いつの間にか褒め合い合戦? 大学一年生2023の裏側!

大学一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

(あまりにも今更)

今年のフレッシュマンウィークはコロナ禍前のよう(なのかどうかは知りませんが)に開催され、実はアリオーゾも参加していました。
そこで配っていたのが、4月19日にwebでも公開されたこちらの大学一年生2023です!

ご覧になっていただけたでしょうか?

いえーい!!!!!嬉しい!!!!!自分たちが作ったものが形になるのは嬉しいですね!!!!!

すみません、取り乱しました。

今回は、アリオーゾで冊子をどうやって作っているのか、大学一年生2023の編集長とデザイン長がその製作の裏側と共にお届けします!!

☟冊子製作の流れ☟

1. テーマ決め
2. 企画
3. デザインガイドライン作成
4. 班分け・誌面作り
5. その間の編集長・デザイン長
6. 叩き直し
7. 完成・チェック・入稿
8. 冊子到着・フレマン

背景がピンクのところはcastle緑のところはもーだがメインで書いていきます!

①テーマ決め

みなさん、こんにちは!今回の大学一年生2023で編集長を務めました、castleです!
へ~、こいつが編集長だったんだ、って?そうなんですよ。なかなか似合うでしょ(?)

そんな私の1つ目のお仕事は、ずばりテーマ決めでした。

アリオーゾで作られる冊子には毎号テーマがありまして、たとえばvol.28「ときめき」とか、vol.27だと「0」ですね。普段のアリオーゾでは、企画名と絡んでいるので分かりやすいと思います。

そんなテーマを、もちろん大学一年生でも決めるんです!全体の方向性が決まる、超・重要任務。
どうしよう……1ページも妥協したくない……全部の企画にこだわりたい……なんだか私、よくばりじゃない?

このとき、私の頭の中で「ピーン」と何かが繋がりました。

「よくばり」!!!

そうだ、今年の大学一年生は高校入学からコロナ禍だったはず。やりたいことを十分にできず、苦しい思いをした人も多いのではないでしょうか?大学生活こそ、やりたいことを全部抱えて、よくばってほしい!

そんな思いで、テーマは「よくばり」に決定しました🎉(もしよければ、目次の「編集長より」ってところ、読んでみてくださいね)

②企画

さあ、次は冊子の内容に大きく、とても大きく関わる企画を決めていきましょう!
どのように決めるかというと……まずは、部員からGoogleフォームで募ります。

すると、みんな色々な面白い案をくれます!やっぱり学部学科については必須だよね、とか、今年もキャンパスマップを入れよう、とか。

そんなたくさん集まった案から、厳選するんです。

編集長とデザイン長が。

いつもは部員全員で投票して決めるのですが、今回は冬休みだったことで、こちらで決めることになりました。

テーマ決めも超・重要任務と書きましたが、こちらも超・重要任務。
もーだと話し合いながら、毎年恒例インタビュー、大学生活の目標決めを手伝えそうなチャート、そもそも大学生とはナニモノか?を解剖する企画。定番の学部学科紹介キャンパスマップサークルの企画を入れたり、大学生といったらバイトじゃない?だったり。上智のあるあるは在校生みんな楽しめそうだよね!という理由で選びました。

テーマ「よくばり」に合わせて、キャンパスマップに今までなかった目白キャンパスを盛り込んだり、全学部学科を網羅した学部学科クイズにしたりと、これまでの定番企画をいれつつ、新しさもある企画内容にしました!!

残るはページ割です。どの企画に何ページ割くのか。企画の順番も大事です!
何度もあれじゃない、これじゃない、と修正しながら、たどり着いたのが今の形です。

③デザインガイドライン作成

みなさん、こんにちは!もーだです。今回の大学一年生2023ではデザイン長を務めました!

デザイン長の主な仕事は2つデザインガイドラインの作成表紙・目次の作成です。

企画は班ごとに進めていくので、冊子全体の統一感を失わないようにすることが大事。デザインガイドラインは、「こんなフォントで、こんな色を使って、こんな雰囲気の誌面にする!」というイメージをみんなで共有するための指示書みたいなものです。

冊子全体と各企画のデザインの軸を決めるんですが、これが意外と大変なんです。自分が決めたデザインで冊子や企画の印象が変わってしまうし、これを参考にして部員がやりたい企画を決めたり、デザインに悩んだときはここに戻ってきたりもするのでかなり責任重大……!

