受験を終えた皆さま、合格おめでとうございます🌸
怒涛の2月が終わり、我らが上智大学の入試シーズンも終わり、これを読んでいる皆さまは一息ついている頃でしょう。
上智大学入試合否照会サービスでポチポチ押して、「合格おめでとうございます」 “Congratulations!”と出た時の安心感は何物にも代えられません。
今年はSMARTなんていう新しい分類が出てきて、早慶上理と呼ばれていたソフィアがMARCHと一括りにされるとは何事だ!とショックな方もいるかも知れません。
“SMART”とは
『MARCH』(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)から中央大と法政大が抜けて、上智大(英語名Sophia University)と東京理科大が入りました。これは名門私立中高の大学合格実績が高い大学を集めたもので、私立では、トップの『早慶』に次ぐ、新たな第2グループともいわれます。
女性セブン2019年2月7日号
この記事は、”SMART”を上智生の目線から考えて素敵なキャンパスライフを送っていただくための「上智大学生学入門」スペシャル講義です!!
この記事の内容は筆者個人の見解であり、アリオーゾ、上智大学及び同学生の一般的な意見を表すものではありません。
本講義のシラバス
- 講義概要
上智大学生学入門は、入学を機に起こる視点の変化と、ソフィアンとしてのスマートな振る舞いを身につけるための教養科目である。 - 到達目標
上智大学について批判的に洞察し、両面から大学の発展に関して建設的な議論ができる。 - 授業計画
第一講 旧受験生たちの話
第二講 “上智大学”を観るための2つのパースペクティヴ
第三講 上智大学生になるために
第一講 旧受験生たちの話
まずは(普通に)スマートなソフィアン達に聞いてみましょうか。
文学部 Aさんの話(現役・一般)
――SMARTについてソフィアン的にどう思いますか?
気にしてないけど答えるとしたら下位互換でしかないA学とR教に一緒くたにされるのは腹立つ。
――いきなりやばいの来た。
ただ、ほっといたらこうなるかなと思っていた。
この時代に「国際性」「語学」を志向していない大学はほぼないと言っても過言ではないので、それ一辺倒に見える上智は埋没していきそう。SMARTは学生一人一人の質ではなく、大学としてのブランドに関する評価なのでは。
――なるほど。客観的な意見ですね。
総合人間科学部 Bさんの話(一浪・一般)
――SMARTについてソフィアン的にどう思いますか?
すまーとって何ですか?
――ゴニョゴニョ……。
私が受験した感じだと、
早慶>>>>上智>明治・立教>その他 MARCH
だからまぁあながち間違いではないと思う。
――大学はどのように選びましたか?
偏差値がより高い大学に行きたいという思いはやはりありました。浪人した以上、それを目指すのが当然、という思いもありました。特にどこかの大学への強い思いはありませんでしたね。
――偏差値を基準に選んだのですね。
大学に入る前と入った後で、上智大学のイメージは変わりましたか?
全く知識がなかったので、帰国子女とハーフしかいないのでは、という偏見がありました。
入ってみると、確かに留学経験は驚くほど多かったですが、そうでない人もいる、ということがわかりました。大学は、自分でコミュニティを広げるものなので、これが大学が自由たる所以なのか!と思いました。
センター英語は筆記・リスニング共に9割ほどを安定して取れたので、「英語はまぁいけんだろ」くらいの気持ちで入学したら、周りの語学力の高さに引きました。
――MARCHの中にも国際的な学部で人気な大学もあります。上智はこれからも国際性や語学で戦っていけると思いますか?
上智は国際系、というイメージが強いと思うので、それを目指す学生が集まっている、という点からそう思います。
立教はキャンパスが素敵すぎるのでしょうがないと思います。上智も一号館に蔦を絡ませたりしたらいいと思いますね。
――Aさんとはまた異なる見解ですね。
第二講 “上智大学”を観るための2つのパースペクティヴ
以上2名のお話から考えてみましょう。論点は2つ。
- “SMART”は外からの評価であり、大学入試に対する評価?
- 上智の強み=国際性?
これから上智大学生に入学する皆さんに見えていた「上智」の姿は外からの目線でした。そしてこれからは学生として内側から大学と向き合うことになります。
“SMART”というのは他の大学と比べたときの評価です。受験生時代には色々な大学の中の1つに上智がありますが、中に入れば上智の中の世界が広がっています。
一学生にとしては、”SMART”よりも”早慶上理”と呼ばれたほうが嬉しいかも知れませんが、これらの評価は結局「大学入試に対する評価」に他なりません。
入試において最も重要な要素に「偏差値」があります。しかし偏差値は定員数や人気度によって左右し、必ずしも正確とは限りません。募集枠が小さければそれだけ「狭き門」となるのです。
ひと度、門をくぐればこれらの評価は関係なくなります。一学生の目線から、上智大学の本当の良いところと及ばないところが分かるようになります。
奇しくも、この多様性と個性の時代では偏差値が絶対的な基準ではなくなってきているようです註1。そうなると、大学の魅力が重視されるようになります。
上智大学の強みは「国際性」だと言われていますし、大学自身もそう自負していますね。Bさんの話のように、周りの語学力に驚かされることもあるでしょう。逆に、意外とそうでもないと感じることもあるでしょう。
どちらにしろ、それが現在の上智大学の実際の姿です。
“SMART”は単に偏差値で測られたものに過ぎないので、皆さんは自分の目で確かめてくださいね。
第三講 上智大学生になるために
もちろんこの講義は大学からの指示で書かれた寄付講座ではありませんし、大学を糾弾する記事でもありません。
これまで、入学を機に大学を見る視点が変わると論じてきました。
これから入学する皆さんは、楽しいキャンパスライフが待っています!海外に飛び立つのもよし、日本で学ぶのもよし。遊ぶもよし、勉強するもよし。何をしても自由な世界が待っています。
これからは一学生として良くも悪くも上智の実像が見えてくるでしょう。偏差値だけでは分からない魅力(もしくはダメなところ)が分かるでしょう。
大学にいるだけで一流企業に入れるわけではありませんし、大学の”好きくない“ところに文句ばかり言っても何も変わりません。
与えられた環境でどうするかはあなた次第ですから、せっかくの4年間を楽しみましょう!
……ここまで意識高いこと言ったけど1年生のうちは意識低くてもいいぞ!
ちなみにこんな記事もあります。
この記事を応援しよう!
「スキ!」を押すとこの記事を書いたカトウソが喜びます!