【上智大学】帰国子女がこれから直面するであろうあれこれについて考えてみた【新学期対策】

はじめまして、帰国子女です。
簡単なプロフィールはこんな感じ


日本生まれ
親の仕事への付き添い
2歳から小2までフィリピン
中2から高校卒業まで南アフリカ
大体10年くらい海外、10年くらい日本

これからお話することは、海外生活していた年数や時期によって
当てはまる方とそうじゃない方が、必ずでてくると思います。
一帰国子女がこれまでの経験で感じたこととして、気軽に読んでいただけると嬉しいです
😊



1.帰国子女であることを周りに言えない


私の周りにも結構いるんですが、
自分が帰国生であることをあえて周りの人に隠して新生活を始める
「サイレント帰国子女」になることを選ぶ人もいますよね。


「帰国子女」
このフレーズは、一瞬で相手に何かしらの印象を与えてしまう、
かなり強い力を持っているようです。


サイレント帰国子女になる理由は様々あると思いますが、
帰国子女であることを公言することによって
「いいな~」と羨ましがられたり、「性格がキツそう」と距離を置かれたり、
「気に食わない」といじめられたり…
そんなもろもろの好奇の目を逃れたいという気持ちがあるからではないかな、
と私は思っています。


そういった話を聞くと、私は
『海外で生活していた』という事実はどうしても変えられないので
もう自分の一部として受け入れさせてもらえないでしょうか、とお願いしたくなります。笑


帰国子女の場合、舞台は確かに〈海外〉
でも、それって案外そんな大したことじゃないのかも。
環境は違えど、 色々経験をして、成長して、今の自分がいるという部分は皆同じなのではないでしょうか。


例えば私の場合、
海外に移り、学校に通い始めて最初の3年は血反吐を吐くほど大変でしたし
その分楽しい経験もたくさんしました!


ただ、それは私だけに限らず、誰でも同じように、色々経験しながら成長してると思います。
高校の部活を必死に頑張った・友達と旅行を計画して初めて旅行に行けた
など、なんでもいいです。


それを経験したのが “海外だから” もっと上だとか、全く別次元のもの、という線引きは
いらないのかも
しれません。

少なくとも私は、どんな体験をしたのかという部分の方が気になります!笑


話す方も聞く方も〈海外〉を気負いせず
「こんなこともあったな笑」「いい思い出だな~」程度に話ができたら面白いんだろうな、
なんてたまに思っています。




2.「意識高い」と言われる


私が海外にいたころは、休み時間やランチタイムのときに友だちといると、
何かしらの社会問題について話すような機会がありました。


最初は文化の違いから始まって、徐々に宗教の話、それに伴う時事問題政治差別性別…… 
などなど


それが帰国後日本で友だちと話すときは、
講義の様子、バ先での出来事、彼氏・彼女の話がほとんどになりました。
あまり、社会的な問題について触れないですよね。


少し社会系の話に進むと、よく「意識高いね~」と言われることが多かったです。
講義の延長のように聞こえちゃうのかな…笑


この間アメリカに長く住む日本人友人と飲んでいたら、
「日本にくると、バイト先の話や恋愛の話が多いと感じるよ。確かに、社会について話せないのは深みに欠けちゃうとは思うけど、日本ならではの、どんな人でもその場を楽しんで盛り上げるっていう集まりは、なんだかホッとするし安心するよ。」
と言っていました。


なんでも、アメリカでは時事問題を知っていることを前提に話が進むので、
その日にニュースやFacebookを確認していないと全く話についていけないんだそうです。



その点、〈自分の話をして盛り上げる・相手の話をたくさん聞く〉といった日本のスタイルは
どんなバックグラウンドからきていても、どんな政治的思想を持っていても、
一緒にその場を楽しんで過ごせる。

そんな部分が素敵だなと気づかされました 照笑

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投稿者: 姉さん

セーラームーンと美味しいお酒をこよなく愛す帰国生。 最近のマイブームはコチュジャン。誰か新大久保連れてって
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