とはいえ、デザインの大部分を自分の裁量で決めるので、自分のやりたいデザインにも挑戦できて、これからどんな風に冊子が育っていくんだろうってワクワクもあって楽しいです。

確か寝起き一番に見て、そのすごさに一気に目が覚めたのを覚えています!
かっこいいデザインも、シンプルでおしゃれなデザインもてんこ盛り。まさに「よくばり」なガイドライン……!これはどこをめくっても飽きない冊子になるぞ、と確信しました。あと、指示が分かりやすい。
これは余談ですが、ガイドラインでもーだが指定したフォントが私の好きなもので、「天才か?」と思いました!

初耳です(笑)ちょっと褒めすぎでは……?あとでなにかあげますね。

④班分け・誌面作り

そうやってもーだが作ってくれたデザインガイドラインと、私の考えた企画説明をもとに、部員は自分のやりたい企画を選びます。第三希望まで提出。企画ごとの班分けは、幹部のみなさんのお仕事です。

ここからは班ごとの作業です。どんな情報を入れる?とZoomで会議をしたり、調査をしたい班はGoogleフォームを作って拡散したり。Googleフォームの拡散は私もちょっとだけ頑張りました(笑) 一時期、Instagramのストーリーが「〇〇についての調査です!ご協力お願いします!」ばっかりになりました。こうして皆さんの回答によって記事が成り立っているのです……。ありがとうございます。

インタビュー班は、TBSアナウンサーの田村真子さんにインタビューをすることが決定!(記事はこちらから!)承諾の返事を頂いたとき、全員大喜びでした。

私は田村さんが出演されているラヴィット!が好きで、かなり見ていたので、諦められなくて本当にダメ元でオファーさせていただくことになったんですが、まさか受けて頂けるとは……!歓喜!!!!🙌🙌🙌

インタビューOKを知った直後の
2人(ほぼもーだ)の会話
ごきげんパンダのスタンプで
感情の動きを
いちいち表現
喜びのあまり本物か疑う
という失礼をかます

ナニモノ班はリアペやサブスクなど、とことんリアルを追求していました!この情報、一年生に限らず必須かも。

チャート班は何といってもしげるのイラストのインパクトでしょう!何度見ても笑ってしまいます。私はザ・大学生タイプでしたが、ああいう格好はしていません。

学部学科クイズ班は、全学部・全学科の声を聞くのが大変でした。言うなれば「人脈フル活用」。

キャンパスマップ班はあのキャンパスを絵にするのが大変だった様子。画伯な私は大尊敬です。

サークル班は覗いたら……音楽団体多くない!?(笑) でも、こう見ると世の中には色んな楽器があるんですね。今度公演行ってみたいなあ。

アルバイト班は順調でした!やらかしエピソード、面白すぎる。

あるある班は絵の負担が大きくなってしまったようです……。ただ、フォームの集まりはダントツ!やっぱり皆さん色々思いながら大学生活を送っているんですね。

各班はこんな感じでした。少人数で作業するので、一番仲良くなりやすいパートです✨

⑤その間の編集長・デザイン長

さて、各班が冊子製作にいそしむ中、編集長とデザイン長は何をしているのでしょうか?

