愛月撤灯――何かに対する偏った愛を意味する言葉。昔、中国の詩人が月の光があまりに美しかったため、宴会の席の灯燭の明かりを全て消したことに由来しています。
それくらい好きで、愛している趣味をひたすら語る。そんな連載です。
読者のみなさま、こんにちは。今日も聴いてますか?
え、何をって音楽に決まってるじゃあないですか。
SpotifyでもAppleMusicでも、誰が使ってんのかわからないAmazonMusicだのLINEMusicだの、まあ何でもいいですが、読者の皆様はどのくらい音楽を聴いておられますか?
私は四六時中音楽を聴いています。本当にずっとです。ご参考までにこちらをどうぞ。

これは昨年一年間でのAppleMusicの再生履歴ですが、見てほしいのは再生時間の部分。
分表記を時間に直すと1345時間!平均しても一日3時間以上は聴いてることになります。
聴きすぎだろ!というあなたのために、自称音楽バカの私が私がよく聴く音楽とおすすめをお教えしましょう。
きっとあなたもこれを読めば(あと時間があれば)聴きたくなるはず!
プロローグ・いつもそばには音楽があった
家族でのお出かけはクルマが多かった私。父が運転し、常に音楽を流していたのですが、小学生当時流れていたのは童謡ばかり。私はこれがたまらなく嫌で嫌で。
だって当時のクルマ(オタクの皆様へ、5世代目のVWゴルフGTIでした)についていた、キラキラ光るライトのついたカロッツェリアのオーディオから童謡が流れているなんて!あまりにも許せない!おまけにそれで九九の歌なんか流されてもうトラウマです。数学嫌いの原点もココにあり?
それはさておき、夜になると父の眠気覚ましに童謡から父の好きな音楽に変わるのですが、その時に流れる宇多田ヒカルやJanne Da Arcが心地よくて最高だったのです。
そこから自分でCDを買ったり、父のiPodを盗み出してラジカセに接続し、録音する毎日を経てAppleMusicに加入しました。そこから現在に続いています。

①ロックを聴く
クルマで童謡ばかり聞かされていた私は、落ち着いてゆったりした曲が聞けなくなってしまい、常にテンポが良くてリズミカルなものばかり聴くようになりました。
スマホとイヤホンを手に入れ、iTunesで一曲ずつ購入していた私が最初にハマったのはBUMP OF CHICKEN。
出会いはNHKのフックブックローで流れた天体観測だったと記憶していますが、「オンリーロンリーグローリー」や「月虹」のギターサウンドが忘れられずにリピート再生しまくっていました。
ロックの好きなところはギターのスピード感とドラムの打撃音、そしてボーカルのエモーショナルな歌声。このバランスを個人的に重視しているので、楽器とボーカルのどちらかが強すぎたりすると好みから外れます。
バランスが取れていて、元気な曲調と暗い歌詞の組み合わせが「強がり・虚勢」を感じられて好きです。Griev fib「愛の衝動性」、明くる夜の羊「フラッシュバック」、ピロカルピン「人生計画」などがその例にあたるので、ぜひ聴いてみては。

②ポップスを聴く
テクノポップやダンスミュージック、DTM(デスクトップミュージック。ドイツツーリングカー選手権ではありませんよ)などが好き。
宇多田ヒカルのキラキラ感に影響され、シンセサイザーで作られた曲に心打たれてからいろいろと聞くようになりました。
シンセは高音のイメージが勝手にあるのですが、ちゃんと低音も張っててバランスが取れているものが好き。
ロックほど元気でなくても、リズム感があってノれるものが好き。夜のドライブで流したいものがたくさんあります。あとはロックほど元気がないときなどによく聞いてます。
ここでの例はHaruy「Fancy you」、mekakushe「きみはシュノーケル」、パソコン音楽クラブ「reiji no machi (feat. イノウエワラビ)」などですかね。

③つらいときも音楽を
四六時中聴いていれば、元気な時も落ち込んでる時も聴いています。というか普段からちょっと落ち込み気味なのですが。
その気分の下がり方がひどい時は音よりも歌詞で聴いたりするのですが、これは優先度の話なのでどちらも好みでないといけません。
私はひねくれものなので、タイトルであからさまに失恋ソングだったり、慰めものだったりすると興ざめしてしまいます。あくまで外見はふつうであってくれと思うのです。
ここでの例は、竹内まりや「夢の続き」、BUMP OF CHICKEN 「aurora」、宇多田ヒカル「荒野の狼」あたりでしょうか。

④プレイリストのつくり方
食べ物にまつわる曲を集めたもの、ロックばかり集めたもの、しんどい時に聞きたいやつ、夜に聞きたいやつなどで集めています。
基本的にシャッフル再生してしまうので、曲のつながりよりも雰囲気で分けているのが現状。とにかく曲が多すぎるのでつながりとか順番を考え始めたら途方もなく時間が溶けそう……、でもいつかやってみたいというのが気持ち。
曲集めもですが、タイトル付けも楽しい。ロック集めには「IWA」とつけたり、つらいとき用は「OYAKUDACHI」などこれを考える時間も楽しい。
あとプレイリストのジャケットも考えてるのが楽しい。私はよくカメラ持ってお散歩するのですが、何気なく撮ったものがぴったりだったりします。

⑤好みの見つけかた
私はAppleMusicのおすすめ機能を多用しています。「おすすめのニューリリース」のページや「ディスカバリーステーション」ですね。ここには普段聞いているアーティストのほか、それに類似する人の曲も追加されます。これで出会いがあるというわけです。
参考までに打率は体感5~6割くらい。勧められたものをいたく気に入ることもあれば、大ハズしすることもあります。
また、好みが似通った人に連絡を取って「最近聴いて気に入った曲を5つ送ってくれ」と言い、新しく出会ってみるというのもいいです。これはそもそも同じような曲が好きという前提がありますが。
そのほかの例は他人がインスタのストーリーやノートにつけた音楽。よく勝手に出会って勝手に聴いてますが、いい曲に出会えることがあります。

エピローグ・まとめ
いかがだったでしょうか。ここに記した音楽との触れ方はあくまでも私の例ですが、参考になったらうれしいです。
特定のジャンルが嫌いな人はいるかもしれませんが、音楽そのものが嫌いな人はほぼいないはず。音楽好きの輪はどんどん広がっていくでしょう。
あなたがさらに深い音楽の沼にハマっていくことを願っています。そして音楽好きのみんな!いつか語り合おうじゃないか。
それでは今回はこの辺で。お付き合いありがとうございました!
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