35歳!伸びて40!
ダンディ:20からめっちゃ伸びた笑。
パピコ:でも、もし40歳で結婚したとして、子どもができたらその子が成人するとき還暦超えてますよね。
スイカ:そしたらもう子どもいらないかも。そもそも子ども欲しいとかはそんなにないかも。
天の声:子どもいないで、ずっと遊んでてもいいわけだもんね。
パピコ:草野球とか笑。
スイカ:そういうかっこいい生き方はできない笑。
天の声:それで35とか40くらいで結婚?
スイカ:そこが限界でしょ。40過ぎて遊んでるやつはダメだと思うよ笑。
ダンディ:パピコは結婚願望あるの?
パピコ:一応あるよ。でも年齢は別に関係ないのかなって思ってて。生計を親に頼らず、1人で立てられるのであれば早くてもいいと思ってる。年齢って要素の一つではあるけど、年齢で決まるわけじゃないじゃん。相手がいて成り立つものなわけだし。まあでも、遅いよりは早い方が良いのかなって。
ダンディ:……。なんか真っ当すぎて返すことがない笑。孤独死は?
パピコ:向こう50年間に現れるであろう天才に託すから怖くないかも。でも、普段どれだけ人に囲まれてても、死ぬ時は1人な訳だし。
ダンディ:そりゃそうだよ。
パピコ:いくら孫とかがたくさんいたとしても、誰もいない病室で急にバタンってなるかもしれないし、何があるかもわからないし。だからそこは別に、みんな死ぬ時孤独なんだし、いいんじゃねって。
天の声:じゃあ、みんな結婚したい派なんだね。
ダンディ:まあ、そうですね。
スイカ:楽しそう笑。なんか結婚って楽しそうじゃん。
パピコ:でも、40まで草野球したいんですよね笑。40ってでも、みんな結婚しちゃってませんか?
スイカ:野球する相手がいないってこと?
ダンディ:残り物野球みたいになっちゃう笑。
スイカ:でも、自分が理想論言ってんのは分かるよ。そんな上手くいかないだろうし。そんなもんでしょ。
パピコ:急に現実見ないでくださいよ。ここは理想を語り合う場所なんですよ笑。
スイカ:めっちゃ話変えるけど、2人は子ども欲しいの?
ダンディ:え〜、なんだろ。言っちゃ悪いですけど、不仲の原因と言われる……。
スイカ:じゃあ、いらないと。
ダンディ:まあ、不仲になるかならないかは俺の問題だし、いてもいいですけど。
スイカ:パピコは?
パピコ:子どもは欲しいですけど、絶対に女の子嫌なんですよ。
ダンディ:嫌われるから?
パピコ:そう!しかも、名字変わっちゃうんですよ?小さい時はめっちゃ可愛くて、中学生とかになったら嫌われ始めて、高校生くらいから顔も見せてくれなくなって、しばらくして急に普通に接してくれるようになったと思ったら、「お父さん、私紹介したい人がいるの」ですよ?そりゃ、相手ぶん殴りたくなりませんか?
ダンディ:でも分かんないよ。お父さんを嫌うかどうかって。
パピコ:なおさら嫌じゃない?めっちゃ仲良くて急に「紹介したい人がいるの」。殺す!ってなりません?
ダンディ:え、娘目線ではどうなんですか?
天の声:え、私に聞く?でも、そんなもんだと思うよ。
パピコ:いや、きっと天の声さんのお父さんと話したら僕はめっちゃ気が合うと思います。どうやって日本刀用意するかとかの話になって笑。
天の声:まあ、家庭にもよると思うよ。ドライなとこもあったりするし。他人と暮らすのってどう?一つ屋根の下で暮らすって信じられないタイプもいるし。
パピコ:僕は絶対に自分の部屋ないと無理です。寝室一緒とか絶対に無理!
スイカ:俺も!
パピコ:一緒に暮らすのは良いし、リビングとか共有のスペースあるのも良いけど、1人の部屋がないと、たぶん壊れちゃう。
ダンディ:俺は趣味の話になっちゃうけど、車あれば別に大丈夫なのよ。
パピコ:強すぎる。
スイカ:え、車に住むってこと?
パピコ:住所不定すぎる。
ダンディ:いやいやいや。屋根の下で人と暮らすじゃないですか。それがワンルームで2人で暮らしていたとしても、1人になりたいときは車に乗れば良いから。
パピコ:じゃあ一応、みんな人と暮らすのは構わないけど、プライベートな空間は欲しいよねって言うのが結論?
ダンディ:パーソナルスペースが欲しいっていうのは、みんな一緒かも。それが部屋なのか、車なのかっていうのはあるけどね。
座談会を終えて
パピコ:理屈っぽすぎて嫌になりました。ああ言えばこう言うを体現しているような気がします。全てに感謝。アーメン。
ダンディ:トラウマから逃れられないまま10年経過して、恋愛に対する恐れに磨きがかかっています。鏡面仕上げみたいにピッカピカです。編集しながらマジ嗚咽不可避でした。ギブミー成功体験。
スイカ:将来、いつかこのオレのことをすべて受け入れてくれる女性が現れるはずだーーー!!
天の声:3人でさえ意見がバラバラなんだから、人間の恋愛って難しいですね。私ですか?私は、自分のことは自分で幸せにします。全知全能なので。
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