人間なら誰しも、逃げちゃいけない時ってありますよね。
覚悟を決めて頑張らなきゃいけない、って時。例えば受験とか、プロポーズとか?大事な試合とか。色々ありますよね。その時は人によってバラバラですが、私の逃げちゃいけない時はまさに今です。さあ、私は今から何をするでしょう?
……このweb記事を書きます。
皆さんこんにちは、はじめまして。私の名前はcastleと言います。
うどん好きな、ただの国文学科生です。目立った特徴はありませんが、強いて言うなら、特技は先延ばし、ということでしょうか。このweb記事も、伸ばしに伸ばしてしまいました。何ヶ月放置したかは聞かないで下さい。
アリオーゾは高校の時から楽しく読んでいて、「上智に入学するならアリオーゾ絶対入る!」とか思ってたんですけどね。web記事を書くことだってやりたいなって思ってました。
なのになぜ、いざやることになったら、「アッチョットイマイソガシイカモ」ってなるんでしょうね。人間って不思議。そして、書いてみると楽しいという謎。
少し脱線しましたが、今回は江戸城跡に行ってみたというお話です。
なぜ江戸城跡に行こうと思ったのか
まあ、あれです。新学期特有のやる気です。
4月の私は見るものすべてに心を踊らせ、「大学生になったんだし、今までやったことないことにもチャレンジしてみよう☆」などと考えていました。
web記事を書く時の名前をcastleにしようと決めていたので、城つながり、とかいう浅い理由もあります。ダジャレって言わないでください。
というわけで、城の知識はほとんどありません。そもそも日本史が得意じゃありません。大学受験は日本史選択でしたが、共通テストでは60点(目標は80点)をとって大泣きした過去があります。私文専願だったのに……。
城に行ったのも、10年前家族で大阪城に行ったのが最後。
そして、私は大きなものを目の前にするとぼけーっとしてしまうところがあります。どこに着目したらいいか分からないんでしょうね。「あー」「すごーい」をロボットのように連発します。
……本当に大丈夫か?
今のは城跡巡りに行こうとした私の心の声ですが、今この記事を読んでくださっている皆さんの声でもあるでしょう。
大丈夫です、1人じゃない。名言っぽくなりましたが、アリオーゾ部員の馬刺しとあいうえ夫と行ってきました。史学科、心強い……!
江戸城跡巡り、スタート!
まず、JR四ツ谷駅の方へ向かうと、こんなものを発見しました。
「四谷門枡形石垣に用いられた石材」。
解説を読んでみると、この石材は四谷門石垣の角の部分を構成していたみたいです。「でかい石?」とか思ってごめん。ただの石じゃなかったんだね。
こちら側の出入り口をめったに使わない私は、こんなものがあるなんて全く知りませんでした。まさか、こんなところで歴史を感じるとは!
さあ、どんどん行きましょう。
ザ・曇り!って感じの空ですね。梅雨時でした(もはや懐かしい)
奥に木々が固まって見えています。もうすぐです!
木が、すごい!!!
本当に都会か聞きたくなるレベルの木の量です。夏のセミが凄そうだな、7、8、9月は絶対に近づかないぞと心に誓いました。私は本当にセミが嫌いです。「上智って都心のビル系のキャンパスだし、セミ少なさそう♪」とルンルンで入学して夏を迎えたら、たくさんいて絶望しました。
到着
気を取り直して。半蔵門に到着!
警察車両が物々しい雰囲気を醸し出してますが(私を捕まえに来たわけじゃありません、潔白です)、これがかの有名な半蔵門。
服部半蔵という人の名前から取られているそうです。自分の名前が立派な場所の名前になって、後世まで残るっていいですね。私も歴史に名を残したいものです(?)
半蔵門から、国立劇場や国会議事堂を見ながら進むと、ここにやってきました。
日本史が苦手でも大抵の人が覚えているやつです。そう、桜田門!
考えてみれば、桜田門外の変のインパクトってすごくないですか?個人的にはペリー来航と同じくらい、皆に覚えられている歴史の出来事だと思っているのですが。
久々に桜田門外の変について調べていたら、井伊直弼の享年は44歳だとか。思ったより若い!
当日の1860年3月3日は雪だったそうです。映像で見るには雪の中で事件が起きたほうが映えそうですが、最期が冷たい雪の中、というのは悲しいですね。思わずしんみりしてしまいました。
こちらは大手門です。江戸城の正門。
歩いていて思ったのですが、とにかく門が多い!
考えてみれば当たり前ですよね。今だって重要な人がいるところのセキュリティチェック、すごいですもんね。
……待てよ、正門ってことは、ここから数々の将軍や大名が城に向かったり、出ていったってこと?
すごくない??時間を巻き戻せば、私がいるのと同じ場所に教科書に載ってた偉人がいたかもしれないってことですよね??
とんでもないところに立っているなぁ、と思いました。
さてさて、これは二重橋。
とある理由から「二重橋前駅」のアナウンスはよく聞いていたのですが、降りたことは無かったので「これが二重橋か~~!」と感動しました。
正確には、広場から見て奥側にある鉄橋のみを二重橋と言うそうです。上にあるランプがレトロで可愛い。
ちなみに私は明治の雰囲気が大好きで、洋館とかもどストライクです。なんかワクワクするんですよね。もし良いところを知っていたら、教えてください。
では、突然ですがクイズです。これは何でしょう?
正解は天守台です!この上に天守閣があったってことですね。
1657年、明暦の大火によって焼け落ちてしまったという天守閣は、その後再建されることはありませんでした。火事の後、「天守閣の再建よりも城下の復興を優先すべき」と4代将軍・徳川綱吉の叔父である、保科正之が提言したからだそうです。
こういうエピソード良いですよね!日本史は苦手ですが、こういう「なにそれ感動!」みたいなエピソードを聞くのはとても楽しいです。歴史上の人物に、奥行きが生まれるというか。
せっかくなので、登ります。
坂の途中で振り返ってみると、こんな風景が広がっていました。
手前には緑、奥にはビル群。不思議な感覚におそわれました。当時はどんな景色が見えていたんでしょうね?
さあ、最後のスポットになりました!
「松之大廊下跡」の文字が見えますか?
「松の大廊下」は、「忠臣蔵」で有名ですね。(有名ですね、とか言っておきながら、私は高3の日本史で習ったときほとんど知りませんでした。父に「忠臣蔵って何?」と聞いたら、「忠臣蔵知らん!?」ってめちゃくちゃ驚かれたのを覚えています。「知らな~い」と答えました)
今は画像の通り木がありますが、ここに廊下があったんですね。ちょっと想像が難しいかも……。
そんなこんなで、私の城跡巡りデビューは終了!総歩数は9059歩でした。坂のせいか、翌日筋肉痛になったのはここだけの秘密です笑
【感想】
面白かった~!!
もちろん、知識はありません。ここに書いた歴史に関係することは、千代田区観光協会さんのサイト(https://visit-chiyoda.tokyo/)を参考にさせていただきました。
それでも、普段生活していて見ることの無い、ただ名前だけ聞いたことのあるものを実際に見ることで、なんだか1つ大人になった気がしました。
上智から歩いていけちゃうのもいいですよね。というか、江戸城跡とか丸の内近辺に歩いていける上智の立地、すごいな……。
あと、もしこの記事を読んでくれている受験生がいたら、日本史対策は早めにすることをおすすめします!
ここまでcastleがお送りしました!名前だけでも覚えていってもらえたら嬉しいです。
また何かの記事でお会いしましょう!
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