ナマステ。旅好きのみなさん。
主要な旅行先に飽きてきたあなたにオススメな国。そう、
ネパールです!!!!!
近頃、日本でネパール人を多く見かけるようになりましたが、ネパールという国がどんな国か、知っていますか?
今回は、ボランティアとして昨年8-9月にネパールに1ヶ月半滞在したまーちがその魅力をお伝えしたいと思います。※地図と国旗以外の画像は全てまーちが撮ってきました。
どこにあんだ?
ネパールはインドと中国の境に位置しています。日本からは乗り継ぎを含めてほぼ丸1日かけて行くことができます。私はタイのバンコク経由で行きました。時間がある学生のうちに行っておきたいですよね。
空港はカトマンズにあるトリブバン国際空港。空港の口コミ検索をすると、事故が多いとの情報が出てき…。ネパールは山岳地帯に位置するため離着陸の難易度が高い空港が多いそうです。ちなみに観光客にとって重要な空港のWiFiは弱小でした。高級ブランドの免税店等はございません。
時差は3時間15分。え、なにその15分…。その15分のせいで少しこんがらがります。実は、国の標準時差を15分単位で設定している国は、ネパールだけなのです!!国旗も唯一無二の形をしていますが、時差まで唯一無二でした!
ご飯が激ウマ
旅行はやはりご飯が美味しくないとやってられません!!
ネパールの料理といえば、ダルバート!
ダルバートとはダル=豆のスープ、バート=ご飯という意味で、ご飯に豆のスープをかけてぐちゃぐちゃに混ぜて食べる料理です。普通、1、2種類以上のおかずが付いてきて、ダルバートと一緒に食べます。美味です。スプーンがないと食べることが難しいですが、現地の人は手で綺麗に食べています。彼らは熱々のご飯を時には火傷しながら食べます。現地の人の食べ方を見てみるのも面白いですよ。
現地の中高生に大人気な料理は、モモです!
モモは小籠包のような形をした餃子で、オレンジ色のソースを付けて食べます。放課後のおやつとして、または運動の後にモモを食べたら最高です!何度も食べたくなる味!
そして私のお気に入りは、チャパティです。
チャパティは全粒粉で作られたナンのようなもので、先ほどのダルを付けて食べます。味付けはしていないので、味のないパサパサのパンのようなものですが、その素朴な味が病みつきになります…。
ネパールはヒンドゥー教の国
ネパールは、人口の8割をヒンドゥー教徒が占める国です。ネパール人の1日はまず朝のお祈りから始まります。私は毎朝お祈りの鐘の音で起きていました。
そして衝撃的なのは、野牛がそこら中にいることです。街中のゴミを漁る野牛!早朝に群れを成して歩く野牛!聖なる動物とはいえ、これは恐ろしかったです…。
早朝のルンビニの治安の悪さといったら…。思い出すだけで震えます。野犬も大量にいて、暗闇からこっちを見ていました。
首都カトマンズの見どころはガイドブックや雑誌等で確認するとして、私は他の都市を紹介したいと思います!!!題して、
せっかくネパールに来たならカトマンズ以外に行って欲しい場所トップ3
私の独断と偏見で、ネパール観光におすすめの地トップ3を発表します!
- 野生動物に会える!チトワン国立公園
- 広大な景色に唖然!観光地ポカラ
- お釈迦様生誕の地!野牛がいっぱいなルンビニ
第3位は…ルンビニ!
ヒンドゥー教徒が多数を占めるネパールですが、実は国内にお釈迦様の生誕地があります。世界遺産に登録されているルンビニです。9月のルンビニの思い出といえば、暑い。暑い。野牛。暑い。ものすごく蒸し暑い。日本円で700円程度の安宿に泊まったのですが、クーラーがなく、ただ音だけがうるさいシーリングファンが眠気を冷ましてくれました。おかげで一睡もできなかった。
それでもルンビニは景観が素敵なところでした。マヤデヴィ寺院、アショーカ王の石柱、プスカリニ池などは必ず行っておきたい場所です。プスカリニ池の隣に生えた菩提樹には、オレンジ色の袈裟を着た修行僧がたくさん座っていました。
他にも、ルンビニには世界各国の仏教寺院が立っています。私は自転車のレンタルをして回ろうとしましたが、借りた自転車のタイヤがパンクしていて意思に反して疲労しました。人力車「リキシャ」に乗ることをお勧めします。
第2位は…ポカラ!!
