
はじめに
2026年2月7日から2月18日まで、対日理解促進交流プログラム「JENESYS2025」の一員として、南太平洋に位置するフィジー共和国、トンガ王国を訪問してきました。
この12日間、日本とは全く異なる自然や人々との交流の中でかけがえのない学びを得ることができました。そして、そのリアルな学びは「世界の中の日本」について考えるきっかけとなりました。
本記事では、フィジー、トンガでの12日間を振り返りながら、初日から最終日までの出来事や感じたことを派遣記という形でお届けします!

対日理解促進交流プログラム「JENESYS」とは?
外務省が実施する対日理解促進交流プログラムの一環です。世界各地域への学生派遣を通して、派遣先国への理解やその中での日本の役割を学ぶことや派遣国の人たち、特に同年代の学生との交流を通して日本と世界をつなぐことを目的としています。
北米地域へのカケハシ・プロジェクトなど、対日理解促進交流プログラムはいくつかありますが、今回紹介するのはJENESYS2025フィジー共和国、トンガ王国派遣です。
難しいことを色々書いちゃいましたが、無料で海外に行けます!それも単なる旅行ではありません。派遣を通じて、その国のことを深く理解するきっかけを得られます。
また、12日間の濃密な経験を通して、同じく派遣される同年代の学生たちと深い絆を築くことができます。お金(をかけずに海外に行ける!)、経験、人というこの3つを得られるのがJENESYSです!

どんな人たち?
まず、今回の派遣は学生10人+大人2人で行われました。大人は2人とも海外経験豊富な方でとても安心できました。学生は北は北海道、南は沖縄まで全国から集まっており、専攻も学年も本当に多様でした。
男子は4人、女子は6人の合計10人です!みんな志高く、気後れしちゃいそうになりましたが、とても良い人たちです。また、「海外めっちゃ行ってます!」とか「英語ペラペラです!」みたいな国際系のキラキラな人たちというよりかは、むしろ普通の大学生でも想いがあったり、課題意識をもって丁寧に物事に取り組める人が選ばれるのかなという印象です(筆者は海外未経験どころか、英語ボロボロです)。
フィジーとトンガってどんな国?

フィジー共和国(首都: スバ)
面積は1万8,270平方キロメートルで、四国とほぼ同じ大きさだそうです。人口は約100万人で規模的には比較的小さな国です。
日本と同じような島国で自然が豊かな国で、主にはフィジー系とインド系の人たちが住んでいます。観光地としても有名な印象で、日本人も何人か見かけました。日本からの時差は+3時間でした。

トンガ王国(首都: ヌクアロファ)
面積は720平方キロメートルで対馬とほぼ同じ広さです。人口は約10万人とフィジーに比べてもかなり小さな国です。
ある程度発展しているフィジー以上に自然が豊かで、ほとんどがポリネシア系の人たちですが、若干中国系の人たちがいました。日本の観光客は1人も見かけませんでした。日本からの時差は+4時間です。ちなみに、日付変更線に近く、世界で最も朝が早い国です。
派遣スケジュール
まずはざっくりとしたスケジュールをご紹介。この流れで進んでいきます。
1日目
成田空港出発
2日目
ナンディ空港到着
OISCA研修センター(シンガトカ砂丘国立公園)訪問
3日目
ナンディ空港出発、トンガタプ空港(トンガ)到着
在トンガ王国駐日大使館表敬訪問
4日目
防災に関する講義(東洋大学:松丸教授)
JICAトンガ支所表敬訪問
JICA海外協力隊、ODA視察(トンガ国営放送局 TBC)
5日目
USP(南太平洋大学)トンガ校、文化交流会
ODA視察(MEIDECCの災害用倉庫)
ODA視察(可倒式風力発電)
ディナーショー
6日目
工芸品作り(タパの絵付けorボーンカービング)
トンガタプ島1日ツアー
7日目
中間報告会(USPトンガ校)
トンガタプ空港→ナンディ空港(フィジー)→スバ空港(フィジー)
8日目
サワニ村訪問
9日目
教会のミサ
フィジー博物館見学
10日目
JICAフィジー事務所表敬訪問
JICA海外協力隊視察(農産物加工)
11日目
USPフィジー校訪問
スバ空港出発→ナンディ空港→成田空港
12日目
成田空港到着
1日目(2/7)
13:30に成田空港に集合!
初海外なのに、当日は少しバタバタ。
空港で一緒に行く仲間たちと初めて対面して写真撮影をしました。

ここから脅威の9時間フライトです。あらかじめ買っておいたアイマスクをスーツケースに入れっぱなしという失態を犯してしまったため、気合いで眠ります……。
初めての南半球!
2日目(2/8)
着きました!フィジー!
そして、暑い……。それもそのはず、雪も降る降る冬真っ只中の日本とは南半球にあるため、真反対の季節。オーストラリアの半袖のサンタクロースみたいなやつです。真夏です!


