「アリオーゾなメシ」を食いに行く!

人生の夏休みと言われることも多い大学生。これはバイトのおかげで手にした、好き勝手にぶっ放せる資金と、平日に必死こいて働く大人を横目に遊び放題という特権を持っているからだ。

しかし4年間ずっと遊び続けるわけにはいかない。就活まで余裕のあるうちに遊びまくることが私たちの使命なのだ!

というわけで今回集まったのは筆者(きなこもち)とその友達2人。3人で大学生を満喫するべく、タイトルにもある「アリオーゾなメシ」を食べる旅に出た様子をお届け。

サラリーマンで溢れかえる品川駅。

集まったのは水曜日、まだ太陽が低い朝7時45分の品川駅。

さて、今回借りたのはオリックスレンタカーのEクラス。このクラスでは金に物を言わせ、輸入車を借りられるものの、車種はランダムなので何が割り当てられるかと3人でわくわく。

シャッターの裏側で私たちを待ち構えていたのは……

メルセデス・ベンツ、A180。お値段約530万円!

「えっ!ベンツかよ!」ベンツと言えば知らない人はいないであろうドイツの高級車。3人とも乗ったことがないので大興奮!

説明を受けたらキーを受け取って早速出発。まずは首都高に乗って西へ進む。

都内をあっという間に抜け、東名高速へ。横浜の港北PAにてトイレ休憩&ドライバー交代。

ハンドルのボタンをいじるのも楽しいが、きちんと前を見て運転しよう。

ここからは筆者が運転。さすが外車!高速で運転しても日本車とは段違いの安定感。
ハンドルは革巻きで高級感があり(実際高いけど)、ずっとにぎにぎしていたくなるのでハンドルから不用意に手を放す危険運転の心配が無い。革巻きステアリングは安全運転にも役立つ。

青空の広がる目的地周辺。筆者(晴れ男)のおかげかも?

東名高速を快調に走っていたらあっという間に目的地の近くまで到着。

今回の目的は「アリオーゾ」なメシを食う、というもの。読者のあなたたちは私たちのサークル名、アリオーゾの名前の由来を知っているだろうか?

このWebには「イタリア語で『風通しが良い』という意味の “Arioso” から、『上智大学内に新しい風を届けたい』という思いのもとに名付けられました。」書いてあります。そう、風通しがいい、風通しがいいとさわやかで気持ちがいいよね……

ん?さわやか?さわやか、そーれっ!!

ここ!炭焼きレストランさわやか!!

「アリオーゾなメシ」というのは静岡にしか店舗がない、炭焼きハンバーグで有名なあの「さわやか」のこと!

さわやかといえば、大人気すぎて数時間は並ぶのが当たり前だが、平日の朝の混雑度合いは果たしてどんなもんだろうか?

店内の受付発券機にて確認すると……

開店前なのに9番手。凄まじい人気だ。

案内時間は10時51分!待ち時間はたった30分だけ!!30分なんてさわやかを前にすれば光の速度に等しい。

商品名は「カンパイドリンク」で、店員さんと全員で乾杯してくれるのが楽しい。

メニューを決め、注文すると一足先にドリンクが到着。期間限定のゆずソーダは店名通りのさわやかさで美味!

本来は両端を両手で持ち上げるが、撮影のため片手で。

ワクワクしているといよいよ到着!ところが店員さんからは「油が跳ねますので紙を持ち上げてください!」とアナウンスが。言われた通り持ち上げたのだが、これじゃいったい紙の向こう側で何かが行われているのかわからないじゃないか……

まずはナイフで大きなハンバーグを真っ二つにカット。すると、まだ内側が生焼け。

そして切り口を下にして、ぎゅーっと激熱の鉄板に押し当てている。

げんこつハンバーグ(250g)は1760円。

油跳ねが落ち着けば完成!上にかけるソースは写真のオニオンのほか、デミグラスソースも選べる。

肉汁はもちろん、ふわっふわの口当たりで最高!夢中で食べ進めたせいで、この先の写真を撮り忘れるほど。内部はけっこうレアで、この後お腹を壊したりしなかったが、不安な方はウェルダンも選択可能。

店舗限定につられた友人がオニオンフラワーも注文。玉ねぎの甘さをふんだんに感じられる一品。付属のオーロラソースもぶっちゃけ必要ないほど。

全員キッチリ完食し大満足!次の目的地へと移動開始。

画像では100キロに設定し、走行している様子。作動中は緑のマークが光る。

運転は楽しいが満腹だとちょっとツラい。でもこのベンツなら指定した速度で勝手に走りながら、白線を読み取ってハンドルもある程度おまかせ可能。

日本で1番広いアウトレットモールらしく、その敷地面積は東京ドーム9個分。

次に到着したのは御殿場アウトレット。数年前の記事を参考にすると、なんとその敷地面積は上智9個分!でっけええ!

