はじめまして!一年生のニッキーです。もう秋ですね、むしろ冬でしょうか?
さて、今からさかのぼること2か月ほどの夏の日。
上智大学2号館地下1階にある紀伊國屋書店さんに寄ってみると、
『やせたい!でも、食べたい!!料理書フェア』
となんともドキドキする企画が目に飛び込んできました!
このフェアは簡単&フォトジェニックな料理本を集めたもの。7月1日から9月中旬まで開催されていました。眩しいごはんの本にそそられた方もいるのでは?
そこで、このフェアを企画された店員の北島さんと店長の岡田さんにお話を伺いました!
このフェアを開催されたきっかけは?
北島さん
私は紀伊国屋書店に入って1年くらいなんですけど、もうみなさんの親くらいの年齢なんですね。学生のみなさんはお勉強をすごく頑張っていらして。プラス親目線で体が健康になって、見た目も素敵になってほしいなってお客様を見ていて思いました。
「やせたい!でも、食べたい!!」とインパクトのある言葉
北島さん
夏が近づいてくるにつれ、やっぱりきれいな体でいたいじゃないですか。なんとかしなきゃいけないなってみんな思っていると思うんですけど。でも食べることって今すごく楽しい。おしゃれより。だからその複雑な気持ち、「やせたい、でも食べたい」。そう、決して「食べたいでもやせたい」ではないんです。
ー食べたいという気持ちが強いんですね!
今のトレンドはこれだ!
ー実際にどのような基準で本を選びましたか?
北島さん
本当は定番の料理本とかを置いたら売れるはずなんですけど、私は昔からビジュアルがきれいな本が好きで。料理の本は写真が大きいもの。あとは学生さんが素敵って思うようなセンスの良い本。食がSNSでも取り上げられているのを私はカルチャー的に捉えていて。そういう要素のあるフードカルチャーの雑誌ですとか。あとは今のトレンド!たとえば糖質オフとか、ライザップのダイエット方法とか。これは置かないわけにはいかないなって。
岡田さん
それと大学生なら1人暮らしをしたことがある人もない人もいる。料理が得意な人もそうじゃない人もいる。だから料理が出来ない人も簡単につくれるものを選書しました。
ー料理が苦手な私にとっては非常にありがたいです!
北島さん厳選の3冊!
『世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ 』
はらぺこグリズリー
ーこの本はいろんな書店で目にしますね。
北島さん
これはベストセラーで今年のレシピ大賞にもなっているんですよ!煮卵だけではなくていろんなものが載っていてしかも簡単なレシピばかり。
『グルテンフリーダイエット』
エリカ・アンギャル
岡田さん
出た!グルテンフリー!
北島さん
個人的にグルテンフリーがイチ押し。学校の勉強以外にこういうことを勉強すると楽しいのではないかと思います。
『Berry BOOK 甘酸っぱくておいしい、ベリーのお菓子とドリンク60レシピ』
原亜樹子
北島さん
女の子も男の子も好きなイチゴやブルーベリー。かわいいですよね。そして写真が大きくて、簡単に作れる。ベリーは体にも良いし。写真も撮りたくなる。総合的な意味でも非常におすすめです。
ーBerry BOOKは特にビジュアルが良いですね。まさに「やせたい、でも食べたい!」
北島さん
そうそう、まさに時代の流れが!
お客さんの反応は、いかに!?
北島さん
お客さまの反応は、へえーこんなのあるんだとつぶやかれたり、熱心にご覧になられたお客さまもいらっしゃいましたよ。女性だけではなくて男性でもご購入いただいたお客様がいました。
ー男女問わず食が人気なんですね。
今まで開催されたフェアは?
岡田さん
オープンしてまだ2年なんですけど、良かったなと思っているのは『はじめての海外文学フェア』。海外文学って最初の入りが難しくって。そういう人達に向けた読みやすい本を集めたフェアでした。
ー確かに海外文学は何を選べば良いのかわからないです。
岡田さん
世間でも言われる通りやっぱり本離れが進んでいて。どう本を読んでもらうかっていうのがあって、それに通ずるものがありました。海外文学にもおもしろいものがあるよと勧めたらけっこう反応が良かったのでやって良かったなと思えるフェアでした。
フェアを通して学生に伝えたいこと
北島さん
本をすごく読んでほしいんです。私が前、ライターをやっていたことがあって。そのときに企画書を書いたり原稿を書いたりするのに自分のボキャブラリーの少なさを感じました。本が好きで多少は読んでいたけれどやっぱりまだまだだなって思うんですよ。いろんなことをしゃべったり、表現するのにも本を読んでいるとそれがもう自分の財産になる。少なくてもいいので本を読んでいただけたらと思います。
岡田さん
ジャンルとしていろいろあるけれど、純文学の内容がすごく偏った気持ち悪いと感じるものでも快感を覚えられるような作品って確かに存在するんです。一冊500円だけどそういった本に巡り合うと人生変わるくらいの衝撃を受けるものが当然あって。そんな本に出会ってほしいなと思っています。
フェアに隠された書店員さんの熱い気持ちが伝わってきました!お店の店頭に並ぶ本が流行を反映しているんですね。そして本を読んでほしい、というメッセージもいただきました。ぎゅぎゅっと取材内容をまとめましたが私はもっと紀伊國屋書店さんとのお話を書きたい!だっておもしろかったんだもの!というわけで、次回もお楽しみに!
紀伊國屋書店では学生割引として書籍・雑貨・お菓子があって、かなりお得に買えちゃいます。ぜひ空きコマに立ち寄って人生を変える本との出会いを探してみては?
紀伊國屋書店上智大学店ウェブサイト http://www.kinokuniya.co.jp/04f/sophia/
紀伊國屋書店上智大学店Twitter https://twitter.com/kino_sophia
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