みなさんこんにちは!Riccaです。
突然ですが、みなさんは「メンタルヘルス」と聞いて、何を思い浮かべますか?
テニスの大坂なおみ選手がメンタルヘルスを守ることを理由に全仏オープンを棄権したニュースは記憶に新しいと思います。
このように世界的に議論のトピックにもなっているメンタルヘルス。
詳しい意味を調べてみると、以下のように説明できます。
日本語にすると「心の健康」と訳すことができ、文字通り「心」にまつわる健康についてを指します。
メンタルヘルスが正常に保たれていないと、体に不調が表れたり、最悪うつ病などに代表される精神疾患にかかってしまうことにつながります。
って言われても、この説明だけでは「???」という人も多いはず!
一見すると「あまり自分とは関係ない!」と思えるようなテーマかもしれませんが、実はすべての人に関連することなのです。
是非とも多くの人に読んでいただきたい!!という気持ちで記事を書かせていただきました。
ぜひ最後までご覧ください!
私がメンタルヘルスに興味を持ったきっかけ
もともと幼い頃のトラウマ体験が原因で、時々フラッシュバックによるパニック症状がありました。
それに加えて、大学受験期から入学後、現在に至るまで、忙しく予定の詰まった日々を過ごす中で、溜まったストレスや疲労が原因で、身体的不調や気分の浮き沈みが異常に激しくなりました。
これらの症状が、日常生活に影響を及ぼすまでになったことで悩んでいた時に、たまたまInstagramで目にした「Blossom the project」がきっかけで興味を持ちました。
Blossom the projectとは、Instagramにて主にメンタルヘルスと社会問題について発信しているプラットフォーム。
発信者の中川・ホフマン・愛さんは自身のうつ病発症の経験から、メンタルヘルスの重要性、そして社会問題・課題との関わりについて、イラストや分かりやすい解説を投稿しています。
ちなみにアリオーゾVol.24の「人生の分岐点」企画では「Blossom the project」を創設・運営している中川・ホフマン・愛さんにインタビューを行いました!
設立の裏話など、貴重なお話が満載なので、まだ読んでいない方はこちらのリンクから今すぐ要チェック!
メンタルヘルスは自分に関係ないと思っている人へ
正直メンタルヘルスや精神疾患ってよくわからないし、自分とは無関係なことだと思っていませんか?
私自身も多少の症状はあれど、「大したことない」「これくらいで悩むのは弱いからだ」と過小評価して、自己責任の問題と捉えていました。
むしろ「自分はストレスをあまり引きずらないポジティブな性格だ」とまで思っていました。
しかしメンタルヘルスが崩れたことによる不調は、個人の性格の問題でも甘えでも逃げでも怠けでもありません。
頑張りすぎた時に体に疲れやストレスが溜まるように、心にも同じくらい、もしくはそれ以上に長く影響を及ぼすのです。
特に今は昨年から一年以上も続くコロナ禍によって、制限のある生活を余儀なくされている人、気がつかないうちにストレスを溜めてしまっている人は多いのではないでしょうか?
(ちなみに私はコロナ禍になってから、先行きが見えない状況への不安と、明らかなオーバーワークによって、心身ともに今までで最大の不調が現れました……)
ここで参考までに、私が実際に経験したことを含め、一般的なメンタルヘルスが損なわれている時の前兆についてご紹介します!
- 今までと比べ物にならないほど、気分の変化(浮き沈み)が激しい
- ベットから起き上がれないほど体が重い
- 過眠あるいは不眠になる
- 過食や食欲不振によって体重が増減する
- 生活リズムの崩れなどから、遅刻や欠席が増える
- 今までできていたことができなくなる
- 明確な理由もなく涙が止まらなくなる
- 微熱や低体温が続く
ここでご紹介したことは、あくまで症状の一例です。
現在、精神疾患については様々な種類があることがわかってきているため、正反対の症状があるなど、多様化しています。
ですが基本的にどの精神疾患でも、気分の落ち込みなどの精神面の変化だけではなく、身体的にも症状が出るようです。
このような症状が長く続くと、うつ病などの精神疾患の可能性が高くなります。
もし発症してしまうと、場合によっては一生付き合っていく必要があるため、日頃からメンタルヘルスを気にして、ケアする必要があるのです!
ちなみにうつ病などの精神疾患は、主に心に症状が出る病気ですが、脳に異常が出ることが原因とも言われているそうです。
症状が出たときに「心が弱いから」と思ってしまい、自分を責めてしまいがちですが、その必要は全くないのです。
メンタルヘルスを健康に保つために今からでもできること
ここまでで、メンタルヘルスの重要性は理解していただけたでしょうか?
大切なことは、普段みなさんが体の健康に気を使っているように、心のケアも同時に行うことなのです!
ここではメンタルヘルスを健康に保つ方法をご紹介します。
(⚠️あくまでこれは一例であり、個人によって効果的な方法は異なります。)
- 深呼吸やストレッチをする
- 十分な睡眠を取る
- 趣味など、気分転換できることをする
- お湯に浸かるなど、リラックスできることを行う
- 1人で抱え込まず、親しい人やカウンセラーなど誰かに相談する
一口に「メンタルヘルス」と言っても、その方法は人によって異なります。ぜひ自分にとって最適であると思う方法を見つけて欲しいと思います!
最後に
ここまで自身の経験などからメンタルヘルスの重要性、そして健康に保つ方法をご紹介しました。
心のヘルスケアは、精神疾患にならないため、生活に影響を及ぼすほどの症状を引き起こさないための予防的効果としての意味も持ちます。
精神疾患は一度完治しても、数年以内に再発する可能性が高く、もし万が一発症してしまうと一生付き合っていく必要があるかもしれません。
そうならないためにも、普段から自分の体を労るのと同時に、心のケアも心がけてみてください!
つらい時は抱え込まなくてもいいんです。
そしてこの記事を読んだ人で、周囲にメンタルヘルスに関連した悩みを持っている人がいて、相談をされた時は、ぜひ話を聞いて受け止めてください。
私自身は自分の性格から、親しい友人にさえこのことをあまり話せませんでした。
また、以前勇気を出して打ち明けた時に、心ない言葉を浴びせられたことで、さらにつらい思いをして、それが今でも傷として残っています。
たとえば、仲の良い友人から「そんな(精神状態の)人は信用できない」と言われたり、辛いと打ち明けたときに「みんな大変だから、自分だけだと思わないで」と言われたときは、とても悲しかったことを今でも覚えています。
「今までよくがんばったね」
「そのままでも大丈夫」
「ゆっくりでいいよ」
もしあのとき、その友人から上記ような言葉をかけられていたら、今でもわだかまりなくいられたのだろうかと思うことがあります。
このような悲劇を生まないためにも、今のうちから理解を深めておくことが重要なのではないでしょうか。
ストレス社会と言われる時代で、複合的に悩みが重なり、知らないうちに心が蝕まれている状況は誰にでも起こり得ます。
症状や精神疾患の種類が多様化している現代は、たとえ自分が当事者でなくても、その存在を認め、しっかりと理解する必要があるのではないでしょうか。
最後まで読んでくださった方にとって、自分自身や周りのメンタルヘルスを気にするようになるきっかけとなれば嬉しいです!
メンタルヘルスに興味を持った方におすすめのサイト
上智大学カウンセリングセンター/相談室の情報
- 上智大学ホームページ カウンセリングセンター (現役上智生向け)
- 上智大学臨床心理相談室 (卒業生・外部の方向け)
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