【本誌連動!】こっそり燃費チャレンジ in 九十九里!

あっっっち~~~~~いい!!暑い!!あまりにも暑すぎる!私は腕時計のソーラー発電のおかげで充電の心配がいらないこと以外、すべてにおいて夏が嫌い。

そんな暑さを吹き飛ばす爽やかなアリオーゾVol.33「青。」がいよいよリリースされました。詳細は本誌、そしてweb版をぜひ見てほしいのですが、それどころじゃない。なんで夏はこんなに暑いんだ!!

四谷2丁目で酷暑にキレる。画像は信号待ちで日陰に退避したところ。

お天道様を小一時間問い詰めたいところだが、何となく返事の予想がつく。「だってアンタがガソリン燃やしまくるからでしょ?」と。こう言われてしまってはぐうの音も出ない。

我が家の快速号の燃費をどうぞ。ちなみに「オレのクルマ、燃費悪いんだよね~」と言うやつの99%はただの自慢。聞き流しましょう。

たしかに思い返せば静岡に旅に行ったり、日頃から時代に向こうを張るようなハイエミッション野郎を乗り回している。

地球をイジメているのは私だったのか!と分かったことに加え、本誌掲載の「だって、今がいちばん青い」班がロケをしたのは6月。

6月と言えば、環境省が定める環境月間だ。あちこちで環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われているらしい。

ならば燃費チャレンジをするしかないじゃないか!!

「公交通機関を使えや」と言われそうだが、行先の千葉県、九十九里周辺ってものすごいアクセスが悪いのですよ。どこに行くにもクルマは必須。

2倍の時間がかかるうえ、最寄り駅までタクシーなんてさすがにアホらしいって、これ見たらわかるでしょ?

行先が九十九里でなければ電車やバスも考えましたが(本当ですよ)、今回ばかりは仕方なし。

というわけで今回は本誌に載せられなかった未公開部分を載せつつ、低燃費チャレンジを行います(記事中の燃費単位はkm/ℓ、1リットルのガソリンで何キロ走れるか?を用います)。

本日の相棒、トヨタ・シエンタさん。まるっこいフォルムでかわいらしい。

時刻は朝8時45分。四ツ谷駅裏で班員を待ちつつルール説明とまいりましょう。

1.周りに配慮する!
  基本エコモードで走る以外は普通に走行。極端にゆっくり走ったり、周囲の交通の流れを乱すことはしない。

2.健康第一!
  実行日はくもりだが、蒸し暑いのでエアコンを普通に使用。熱中症になっちゃ大変なのでね。

3.移動は快適に!
  ドライブに欠かせない音楽はもちろん常時流しっぱ。CarPlayでグーグルマップも使用(方向オンチなので)。

あるとが買ってきてくれた信じられないビッグサイズのコーヒー。飲み切れるかな。

班員にいつも通りに行動してもらうため、燃費企画のことは一切知らせず、完全に私の個人的な挑戦としました。終始一人で黙々とやります。

ここから私と日本が誇る世界的大企業、トヨタ自動車との闘い(大げさ)が始まる!

では燃費計と距離表示をリセットして出発!借りてすぐなのでガソリンは満タン。

お台場周辺は道も広くて走りやすい。

今回はコストカットも兼ねて都内に入るまで一般道、千葉県に入ったら高速道路というルートをとります。

というわけで30分弱のんびり走ってお台場の海辺の近くまでやってきました。ずっとどんよりお天気ですが車内は快適。おしゃべりしつつ進みます。

8.2km走行、19.4km/ℓ。右上の黄緑色のEVマークが電気走行のサイン(エンジンが止まる)。

では定期報告を。環境省の推奨するハイブリッド車の走り方を参考に、普通に発進した後、一瞬アクセルを抜いて踏みなおし、なるべく電気で走行するよう心掛けます。

家族トークをしつつしばらく走って市川市あたりに到着。景色的にはとくに面白み無いですね……。ここからは高速に乗ります。

野呂PA。NEXCOのサイトには「九十九里浜へ向かう途中に立ち寄りたい」とあるけど、そうなの?

「ちょっと走ればパーキングあるだろうし、九十九里までの中間くらいで寄ろうかな~」なんて東金道路を走っていたら、予想外に全然見当たらず。

ようやく見つけた野呂パーキングに入って小休憩。ご当地グッズはもちろん、フードコートなんかもありましたよ。

74.6km走行、23.7km/ℓ。四谷からは意外と距離あります。

そしてあっという間に東金道路が終わり、一般道へ。ローカルな雰囲気が広がってテンションアップ!

写真の色味が変なのは本誌企画、青色ミッケの撮影設定を戻し忘れたから。サーセン。

たどり着いたのは「世界一小さいチョコレート工場」。小腹を満たしに寄りました。

チョコマシュマロ。甘いものに甘いものをかけるというジャンキーさよ……。

工場に併設の直売所でチョコ系のドリンクやらお菓子やらを買い込んで、クルマでもぐもぐ。おいしかった。千葉っぽさはあんまりないけれど。

76.6km走行、23.8km/ℓ。チョコレート工場は本当に小さかった。

小腹も満たされたのでちょっと山道に逸れて、次の目的地、八鶴湖へ。

蓮が生い茂りまくり。青色がテーマの冊子なのにめっちゃ緑。

6月の八鶴湖は一面が緑!はなかっぱもびっくり。湖面が見えないくらいびっしり!