うろうろ歩き回って見つけた、ハーゲンダッツの店舗⁉

その中にはこんな店も。調べてみると、ハーゲンダッツの実店舗は2013年に日本から消滅。ここにあるのは日本唯一のアウトレット店で、終売した期間限定品をお安く手に入れられるとのこと(定番品の取り扱いは無し)。せっかくなので買うことに。

冬空の下、さっきまで冷凍庫に入っていたアイスをもって駐車場に戻る。手が震える……

中央に備わる深さ1.5㎝のトレー。絶妙にスマホが入らないので使いづらい。

選んだのはこの2つ。口に入れればまさに食べるチャイミルクティーと、香ばしさと甘みのとろけるヘブンリーキャラメル。どちらも美味!でもやっぱ冬にアイスは寒い…… そんなときのためのシートヒーター(違う)をオンにして、帰路につく。

箱根登山バスがたくさん走っていた。

帰り道は一般道で高速との違いを体感しながら帰ることに。箱根の峠では幅1.8mのコンパクトなボディのおかげで、運転に不慣れな友人も感激。豊かな自然や街並みを眺めつつ走り、山を抜けたら再び筆者に運転を交代。

夜になるとイルミネーションが映え、高級車の世界観を堪能できる。

神奈川県から都内に入り、渋滞に巻き込まれながら運転。画面は明るさも大きさもちょうどよく、運転の妨げにならない。

レンタカーは満タンで借り、満タンにして返すのがふつう。

返却前に給油を済ませるためガソリンスタンドへ。最近はガソリンも高いのでドキドキ。

輸入車なので油種はハイオクガソリン。

タンク半分弱の燃料を消費したようで、約20リッターで3578円!高い!バイトして稼いだ金を燃やして遊ぶのが楽しみな人間としては、最近のガソリン代高騰は苦しい。

車載システムで燃費など各種情報をチェックできる。

とはいえ平均燃費は14.7km/ℓ。もちろんプ〇ウスみたいに、とはいかないまでも十分低燃費。ウチのクルマが燃費悪すぎなのもあるけれど、これだけ走ればエコカーと言ってもいいんじゃないだろうか。

丸みを帯びたリアスタイル。

というわけでクルマを返却。電車とは違って、区切られた個室で音楽をかけながらハンバーグを食べに行ける。これこそクルマのすばらしいところじゃないだろうか。皆さんもぜひ免許を取ったらレンタカー旅を!

おまけ

実は今回の記事は「ハンバーグを食いに行くぜ」という記事ではない。私は生まれながらのクルマバカであり、これを読んでいる人の中にもそういう人がいるかもしれない、というかいてほしい。そしてそんなクルマに興味がある人と願わくばお近づきになりたい。そういう意図をもって書いた「クルマ好きによる、クルマ好きのための記事」なのだ。

そんな人は「そのベンツについてもっと教えろや!」という人もいるだろう。というわけでちょっとだけ紹介を。玄人向けマニアック解説なのでわからないところ(数値やら単位とか)は自分で調べてください。あなたの向上心を発揮しましょう。

エンジンで暖をとる筆者ら。

マニアックポイント① エンジンはフランス・ルノーと共同開発した1.3リッター4気筒ターボで、136馬力200N・mのトルクを発生。トルクのおかげで街中ではぐいぐい引っ張ってしっかり走るが、絶対的なパワーはそこまでないのでエンジン音がうるさい場面もある。十分な力を発揮するものの、500万オーバーなのだからもう少し余裕があってもいいんじゃないか、とは感じた。

画面に映る前走車は限定車、「A35 AMG 4MATIC エディション1」

マニアックポイント② 最新世代に採用される「MBUX ARナビゲーション」の表示画面。フロントのカメラの映像に矢印を合成し、どこで曲がればいいのか教えてくれる。便利かもしれないが、交差点では人や自転車など周囲の危険を確認すべきだろう。そんな状況でモニターなんか見てる余裕ないっつーの。

オプション装着で小さなベンツマークを銀ピカに塗装することも可能。

マニアックポイント③ フロントグリルをよく見ると大量の小さいベンツマーク。その数なんと248個。つまりこのクルマには、外側だけで合計255個もベンツマークがついていることになる。これはまだマシな方で、2023年発表の「コンセプトCLAクラス」には計2521個(フロントグリル275個+グリル上部1個+ヘッドライト内部2個+ルーフ652個+ホイール4本合計1588個+リア1個+テールランプ内部2個)ものベンツマークが装着されている。そのボディすべてがマークで覆われる日も近い。

マニアック解説を3点お届けしたが、いかがだったろうか。あなたの心に少しだけ刺さるところがあれば幸いである。「オレの方が詳しいぜ」という方はご連絡を。友達になりましょう。

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投稿者: きなこもち

ピーナッツアレルギーの千葉県民。
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