ポカラは湖のほとりでヒマラヤの山々を見渡すことができる、現地でもリゾート地として人気のある場所です。アクティビティーが豊富で、私はフェワ湖の上をパラグライディングしたり、洞窟を探検したり、日の出を見に行ったりしました。
パラグライディングは、上昇後は風に乗って穏やかに飛ぶことができるのですが、下降するときにもろに風圧を受けます。普段全く酔わない私がとても気持ち悪くなったので、酔いやすい人にはお勧めできません。※ちなみにその晩ホテルで嘔吐しました。
ボランティアで滞在していたカトマンズは砂埃がすごく、移動時にはマスクが必須で目も細目になる程でしたが、ポカラの空気がとても綺麗で感動しました。また市街地には、生活感溢れるカトマンズには無いようなおしゃれなレストランが並んでいて、こんな素敵な場所があるのか!!と素直に嬉しかったです。
第1位は…チトワン国立公園!!!
チトワン国立公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されたネパール初の自然保護公園です。チトワンでは象に乗った人を通りすがりでよく見かけるし、ホテルの隣の家の人が象を飼っている、なんてことも当たり前。象を動物園でしか見たことがなかった私には、衝撃的な光景でした。
人気のアクティビティである「エレファントサファリ」では、象に乗ってジャングルを見て回ることができます。私は野生のサイを見ることができました!運が良ければレアな動物を見ることができるそうです。象だと車では近づけない距離まで野生動物に近づくことができるそうで、距離がものすごく近かったです。
他にも、カヌーで野生の(人食い)ワニを大量に見たり、ジープに乗って野生のカバを見たりすることができました。なんといっても、現地のガイドさんの目が良すぎて驚きました。
チトワンは驚きと感動に溢れた、人生でもう一度行きたい場所です。
ネパール(カトマンズ)の歩き方
ついでに、ネパールでの移動手段を紹介します。
ネパールに信号はありません。横断歩道もほとんどありません。車は歩行者を優先してくれないため、車とバイクがビュンビュン走る道路を渡るのは容易ではありません。でも渡りたい!!そんな時は、現地の人の背中にぴったり付いて行って下さい。彼らはプロなので、轢かれることはありません。車が行き交う道路で渡ろうとしている現地の人がいない場合でも、むやみに渡ろうとせず、道の先に進むかして、渡ろうとしている現地の人を見つけてから一緒に渡って下さい。1人で渡るのは本当に危ないです…。
カトマンズ市内の主な移動手段はバスです。しかし、バスに乗るのに一苦労です。まず、バスが来てもどこ行きのバスなのかが聞き取れないのです。降りるタイミングも場所と空気を読んで降りる。そのため、タクシーを使う方が荷物もある観光客には楽です。タクシーに乗るときはまず、値段交渉をして下さい。例えば、500ルピーが350ルピーになったりします。普通、観光客は現地の人よりも高い値段を提示されるので、交渉をすると安くしてくれます。
私の場合は、Tootleというアプリでバイクをチャーターして移動していました。Tootleを登録し、現在地と行き先をピンでとめると、現地のバイク乗りが来て、行き先まで乗せて行ってくれます。値段もタクシーの3分の1程度なので、1、2人で移動する時にちょうどいいです。しかし、Tootleは現地の電話番号が必要なので、そこだけ注意が必要です。1度バイクに乗ってカトマンズの凸凹道路を飛び跳ねると、病みつきになります。危険なことって楽しい。ぐふ。
ポカラやルンビニ、チトワン等に行く場合は、高速バスに乗ります。私はどこに行くにしてもカトマンズ市内の旅行会社を使っていました。現地の旅行会社がホテルやバス会社と直接繋がっているので自分で手配するより安心です。バスはルンビニからカトマンズまで途中トイレ休憩含めて12時間。道路が凸凹でここでもたくさん飛び跳ねます。私は楽しんでいましたが、渋滞も多いので酔いやすい人にはお勧めできません。
先ほども書いた通り、カトマンズ市内は砂埃が酷いです。多めのマスクを必ず持って行ってください。汚いことを言うと、身体中から砂が出ます。乾季春にいくと砂埃がもっとすごいらしいので、行く時期は雨季が被る夏休みに行くことをお勧めします。
まーちのボランティア経験談
冒頭にボランティアで行ったと書きましたが、この記事がただの旅行ブログになってしまわないよう、最後に私のボランティア経験について少し書きます。
私は上智AIESECという学生団体を通して、カトマンズの私立学校に住み込みで空きコマ教師として働いていました。時間割に元々空きコマがあったり、先生が急に休んだりするため、空きコマで生徒が放置されることがあります。その時間に私が日本のことや日本の歌、遊びを教えたり、SDGsを参考にポイ捨ての多い校内の美化活動をしたり、それぞれの学年に合わせた活動をしました。
これだけの説明ではもしかしたら順調にやっていたように見受けられるかと思いますが、苦労したことが多く、ストレスで嫌になる日もありました。それを乗り越えて、生徒たちと共に奮闘した1ヶ月半は間違いなく私の宝物です。
写真を見返すと、生徒たちに会いたくなります。ああ、もう一度ネパールに行きたい!!!
いかがでしたか、この記事を見てネパールに行ってみたくなったと少しでも思っていただけたら嬉しいです。旅行先に迷ったら是非、ネパールを検討してみてください!
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