空港からバスでホテルへ。
仮眠をとります。


やはり海外!土足です。
【OISCA研修センター訪問】

シンガトカ砂丘国立公園に行ってきました!なんとフィジー初めての国立公園で、紀元前の土器なども見つかっているそうです!

林道を進んでいきます。
というか、人生初の熱帯雨林!めっちゃ熱帯雨林。オランウータンとかいそうな雰囲気でした。

ここから30分くらい、こんな感じで行きました。不思議なことに、そんなにたくさん虫とかはいませんでした。

そんなこんなで到着したのが、写真のような開けた場所。いわゆる鬱蒼とした熱帯雨林から一転、急にサバンナ的なところに来ました。
実はここ、もともとは林だったそうです。その証拠に写真には枯れた木のようなものも写っています。突然の火事が林を燃やし尽くし、このようになってしまったそうです。ここにサワーソップやディロという木を植林をするのが目的です。

行き道で感じた、あの圧倒的な自然がたった一度の火事でこんなにもなってしまう。自然の力強さと同時にもろさと環境保護の重要性を感じた瞬間でした。


こんな感じで植林をしていきました。
植林を終えた後、向かったのは砂丘です。なんと、南太平洋最大級の砂丘だそうです。

最大級なだけあって、割と果てしない広さ!

こんな感じで海を眺めた後、ホテルに帰りました。


3日目(2/9)
「トンガへ行こう!」ということで、早朝からナンディ空港へ。

トンガタプ空港に到着!

空港にいた女の子の写真を撮りました。

【在トンガ王国駐日大使館表敬訪問】
トンガ王国にある日本大使館に表敬訪問をさせていただきました!

そして、なんと大使から直接お話を伺うことができました。トンガの基本情報から、現在抱えている課題まで様々なことをお話しくださりましたが、特に国際協力におけるトンガの課題の話が印象的でした。
輸出用の農産物を勧めてもなかなか定着しないことや、食料品の一部を輸入に頼ってしまっていることなど、非常に考えさせられるお話でした!
また、ラグビー大国であるトンガでは引退後の選手のキャリアにも問題を抱えているそうです。現役でプレーできている間は良いものの、引退後はキャリアに困ってしまうことがあるのだとか。ラグビーに限らず、日本でもプロスポーツ選手のセカンドキャリアは必ずしも華々しいものではなく、同様の課題を抱えているということが印象的でした。

この後、夕ご飯を食べに行ったのですが、ラグビーをしている子どもたちがいたので混ざってきました。
トンガの国技であるラグビーの根強さとおおらかな国民性に触れた瞬間でした。サンダルを履いていない子でもまだ小さな子でも一つのフィールドで楽しそうにプレーしていました。また、急に入ってきた私たち外国人であっても、何事もないかのように混ぜてくれて、仲良くなることができました。世界をつなぐスポーツの偉大さを感じました。


どうしても男性のスポーツであるという印象の強いラグビーですが、ここでは女性も当たり前のように混ざってプレーしていたのが印象的でした。


4日目(2/10)
【防災に関する講義(東洋大学:松丸教授)】

この日は午前中、防災の専門家である東洋大学の松丸教授がトンガにいらっしゃるということで講義を受けてきました。
トンガにおいて、防災は急務とされています。2022年のフンガ・トンガ噴火による津波によって多くの人が甚大な被害を受けてしまいました。トンガは山がなく、平地で国土が構成されているということもあり、一度津波が来てしまったら遮るものがないという日本以上に難しい事情を抱えています。
そんな防災における課題やこれからどうするべきなのかという指針を松丸先生の講義では学ぶことができました。防災においてのハード対策とソフト対策のお話であったり、災害の統計や実際の被害の話など、非常にたくさんのことを学ぶことができました。
【JICAトンガ支所表敬訪問】