6月っぽいアジサイがきれい。

きれいなアジサイも咲いていました。理由は後述しますが、実はこの湖畔のアジサイは本誌からはカット。

またしばらく走って次の目的地へ。ここからいよいよ九十九里っぽい場所へ向かいます。

90.2km走行、23.0km/ℓ。

湖に行くために斜面を登ったせいで若干燃費は悪化。海辺の平坦路を走って改善するかな?

海が近付くにつれ、家の雰囲気なども少しずつ変わっていきます。

到着したのは「海の駅九十九里」。若干劣化した看板も味わいがあっていい感じ。

港の近くにあるので磯の香りと海風を感じます。建物の中に入ると……

建物の外観や看板などは本誌でチェックしてください。おしゃれでした!

イワシが大量に!3000匹もいるとか。そんなに入れて大丈夫なんでしょうか。まあ大丈夫なんでしょうけど。ものすごいスピードで泳ぎまくっていました。

あじ。目が輝いていて鮮度が良さそう。

併設された鮮魚売り場には魚だけでなく、貝や切り身もたくさん販売されていました。これを見ると改めておなかがすいてくる……。

店内には芸能人のサインが多数並ぶ。「まるに」と聞いてBMWを思い浮かべた貴方は私と同じ。

そのまま「お食事処 まるに」さんへ!ここで昼食とします。

とっても美味しそうな海鮮丼とあら汁。エビが大きい!

班員からのコメント:「驚きのボリュームと彩りの綺麗さにうっとり!さすが海がすぐそこにある海鮮料理屋さん。どのネタも味も鮮度も裏切らない美味しさ。ついてきたアツアツのあら汁も、魚の出汁がたっぷり出ている。骨の周りのホロホロの身がまた絶品!」

アジフライもボリューム満点!

班員からのコメント:「まだかなーと思っていた所運ばれて来たアジフライは想像の2倍近く。量が多くて驚きました。しかし、外はサクサクで身はふわふわでとても美味しかったです。」

私はアジの刺身をいただきました。プリプリしていておいしい。ショウガやワサビでいろんな食べ方を楽しめるのも良かった。

116.6km走行、23.7km/ℓ。こういう鋭角カーブでは小さい回転半径がうれしい。

おいしい海鮮で全員すっかり満腹。

クルマのほうも海辺の高低さがあまりない道を走ったので、燃費も少し改善。では次の心落ち着く目的地へ。

本誌はそのテーマの都合上掲載しませんでしたが、もちろん青色以外も咲き誇っていました。

たどり着いたのは「服部農園あじさい屋敷」。入口の平面のほか、急斜面にもあじさいがたくさん咲いている農園で、ちょっとした登山気分まで味わえました。

その斜面にある特性上、一度土砂崩れで流れてしまったそう(アド街ック天国からの入れ知恵)。ほぼ一人で復旧したという農園は最高にきれいでした。

青はアルカリ性、赤は酸性って中学校で習いましたよね。ちなみに白色は色素を持たない品種orうまく発色しなかったものらしいですよ。

ほかの花と違って丸くふわふわに咲いているところがあじさいの魅力。とっても癒されます。ここであじさいの写真をたくさん撮ったので八鶴湖周辺の写真は本誌に載らなかったんですね。

さあ、疲れを少し回復したところで次の目的地へ向かいます。

写真に写ってないだけでにぎわってました。

ここまで来たからには見ずにはいられないでしょう、ということで九十九里海岸へ。

サーファーの人たちが多数泳いでいたり、砂場を黙々と掘り進める子供たちのことを見て懐かしい気持ちになったり。快晴とまではいかなくとも十分楽しめました。

看板の通り、海プリンを目当てに来たのだが……。

行ってみたら定休日だった「namioto」さん。建物の外観から見てもわかるとおりに青色が目立っています。

残念……、と思っていたら中から人が出てきて「そこのビーチに出展してるよ」と。ならば行くしかない!

後ろの屈強な方々はサーフィンの大会を観戦していました。

出会えた、海プリン!この日はサーフィンの大会のために出展していたようで、片付け間際のギリギリでなんとか滑り込み。

海の青と砂浜の白をイメージしているそう。「富士山みたい」って言ってる人もいましたが。

とってもクリーミーなプリンでおいしい。

班員からのコメント:「見たまんまの水色で映え🩵ロゴもかわいすぎてテンション上がりました。味もしっかり美味しくて、見た目も中身もとっても満足!スタッフさんがめちゃめちゃ良い人で、それも良い思い出です。」

