皆さんこんにちは。ゆきと申します。
今年新たに入学したソフィアン(男性型)、ソフィエンヌ(女性型)の皆さん、だいぶソフィアに慣れてきたみなさんも、最近いかがお過ごしでしょうか。
ソフィアがキツい?現代社会がキツい?そうじゃなきゃこんな記事見てませんものね。
小学校6年間イジメを受け、中学生で若干グレ、キモ=オターク(1299~1922)へと変貌し、高校では3年間ぼっちを生業としていた私は、何の因縁かわかりませんがこのサークルの代表をやることになってしまいました。
好きなアニメは『魔法少女まどかマギカ』、人生を変えたゲームは『Cities:Skylines』、推しは久川颯。そんな陰キャソフィアンたる私が、このソフィアにおける処世術をお教えします。
第一講〈ソフィアで〉生きるということ
現代ソフィアンは、常に飢えています。何かを『持つ』ことに全集中をかましています。
友達の数、インスタのフォロワーの数、いいねの数、『オシャレなカフェとかに行った』という経験の数、持っている人脈の数、など……。
現代のソフィアン、ソフィエンヌは『持つ』ことに大きな価値を見出しています。(ここらへんはエーリッヒ・フロムの受け売りですが……)
こういうので社会的な自分の価値を示しても、そういうの際限ないよね。
でも実際、こういった『所持による承認欲求』から逃れることって不可能だよね。
あーあ、生きるの辛いね。でも、ソフィアン、ソフィエンヌである以上、このような『オシャレマウント』、『意識高いマウント』に耐えなければなりません。
じゃあどうやって耐えていけばいいのか?それを今から考えていきます。手っ取り早いところから行きましょう。
まずは、『メンストを通らない』ということ。
メンストの騒音は陰キャのラグナロクです。避けなければ破滅です。
※ラグナロク……北欧神話における終末の時です。
代表的なのは『3号館ワープ』です。8号館から3号館の廊下を伝って10号館の手前まで行くことで、メンストの混雑と陽キャによるギャラルホルン(終末を告げる笛)を同時に回避することができます。
また、遠回りにはなりますが、2号館の日陰になっているところだったり、14号館へ向かう階段を使って11号館へ向かうなど、メンストを避ける手段は多く見つけられます。
満員電車から脱出した先が工事中の満員メンストとか救いがありませんからね。人間の密集地帯は避ければ避けるほどメンタルに波風立てずに生きることができます。
他にも挙げられるのは『6号館3階を避けること』。
6号館3階の騒音はジャブではありますが、確実に我々の恐怖心を煽り、自己肯定感を下げてきます。塵も積もれば山となるように、6号館3階も積もれば北門前。なるだけ避けていきたいところです。
対策としては、1階からエスカレーターを使う、裏口(?)から侵入するなどがありますが、時間的に余裕のあるときに限られます。
6号館3階にある寝転びスポット、通称〈シェルター〉には気をつけましょう。普段はどうってことないですが、時々『本物』がいます。
また、2号館のエレベーター渋滞を避けるために、階段を使うときもあります。カロリー消費もできて一石二鳥。
第二講 食べるということ
我々ソヒヤンにおける喫緊の課題は『昼ごはんを食べる場所』です。マジで飯食う場所なさすぎんだろ……。
『ソフィアン』はメンストのベンチやピロティで食事をしていますが、周りからの視線を集めながら一人で飯食うのキツいですし、風が強いといろいろ飛ばされます。ゴミとかね。
必然的に室内での飲食を余儀なくされますが、2号館の食堂や9カフェなどに陰キャが向かえばほぼ間違いなく迫害を受けます。エルディア人のように。
複数人なら空き教室を占拠できます(大事!)。しかし、1人だとそうもいきません。私は以前、1人で紀尾井の教室占拠してトイレ行ったら、帰るころには知らない5人組が私の取った教室占拠してたことがありました。やってること鎌倉武士じゃん
11号館の食堂は1人にも優しいですが、なにせ競争率が高すぎる。こういうとき、ぼっちソフィアンの我々はどうするべきか……?