その期間はやることがないのでダラダラ……ダラダラ……

ダラダラする人

というわけにはいきません。

各班の進捗を気にしつつ、その間に重要な仕事をしています。

それが、表紙・目次・用語集・編集後記の作成。

表紙と目次はデザイン長のもーだが、編集後記は編集長のcastleが、用語集は2人で作ります。

<表紙>

今回のテーマ「よくばり」と聞いてふと思い出したのは千手観音でした。あのたくさんある手によくばって色んなものを持たせたら面白いんじゃないかな……?(本来の千手観音の手は苦しむ人々をたくさん救うためにあるみたいです。本家もよくばr……)

さらに、私は表紙と目次のデザインの裏テーマを勝手に決めました。ずばり、「うさぎ」です。

うさぎ年、田村さんが出演されている「ラヴィット!」👆、そしてなによりアリオーゾのマスコットであるしげるの共通点はうさぎ。今年じゃなくて、いつうさぎをテーマにするの?今でしょ!というわけです。

特に難しかったのは、しげるの千手観音スタイルを描くこと。絵を描くのが得意な方ではないので、しげるの顔だけで丸3日くらいかかりました……。小さなアリオーゾを持った真ん中の腕とあぐらをかいている足もイメージだけでは描けなかったので、自分でポーズした写真をトレースして描きました。つまり、あれは私の手と足、です。

手には各企画やしげるの趣味をアイコン化したものを持たせたり、田村さんがうさ耳をつけていたり、色を工夫したり、あちこちにうさぎを隠したりと遊び心こだわりを詰め込んだのでぜひじっくり見て頂けたら嬉しいです!!(ちなみに隠れうさぎは表紙に9匹います🐰。探してみてね!)

しげるの千手観音が目を引きますよね!
インパクトはありつつ、背景の柔らかいピンクからか優しさもあるデザインで、私もすごく好きな表紙です!もーだの優しさがにじみ出てるな、って思っています。
私は9匹見つけられた……はず!

<目次>

表紙と目次と編集後記のデザインは統一感がでるように意識したのですが、特に目次と編集後記は合わせると、春に野原でピクニックをしているような雰囲気になっています✨

イチオシは、編集長castleからのコメントです。温かくて素敵な文章なのでこちらもお見逃しなく!

ちなみにここにも隠れうさぎがたくさん!わかりやすいのも含めて36匹ものうさぎさん🐰がいらっしゃいます。(難易度高めなのは6匹🐰)遊びすぎました(笑)

隠れうさぎを36匹放つのも、目次案を8個も作ってくれたのも、そのこだわる姿がすごくカッコいい。
これはずっと思っていたのですが、改めてもーだデザイン長の冊子で編集長を務められて良かったなと思いました。

<用語集>

各誌面の一番下に載っているのが「用語集」。上智で使われている略語など、上智ならではの用語を説明つきで載せています。部員から募集した説明をもとにしていて、よく読むと結構面白いです。しかも一年生は知らない用語ばかりだと思うので、役に立つこと間違いなし!

<編集後記>

castleが作ったページ!

何よりかわいい。春らしくて、見ているだけでなんだかウキウキしてきます。

爽やかなお花見のイメージで作りました!水彩の可愛らしいイラストで揃えようと、素材にはすごくこだわりました。それに、定番のおかずはコンプリートしたいじゃん?卵焼きでしょ、タコさんウインナー、ブロッコリーとか。
そうそう、後にも先にも、3時間も理想のおにぎりのイラストを探し続けることはないと思います(笑)

こだわりが詰まった表紙・目次・用語集・編集後記ができあがり!

⑥叩き直し

そんなこんなで形になった誌面を今度は部員全員で校正します。これが「叩き直し」

デザインガイドラインはあるものの、班ごとにかなりオリジナリティのある誌面ができました。デザイン長の私も、あのガイドラインがこんな風に形になるんだ~!と不思議な気持ちでした。

とはいえ、フォントやページ番号のサイズ、編集者名の形式のズレは揃えなければいけません。変な文章はないか、見にくい色はないかなども、全員でひとつひとつ確認してアドバイスし合っていきます。

よくある修正点は「…」だったものを2つ続けて「……」に直すこと。文章校正の暗黙のルールとして、この三点リーダーは2つセットで使うというものがあるんですが、なぜなんでしょう?誰か教えてください。おかげで、LINEで会話するときすら「……」と使うようになってしまいました……。😑

こうして、納得がいくまで修正を続けます。

⑦完成・チェック・入稿

実は校正は部内だけで終わり……ではないのです。アリオーゾは大学公認サークルなので、上智大学の学生センターにもチェックしてもらいます。それを受けて少しの修正を行い、誌面が完成します!

