大学生の愚痴
あーあ、またやっちまったよ。
なんで堪え性もなく、次から次へと手を出しちゃうんだろうね。考えもなしに、いや、手を出す前はけっこう考えているつもりなんだけどさ、手を出してみたら「あーあ、疲れた。」状態になっちゃうわけよ。するとさ、また考えるわけよ。なんであの時、それについて考え始めちゃったんだろうってね。
トランプ氏は言うんだ。
「俺の政策は、実現不可能かもしれない。それでも俺が極端な政策を提案すれば、それに纏わる問題の議論を巻き起こせるだろう?」って。
つまりさ、あいつは盲目的な人間に目を開けって言ってるんだよ。(まあ、この人の場合、提案するもんが刺激的すぎてみんなの目が政策自体にいっちゃうんだけど。)
「光を求めよ!新しい風を感じよ!小さく驚け!驚きから何もかもは始まるのだ!」
なんて啓蒙的なんだろう!
光が理性の象徴とか言われてた時代にありそうな常套句だよな全く。くそ、余計なお世話だってんだ。考え始めちゃったら、それに結論という一種の区切りをつけたくなっちまうのが人間だろう?でもさ、たいていの場合、そうやって自然の成り行きで仕方なく結論を欲しちゃったやつは最後には疲れちゃうんだよ。しかも、もっとタチの悪いもんがある。それはさ、一区切りつけちゃう前に、この話に価値を見出せなくなっちゃった時だよ。勘弁してくれよ、ほんと参っちゃうよこれには。
どのトンネルに入るか、散々迷って一つのトンネルを選んで入ってみたはいいけど、後戻りできないところまできた時点で「あーあ、なんでトンネルに入ろうかどうかなんかで迷っちゃったんだろう。」ってふと気付いちゃうわけね。
どのトンネルに入るか、じゃないよ?どうしてトンネルに入ろうとしたんだろう?ってとこだよ、ここは大事なポイントだから押さえておいて。
しかしまあ、これも全部トランプのせいだ。
あいつが声高に、「Wake up! Wake up!」って叫んでくるからいけないのさ。やっぱりあいつは野放しにしとくと危ないね。考えなくていいところまで、考えさせようとしてるんだ。現状に疑問をぶつけてきやがる。破壊者だ、しかし啓蒙者じゃない!そう言いたい、そう思いたい!とにかく、どうでもいいスタンスでもリア充できるような世界になってほしいもんだ、よろしく頼むよ皆さんよ。
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