お昼ご飯を食べてからの午後一番で、JICAトンガ支所の表敬訪問をさせていただきました。まさに国際協力の最前線基地と言えるJICA支所に伺うこと自体、もちろん初めてだったのでとても新鮮な気持ちでした。
この後、実際に海外協力隊員が活躍する現場の視察をさせていただくのですが、その前にトンガにおける国際協力の基本的なことや最前線で働いているからこそわかる国際協力のリアルについて教えていただきました。
【ODA視察(トンガ国営放送局 TBC)】

JICAトンガ支所でのお話の後は、トンガ国営放送局TBCで活動をされている海外協力隊の方のところに見学に行かせていただきました。TBCはテレビやラジオ放送を提供している国営の放送局です。
また、日本からのODAという開発援助協力を受けている機関でもあります。ここで活動されている協力隊員の方から説明をいただきながら、様々な設備を見学させていただくことができました。

こちらはTBC唯一のスタジオで、TBCが局内で制作する番組はここで撮影されるそうです。ただし、日本のテレビと違ってオーストラリアや中国のテレビをそのまま放送することもあるそうなので、トンガのすべてのテレビ番組はここしか流れないというわけではないらしいです。

こちらはラジオの管理をする部屋で、この写真では見えにくいですが、奥にラジオを収録する部屋があります。実はこの機械も日本からのODAによって支給されたものです。
TBCでは多くのことを学ぶことができましたが、個人的に一番印象的であったのは津波のサイレンです。フンガ・トンガ噴火による津波で多くの人が被害を受けてしまったのですが、その原因に津波サイレンの問題があったそうです。
津波サイレンが十分に整備されていないと本当は逃げることができたはずである人も逃げ遅れてしまうなど、無益な被害が広がってしまいます。「もうそのようなことが起きないようにするために」という、津波サイレンの話は非常に勉強になりました。
他にもODAとして支給された物品の扱いであったり、テレビ制作の進め方の問題であったりとたくさんのことを学びを得ることができました。

5日目(2/11)
【USP(南太平洋大学)トンガ校 文化交流会】
USPトンガ校に行ってきました。USPはUniversity of South Pacific、南太平洋大学で大洋州にいくつかのキャンパスを持つ公立大学です。
この日はまず、USPの生徒の方たちとお互いの国の文化を紹介する文化交流会をしてきました!

伝統的なダンスを披露していただきました。

こちらはタパという繊維からできた伝統的な紙のようなもので、その絵付け体験もさせていただきました。



私たちからはお箸体験、漢字紹介、折り紙体験と3つのグループに分かれて文化紹介をしました。私はお箸体験を担当しました。
やはり慣れないためか苦戦している人もいたのですが、みんな楽しそうで盛り上がっていたので良かったです。大人用のお箸は難しかった印象ですが、補助用のお箸を使うと上手につかめていました!ほかのグループもとてもにぎやかで楽しそうな雰囲気でした。

住んでいる場所も文化も全く違うからこその新鮮な体験ができてとても楽しかったです。海外の同年代、それも大学生とお話しすることなど今までほとんどなかったのでとても貴重な機会でした!
【ODA視察(MEIDECCの災害用倉庫)、(可倒式風力発電)】
USPを出発した後はODAの視察に行ってきました。トンガは地震や津波などの災害における課題に加えて、被災後の脆弱性という課題も抱えています。こちらのMEIDECCの災害用倉庫はそんな状況に対応するためのもので、日本のODAを受けています。

倉庫の周りには災害の時のための様々な重機や船などが整備されています。日本の支援によるものがたくさんありました。

こちらが災害用倉庫です。中には世界の様々な国から送られてきた災害用の物品が保管されています。日本だけでなく、オーストラリアや中国、ブラジルからのものもありました。
次に可倒式風力発電を見に行きました。

可倒式風車とは?
その名の通り、倒れる風車です。写真みたいな感じに倒れます。

こんな感じに倒れることでまず、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。わざわざ上る必要がなく、地上でメンテナンスできるというのは大きなメリットです。また、台風や強風がひどいときにはあらかじめ倒しておくことで、折れてしまうなどの被害を避けるということが可能になります。


内部での管理室的なところも見学させていただきました。この可倒式風車の設置には沖縄県の企業が関わっていたり、この管理室にもたくさんの日本のODAによる設備があったりしました。
TBCやMEIDECCの災害用倉庫、可倒式風力発電といった日本のODAの見学を通して、途上国におけるその大切さや果たす基盤的な役割について、実際に見学することでより深い理解を得ることができました。
【ディナーショー】
バスで移動して、トンガの伝統的な料理を楽しめるディナーショーにやってきました!
ディナーショー、素晴らしかったです。

料理全般、めちゃめちゃおいしかったです。
ポテトサラダだ!ってテンション上がってたものが実は甘くないバナナで面白かったです。それと、バイキング制かと思いきやなくなったら終わりなのも海外らしくて面白かったです。
食事の後はショーが始まりました!




