こんにちは!圧倒的白米派、納豆が無ければ生きていけないMameです。
こんな日本食大好き人間の私ですが、去年の10月一大決心をしました。それが、
交換留学出願
です。
多くの上智生が、いつかはやってみたい!と思っているのではないでしょうか?
交換留学に行っている先輩はたくさんいますし、グローバル教育センターもいつでも相談に乗ってくれますが、正直やってみないとわからない部分がたくさんありました。特に外国語学部と違って法学部は気を付けることも変わってきます。なので、こういうことを事前に知っていたら良かったなーということも含めて、出願準備を一から解説していきます!
① 英語資格要件を満たす
来年秋からの交換留学に出願したいなーと思っている方で、まだTOEFLもIELTSも受けたことがないという方、悪いことは言わないので今すぐ準備しましょう。夏休み中に目標点数が取れなかった場合、出願すらできません。そしてこの2つの試験は4技能を測られるので、対策に時間がかかります。1回で目標の点数まで取れれば出願直前の9月に受けても大丈夫ですが、自信ないという方はとりあえず夏休み前までに1回受けておくことをお勧めします。
目標点数としては、
カナダやアメリカの有名大学→TOEFL 90点以上
アジアやヨーロッパの大学→TOEFL 60~85点
イギリス→IELTS 6.0以上
です。イギリスを考えている人はIELTSが絶対必要なので、注意しましょう。
語学要件をクリアするにあたっておすすめなのが、TOEFLもIELTSも両方受けることです。2つとも受験料が高額なのでえーと思うかもしれません。ただ試験形式が微妙に違うので、自分の向いている方を知るのは大事です。そして両方受けることによって、出願できる大学の数が増えます。
具体的に説明すると、例えばTOEFLが苦手でどうしても80点以上取れない人でも、IELTS6.0は取れたとします。大学の中にはTOEFLは87点必要なのに、IELTSは6.0で出願できるところもあるので、この場合TOEFLが目標点数に行かなくてもIELTSで出願できます。友人によると、ACでIntermidiate くらいであればIELTS6.0は取れるものの、TOEFL85点以上は難しいとのことでした。合わない試験より合う試験を受けて、語学要件をクリアしたほうが精神的に楽です!
それから語学要件は高いほうが良いのは事実ですが、おそらく出願要件を満たしていればGPAの高さのほうが重視されます。なので出願要件を満たしたら、GPAを上げることに力を入れたほうが良い気がします。(特に法学部生!!)
②GPAを上げる!!
7月までに語学要件を満たしていても満たしていなくても、とにかく期末試験に全力で取り組みましょう。そもそも交換留学に行くには平均GPA2.8以上なければいけませんが、われらが法学部の平均GPAは2.8を超えることはまずありません(ちなみに直近は2.07でした)。そして学部科目よりは評価の緩い一般教養科目が少なくなる2年生の春、成績が急降下しがちです。平均GPAの低い学部の人は、一般教養の多い1年生の成績を使って2年生で出願するのが一番です。
ただ、2年生になってから留学してやりたいことが明確になる人も多いので、そういう時は死ぬ気でテスト対策をしましょう。死ぬ気のテスト対策に加えて個人的におすすめな方法が、「卒業要件を少しオーバーしても一般教養を取ってAやB評価を増やし、さらにC群に換算される科目を取る」ことです。私の学科の場合、C群になる授業は英語で開講される一般教養科目がこれに当たることが多いです。英語の勉強にもなるし、日本語で開講される自学部授業より評価はやさしめなので一石二鳥です!
ちなみにGPAは3.3以上あると後々奨学金出願の選択肢も増えるので、上げておいて本当に損はないです(遺言)。
③志望校絞り
GPAを上げ、英語資格要件を満たしたら、いよいよ志望校選びです。人気な学校は応募も集中するので、どうしても留学に行きたい人は穴場も含めていくつか希望を出しておく必要があります。(過去に第20希望まで出した人もいるそうです。)
ただ、適当に出すとあとで後悔するので、名前や場所だけで選ぶのではなく、どんな授業が開講されているのか、自由時間になにができるかなどなど、英語日本語両方で徹底的に調べましょう。私は主に以下の方法で調べました。
- ロヨラダウンロードセンターの帰国者レポートを読み漁る
過去の先輩方のデータが見放題です。どんな授業を取ったのか?トータルいくらかかったのか?寮の設備はどうなっているのか?など、気になることを詳しく書いてくださっています。交換留学の場合帰国後に単位を認定してもらえますが、なんでも認定してくれるわけではありません。法学部の場合法学か政治学のものなら認めてもらえますが、留学先によっては法学の授業は取れない場合もあるので、大学のHPだけでなく先輩のレポートを読んで、法律系が取れるのかチェックする必要があります。先輩の中には連絡先を残してくださっている方もいるので、思い切ってメールしてみるのも一つの手です。 - 世界大学ランキングを見る
ネットで調べられます。いろんなランキングがあるので、順位は調査機関によって変わりますが、自分が勉強したい分野で研究が盛んな大学なのかそうでないのかはチェックするのは良いと思います。有名な教授がいたり、勉強に役立ちそうな見学・体験が大学の近くでできるというのは、出願の時の志望理由として書きやすいです。 - 分野ごとに検索できるサイトで大学を見つける
総合的なランキングで見るのではなく、例えば国際政治が学べる大学というように絞って世界中の大学が見られるサイトもあります。例えばKeystone Bachelorや、Studypoltals Bachelorなどがあります。有名なもの以外も出てくるので、思いがけない国が出てきたりして、参考になりました。
ここで調べたものをリストにして、いろんな要素を比較して最終決定します。例えば学生や教員の数、留学生へのサポート体制、現地の物価、自炊か食事つきか、息抜きできるような娯楽があるか、飛行機の直行便があるかなどです。今準備していて思うのは、ビザ申請がめんどくさくないかも意外と重要かもしれません。また3年生で留学する場合、就活のことを考えて時差の少ない国やボストンやロンドンで行われるキャリアフォーラムに行きやすいかも考えても良いと思います。
④学科長にアポを取る
志望校もなんとなく決まったら、学科長に会いに行きましょう。出願には学科長のサインが必要です。出願直前は混むかもしれないので、夏休み後半に行っておくと日程調整が比較的簡単にできます。
⑤書類を仕上げる
ここまでくればもうひと踏ん張りです!ロヨラで出願要項を調べ、提出書類をそろえ、メールで提出します。不備があると受け付けてもらえないので、余裕をもって出しましょう。
志望動機は英語と日本語で書きます。自分の思いのたけをぶつければOKですが、できるだけ詳しく書いたほうが、後の面接準備にも役立つのでおすすめです。
⑥面接を受ける
書類を出すと、面接の日程が送られてきます。これはグローバル教育センターが決めるので、自分の希望は出せません。授業にかぶった場合は先生に届け出を出して、授業を抜けて面接に行きます。面接は英語で行われるので、志望理由や留学先でやりたいことなど最低限英語で覚えておくといいと思います。面接官によっても聞かれることは違うので、あとはその場で頑張るしかないです。
⑦祈る
すべて終わったら、あとは12月の発表まで祈って待ちましょう。
以上が交換留学出願までの流れです。外国語学部よりは交換留学する人が少ない法学部ですが、もし少しでも行きたいと思うのであれば、不可能ではないことを知ってもらえたら嬉しいです!
最後に、私が留学に行って違う世界を見てみようと思ったきっかけの言葉を書いておきます。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.
(常識は18歳までに身に着けた偏見のコレクションのことを言う)
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