それは、『サークルの部室で食う』ことと、『ソフィアから出る』こと。逃げ道はそれしかありません。
まずは『サークルの部室で食うこと』。
サークルに入る意義はこれだけでも充分すぎるほどにあります。部室に行けば誰かしらいますから、人間との対話も可能です。
我ら『アリオーゾ』の部室も、昼休みには昼食難民たちの難民キャンプへと変貌します。陽キャという砲撃から逃げるように、我々ソヒヤンはキャンプ・ホフマンへと逃げるのです。
そんな『アリオーゾ』は年2回フリーペーパーを発行したり、こういう記事作ったりする系のサークルです。興味あったら入部とかその辺りしてみてください。宣伝失礼しました。
2つ目に、『ソフィアから出る』こと。
半ば追放のような形で我々はソヒヤから脱出しますが、例えば新宿はソヒヤから結構近いですし、安いご飯やカフェが多く見つけられます。四ツ谷駅にも、俺たちの『龍馬』だったり、牛丼チェーンがあります。公園や緑地、アトレ近くにベンチもあるので目立たずに弁当を食えます。
ロシア語で地獄を見ているソヒヤンからの情報ですが、オフィス街の方に擬態するとぼっち飯も生き抜くことができるそうです。有益。
紀尾井のビルから赤坂見附に出れば、立ち食いそば屋とかもありますし、たまにすっっっっごい食べたくなるウェンディーズもあります。
迎賓館前には無料で使える休憩所があるので、そこに行くのも良いでしょう。
個人的オススメは池袋です。日本の中心に住まう方々なら定期で行けますし、安い飯がめっちゃくちゃあります。南池袋公園とかの無料のデカい公園も多く(聞いてるか新宿御苑)、都会の割には落ち着いた緑豊かな場所ですよ。やはり池袋は埼玉
時間の問題もありますので厳しいところもありますが、空きコマを駆使して行ってみるのが良いでしょう。
第三講 単位を取るということ
大学生は単位を取ることで初めて『大学生」となれます。単位が取れない大学生はアクティブニートです。
しかし、世の中は非情なものであり、友達がいなければ単位を取ることが難しくなってきます。我々はどうすればよいのでしょうか……?
それは『男女比率の偏った学科に行く』こと、『良い席を取る』こと、『サークルに入る』こと、そして『サークルに通い続ける』こと。
1つ目、『男女比率の偏った学科に行くこと』。これは完全に運の要素もありますが。
私の所属するフラ
ンス文
学科
の男女比率は1:9。そして男子は全員漏れなく陰の気を纏っています。
我々仏文男子は団結しないと留年するため、テスト前には耐久通話を開催したり、休みの日には釣りに行ったり、フランス語以外でも修得する単位を合わせていたりと、無駄に強い絆で結ばれています。我々は戦友です。
2つ目、『良い席を取る』こと。
これは何よりも大事で、後ろの席を取ると陽キャに囲まれ、前すぎるといづらいしで采配が難しいところです。
私は平然と最後列に座っていますが、中には『1列目の先生のいる側の反対にいる』ことが最強の術と唱えるソヒヤンもいました。
3つ目と4つ目は共通しますが『サークルに入る』こと、そして『通い続ける』こと。大事です。
サークルに入ること。これは友達を作るチャンスを作ることです。そしてそこに通い続けることは、友達を作るチャンスを待つことです。何もしなくてもいいんです。
私も1年春学期は空気でしたし、誰とも喋ってませんでした。が、先輩方が話しかけてくれたことを皮切りに、最終的には代表にまでなってしまいました。なので、通い続けることはサークルに入ることと同じくらい大事です。ネポティズム感のあるサークルじゃなければ、人間がいれば誰かしら話しかけてくれますからね。
さいごに
大学では、貴方が大学を見る。
ソヒヤでは大学が貴方を見る!!
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