最後にはファイアーダンスもあり、圧巻でした(さすがにファイアーダンス中にお札を貼りに来る人はいなかったけど)。
6日目(2/12)
【工芸品作り(タパの絵付けorボーンカービング)】
この日はアクティビティ的な1日でした。
まずは工芸品づくりのために、工房に向かいました。


なんか普通の民家みたいなところが工房でびっくりしました。
こちらではトンガの伝統的な紙であるタパの絵付けとボーンカービングをしました。どちらかを選ぶのですが、私はUSPでの文化交流会でタパをもらったので、ボーンカービングにしました。よって、ここではボーンカービングの紹介をしていくこととする!(タパの方はわからないので、ごめんなさい……)

今回作ったのは、クジラのしっぽです。ちなみにクジラのしっぽは幸運のモチーフだそうです。

あらかじめ、こんな形に加工された骨が渡されると思ったそこのあなた!違います。渡されたのはぶつ切りにされた牛の骨です。ただの骨!

まずはしっぽの絵を描かないとということで、鉛筆で描きました。その後はこの絵をはさみで切り取って、のりで骨に貼り付けます。

そこからが恐怖……。写真のような旋盤に骨を押し当てて、削ります。これめっちゃ怖いです。何が怖いかって説明しますと、本来はこの旋盤、誤って手を削らないようにカバーなるものがついているらしいのですが、トンガ仕様で付いていないんです(どこかにいったらしい)。
いやー、ロックですね……。とりあえず怖かったので、めっちゃ気を付けてやりました。さすがに最後の方はスタッフの方がやってくれて、クジラのしっぽの形が出来上がりました。

ただ、どうしても粗いところがあるのでこんな機械で少しだけ削って微調整。その後は紙やすりで磨いたり、さっきの怖い機械のもう片側に綿のようなものが付いているのでそれで磨いたりして完成です!怖かったけど、終わってみると楽しく、良いものができたので良かったです。


制作の後はお昼ご飯を食べました。

メニューはこんな感じ、チキンが入ってておいしかったです。当たり前のように置いてあるココナッツが南国を感じさせます。
【トンガタプ島1日ツアー】
島のいろいろなところを回ってきました。

トンガの服屋さんです。ここで私もトンガっぽいシャツ買ってきましたが、トンガ人サイズなのでとにかくでかいです。かろうじてSサイズ、子ども用でも入るんじゃないかと思ったくらいです。

工芸品のお店にも行ってお土産を買いました。

工芸品の横にあったアイス屋さんのアイスです。このサイズで日本円でだいたい350円くらいです。
現金がなかったのでクレジットで支払えないか聞いたところ、使えませんでした。あー、しょうがないかと思ってバスに戻ろうとしたところ、どの味にする?って急に聞かれて、なんと無料でくれました。
トンガの人たちのおおらかさを感じた瞬間でした。いいのかな?とも思いましたが……。味はおいしかったです!


キャプテンクックの上陸したところだそうです。侵略者であるはずのキャプテンクックの上陸の地がこんな「記念!」みたいに整備されているのにどこか不思議な雰囲気を感じました。
ただ、トンガは南太平洋で唯一、列強からの植民地支配を受けなかったそうなので、日本でいう黒船来航的な捉えられ方なのかなと思いました。

津波ロックと呼ばれる岩の下で写真撮影。この岩、昔々の津波でここまで流されてきたそうです。

この海の向こうは南極まで島がないそうです。なんか怖さを感じました。

ATATA村というフンガ・トンガ噴火による津波で住居を追われ、移り住んできた人たちの村で、津波被害に遭われた方からお話を聞くことができました。
今までずっと住んできたところを津波が襲い、移り住んできたこの村での生活のお話や津波の怖さ、また津波サイレンの大切さなど、津波の恐ろしさが身に染みるようなお話でした。