136.6km走行、23.4km/ℓ。太東ビーチの駐車場は南国感満載。そこかしこがヤシの木だらけ。

さて、そろそろ5時台なので帰路につきましょう。その前に燃費をチェック。

あじさい農園への山道で落とした数値を海沿いで再び取り戻し、23キロ半ばくらい。ここから高速へ乗るまでにどこまで上げられるかが勝負。

165.0km走行、24.0km/ℓ。なんとも代り映えしない写真で申し訳ない。

どうにか一般道を走って、24キロ台まで取り返しました。冒頭で述べた電気走行のやり方を踏襲しようとすると、60キロくらいからエンジンがかかってしまって郊外では微妙。むずかしい。

189.9km走行、23.6km/ℓ。高速道路上で完全停止の図。渋滞はヤダね~。

その後高速道路に乗り、空いているうちに距離を稼いだ後、予想通り大渋滞にハマりました。

班員たちでおしゃべりをして暇つぶし。ちなみにまだコーヒーを飲み切っていません。

すっかりおしゃべりに夢中のカメラマンが撮ってくれた一枚。さすが写真部の御仁は違いますな。

冒頭、本誌で共に述べた通り、都内に入る前に高速から降ります。

お台場あたりで夕焼けのちょうどいいタイミング。なんてきれいなんでしょう。

233.8km走行、??.?km/ℓ。エンタメ的な都合で燃費数値は隠させていただきます。

海沿いを走ってついに有明まで戻ってきました。劇団四季やらの思い出を語る班員をよそに燃費計をチェックしつつ、赤坂のガソリンスタンドまで移動。

240キロ以上走った結果はいかに……。

241.1km走行、24.1km/ℓ。ついに燃費チャレンジ完走!

というわけで赤坂のガソリンスタンドにてチャレンジ終了!

クルマ側の数値は24超えですが、満タンにして改めて計算してみましょう。

都内一等地のガソリンは高級品。1リッター=アルフォート1箱って感じ。

赤いノズルをぶっ刺し、ガソリンを満タンまで入れると10.32リットル。

距離で割った数値は……23.36キロ/リットル!

乗せる写真がないので海の駅で見かけたステッカーを。特に関係ないんですが、私はジャガーさんに会ったことがあります。自慢にならない自慢の一つ。

え、23.36?これすごくないか?「6人フル乗車、エアコン音楽ガンガン、USBでスマホ充電しつつ合流でアクセル全開」という典型的な大学生みたいな乗り方(そりゃもちろん大学生ですからね)をしてもこの燃費?

もちろんメーカーの公表値には届いてないがそんなの関係ねぇ。超悪環境でも23オーバーをたたき出すんだぞ文句あっか。この低燃費でまた地球救っちまったか……。

というわけで九十九里の魅力を存分に楽しみ、何一つ不自由なく旅を終えることができました。シエンタと楽しい班員のおかげ。もちろん本誌も要チェック!

そして画面の向こうのアナタも。この超長い記事をお読みくださりどうもありがとうございました。

またお会いしましょう!さようなら!

おまけ

はい、というわけで都合6000字オーバーの「Arioso=アリオーゾ」は終了。ここからは「CARioso=カーリオーゾ」、2回目で早くも恒例の玄人クルマオタク向けのおまけです(もはやこっちが本編)

タイヤはブリジストン・NEWMO。乗り心地が良かったのはタイヤだけではなく重量増のおかげかも。

マニアックポイント① 今回借りたのは7人乗り前輪駆動、ハロゲンヘッドライト×両側電動スライドドアの「ハイブリッドG」グレード。エンジンはすべて共通のM15A-FKS型(四駆モデルは同-FKE、ね)。

ヤリスとかアクアに積まれてるのと同じ、ということはここまで読んでる皆さんならもう知ってるでしょう。必要最低限のパワーといった感じ。6人乗るとさすがに加速が……。

ステアリングには左側にオーディオ関係、右側にACC関係のスイッチが備わる

マニアックポイント② シエンタは全車ACC装備。でも完全に止まるまで機能するのは最上位グレード「ハイブリッドZ」のみ(8月6日追記:この記事の公開直前についに全グレード電子パーキング&ACC完全停止に!涙が出るぜ)。渋滞はちとツラい。

けれど無いよりはマシなので今回も行きの高速で少しお世話になりました。でもすべてのグレードで足踏み式サイドブレーキってのはちょっと。GRヤリスみたいに縦引きサイドブレーキにすれば足元のスペースも阻害しないと思うんですが、どうでしょうか。

このハイブリッドエンブレムは旧タイプ。最新世代には青丸+HEVロゴのエンブレムが装着される。

マニアックポイント③ 「パワーが足んねぇ」「CVTはつまらない」と思ってはいけません。開発者インタビューによればメインターゲットはお母さんで、乗りやすい5ナンバーのサイズ感、燃費の良さ、収納スペースなどはすべてそのため。CVTを採用していることにも理由があるんでした(THSの仕組み的に)。必要十分+お値段抑え目。こだわりが無い人にとっては十分でしょう。

というわけで今度こそ本当におしまい。ここまでお付き合いありがとうございました!

Author

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投稿者: きなこもち

ピーナッツアレルギーの千葉県民。
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