しかし、これでもまだ終わりではない。

この段階ではまだデータとしてパソコン上にあるだけです。冊子にしてみなさんの手元に届けるには最後に印刷所に「入稿」をしなければいけません。これは我らがサー長、ゆきさんのお仕事。これがかなり大変なようで、画像の処理が終わっていない班の誌面で不具合が起きたり、最終データが提出されていなかったりというトラブルもしょっちゅうです。

幸い、今回はあまりトラブルは起きませんでした。良かった~~~!

あとは冊子が到着するのを待つだけ!!!

⑧冊子到着・フレマン

春休み明けすぐのフレマンに間に合うように冊子を作る=冊子の到着は春休み中、ってわけです。
ということで、大学でウキウキしながらダンボールが届くその瞬間を待つ……!ということもなく。

私たちは、Slackに投げられた「冊子が届きました!」の写真で到着を確認しました。

「冊子が届きました!」の写真

実物を見たのは、健康診断の日。ちょうどもーだも登校していて、2人で一緒に見ました。

「よし!」という嬉しさと、「おお~」って感じです。もうちょっと詳しく説明しろって?ごめんなさい。
驚きというかは、「ついに……!」という安心感でした。実は、画面で何回も確認した私たちは、新鮮味があるわけではなかったのです(笑) 無事に冊子の形になったことに、とにかくホッとしました

castleが言っている通り、驚きより安心感のほうが強かったです。画面で見ているのと実物は全く違うのです。大きさやら画像の解像度やら色やら、できる限りのことはしましたが、もう心配で心配で!ひとしきり安心した後はニヤニヤしながら帰りました。マスクしてて良かった~。

そしてやってきたフレマン当日(4月9日、10日)!

フレマンはこんな感じ


私たちの思いは1つ。

1人でも多くの上智生に届けたい!

castleの渡し方が上手すぎました。

照れるなぁ。

「お姉さん、お姉さん!」「どうですか!?」の勢いと度胸がすごい、尊敬でしかないです。アリオーゾは1年に2回、メンストで通りがかる人に冊子を配るので、いかに多くの人に受け取ってもらうかが大事。部員の中にはcastleのように上手な人もいれば、私のようにちょっと苦手という人もいます。だんだん慣れていくけど、意外とメンタルもやられる(笑)

冊子を配るcastle。輝いてる。

もーだが撮ってくれる写真、いつも最高なんです……!

個人的に嬉しかったのは、在学生の人や職員さんらしき人が「大学一年生じゃないんですけどもらってもいいですか?」と来てくださったこと!アリオーゾの面白さを知って、もらいにきていただけるなんてこんなに嬉しいことはありません。(「もちろん、ぜひぜひぜひぜひ!大学一年生は一年生じゃなくても楽しめます!!むしろ受け取って下さい!!」という気持ちになりました。)

その情熱あってか、2日目が終わる頃には全ての冊子を誰かの手に渡すことができました!
感無量。本当に感無量。

その後の新入生向けの活動で、「フレマンで冊子を見て見学に来ました」という方もたくさん来てくれました!そのセリフを聞くたびに、心の中がキラキラしたものでいっぱいになったなぁ。

いかがでしたか? アリオーゾ制作の裏側、楽しんでいただけていたら嬉しいです!

ここまで読んでみるとなんか……私たち褒め合いすぎじゃないですか?(笑)でもこれ、今だけじゃなくて製作中もこんな感じでした😅それだけ試行錯誤して、お互いに支え合ってたってことですね。改めて、冊子に関わって下さった方々はもちろん、castleにも感謝です。ありがとう💛

めっちゃ褒めてくれるもーだがいてくれたからこそ、最後まで楽しく作れたと思います!
いつ相談しても真剣に話を聞いてくれて、心から信頼して作業できました。こちらこそありがとう💐
冊子を読んでくれたみなさんも、この記事を読んでくれているあなたにも、スペシャルサンクスを!

見学・入部は年中大歓迎です💕気になった方はぜひ、公式SNSまで連絡くださいね!

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投稿者: もーだ

画像はパンダです、パンダ
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