ATATA村の写真です。子どもたちが村のラグビー場でラグビーをしていました。津波が故郷を襲っても、それによって故郷を追われても人々の生活はしなやかに続いていくんだなと実感しました。

この日の夕ご飯は韓国料理屋さんに行ってきたのですが、メニューにSashimiとあったので思わず頼んでしまいました。どんなトンガナイズされたお刺身が出てくるのかと思いきや、普通のお刺身でした。
まぐろです。本当に普通のお刺身です。醤油もお米も日本と同じです。おいしかったけど、拍子抜けでした。大丈夫、トンガでもここに行けば日本人は生きていけます。
7日目(2/13)
【中間報告会(USPトンガ校)】
この日はトンガ最終日、中間報告会をした後にフィジーに戻ります。というわけで、USPトンガ校に向かいます。

こんな感じで中間報告会が始まりました。中間報告会ではこれまでの訪問先や体験から得た学びや考えたことを1人ずつ担当分けして発表しました。


なんと大使とUSPトンガ校の責任者の方も来てくださいました。


報告会の後はトンガのジュースとお菓子的なものを振舞っていただきました。ジュースはフルーツジュース的なもの、お皿に乗っているのはココナッツと砂糖からできたお菓子で、甘くておいしかったです。
その後もUSPの学生の方たちとお話しして、名残惜しかったですが出発しました。バスに乗って出発する私たちを門まで出てきて見送ってくれてくれてとてもうれしかったし、また来たいなって思いました。
ちなみにトンガの人って写真からもわかると思いますが、とても体格がいいです。別れ際にハグされたとき、女性だったのですが、この人は私の体を折ろうと思えば一瞬なんだろうなという人間としての地のパワーの差を感じました。さすがラグビー大国。

その後はご飯を食べに行きました。ちなみにこれは鶏肉です。中は生でした!ナイフの通りが明らかに不自然で、言ったら取り替えてくれたので良かったです。


マーケットにも行ってきました。私はここでお土産のうちわを買いました。


そんなこんなで空港に行き、ついにトンガを離れてフィジーへと飛び立ちます。国際線の充実しているフィジーのナンディ空港に到着した後、目的地である首都のスバまでまた飛行機で向かいます。

この日はフィジーの首都、スバに到着して終了です!
8日目(2/14)
スバに到着してからの翌日です。ホテルで朝ご飯を食べた後にさっそく、次の行程へと向かいます。
【サワニ村訪問】
村訪問に行ってきました。フィジーは都会にインド系、農村部に伝統的な結びつきの強いフィジー系が集まる傾向が大きいらしく、私たちもスバから少し外れたところに位置するサワニ村にて、ビレッジツアーに参加してきました。

行き道にこんな感じの看板がありました。

着いた!と思ったら、バスを伝統的な感じの男の人が誘導してくれました。

到着したら、こんな感じのところに通されました。これからカヴァの儀式が始まります。フィジーにはカヴァの儀式というウェルカムセレモニー的なものがあります。この儀式でカヴァという飲み物を飲むことで初めて、村の訪問者として敷地に入る許可が降りるそうです。

ということで、カヴァを作ってくれています。

こんな感じの飲み物です。

飲みました。なんか、舌がピリピリというか麻痺する感覚です。味は少し苦いです。私は一杯でしたが、村のおじさんたちは儀式の後にたくさん飲んでいました。日本でいうお酒的なものなのかなと思ったら、どうやら違うそう。
おもしろいのが、カヴァをたくさん飲んだ彼らはしだいにダウンしていくそうです。ハイになっていくお酒と違うらしく、飲んでいて楽しいのかなって疑問に思いました。
カヴァを飲み終えたら村のお客さんとして認められたので、サワニ村一周ツアーに行ってきました。


お昼ご飯を作ってくれています。ツアーが終わったらお昼ご飯を振舞ってくれるらしいです。


ツアーです。村はこんな感じでしっかり整備されている印象でした。

レモンのにおいのする葉っぱです。耳に入れるとにおいがするって言われたのでやってみたら、めっちゃレモンでした。


タロイモを植えているシーンです。土からおこしていてびっくりです。

最終的にはこんな感じになるみたいです。

ココナッツはこんな感じに木に登って採るらしいです。

ということで、登ってみました。そして、写真の高さが限界でした。すいすい登っていくので勘違いしそうになりましたが、普通に難しかったです。フィジー人にはなれそうもありません……。木の色が移って、登った後は手が緑色になりました。


一通り見て回り終えると、お昼ごはんができていました。


フィジーの村の伝統料理です。バイキング形式でいただきました。チキンや川魚など、色々ありましたが、面白かったのが海ぶどうです。海ぶどうの入ったサラダ的なものがあり、びっくりしました。

手料理!って感じで、めちゃめちゃおいしかったです。変な意味じゃなくて、この辺からご飯にハエが飛んでくるのを何も思わなくなっている自分にびっくりしました。

お昼ご飯の後は、ホール的なところに案内してくれて歌を披露してくれました。


村の子どもたちがダンスの披露もしてくれました。野性的ですごく迫力がありました。


私たちからはお返しで、折り紙を教えました。子どもたちが夢中になっているだけでなく、大人も集中して取り組んでいたのが印象的でした。私たちも非常に楽しかったです!
こんな感じでサワニ村ツアーは終了!!

帰ってからホテルでご飯を食べて、この日は終了です!
9日目(2/15)
【教会のミサ】
この日は日曜日です。フィジーはキリスト教の影響が強い国で、安息日である日曜日には多くのお店が閉まってしまうそうです。そんな安息日、にぎわうのは日曜日にミサのある教会です。というわけでミサに行ってきました!


ミサに行ったことはほとんどなかったので日本と比較はできませんが、そんなにフィジーナイズされたミサではないように感じられました。
聖歌を歌ったり、聖書の一説を唱えたりとしたのですが、モニターにすべて映し出されたので簡単にできました。その簡単さや手軽さが、キリスト教が世界中に広がっている理由なのかなと感じました。

とても興味深い時間でした!

お昼ご飯はホテルからのボックスランチ(サンドイッチと丸々1個のりんご)です。南国らしく、海をバックにみんなで食べました。
【フィジー博物館見学】

フィジー博物館に行ってきました。安息日でも博物館はやっているらしいです。そしてなんと国立の博物館だそうです。


大昔のフィジー人の制作物など、様々な展示がされていて興味深かったです!フィジーを訪れたイギリス人の衣服などもありました。

環境を考えさせられる展示もありました。ただフィジーの過去について学べるだけではなく、展示を通して未来についても考えることのできる見学でした。
10日目(2/16)
【JICAフィジー事務所表敬訪問】
JICAフィジー支所へ、表敬訪問に伺わせていただきました。


フィジーでの国際協力のみならず、太平洋島嶼国(編集注:とうしょこく。すべての領土が島で構成される国のこと。日本もそのひとつ)での国際協力について講習をしていただきました。
個人的に、非常に興味深かったです。例えば、海面上昇によって沈む国と言われているツバルの面積が実は増加していたり、太平洋島嶼国の人たちの津波に対する意識の話であったりととても勉強になりました。二次情報ではなく、実際に自分の目で確かめるという現場意識が大切なのかなと思いました。

【JICA海外協力隊視察(農産物加工)】
実際にフィジーで海外協力隊員として活躍されている方の活動現場に伺わせていただきました。

日本での食品加工経験を生かして、農産物加工に従事されています。

フィジーで採れた様々なお芋を使った芋けんぴの制作に取り組まれています。芋けんぴと聞くと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、干し方や揚げる時間、砂糖の量などが絶妙なバランスでないと上手に作れないとのことで、大変な試行錯誤の結果なのだということがわかりました。

もちろん、日本のお芋とは種類も異なるので作り方も変わってきます。その中でクックパッドなど、日本のレシピも参考にしながら開発されているとのことでしたが、やっぱりものすごく大変そうです。

私たちが食べた芋けんぴは私たちが来る少し前にやっと完成したものらしいです。芋けんぴ侮るべからず……。

こちらの研究所で開発した加工品が並べられている棚です。早くここにさっきの芋けんぴも並んでほしい!
協力隊員がただ教えるだけでなく、現地の人と一緒になって努力する国際協力もあるのだと知って、とても興味深かったですし、何よりフラットに頑張りあうこその絆も生まれるのではないかなと感じました。
11日目(2/17)
明日は飛行機に乗って帰国のため、なんと事実上、本日が最終日です……。
【USPフィジー校訪問】

最後の旅程はUSPフィジー校訪問です。前に行ったのがトンガ校、今回行くのがフィジー校です。そして、なんとメインキャンパスです!


さすがはメインキャンパス。都会と自然が調和したきれいなキャンパスです。

会議室みたいなところに案内されました。ここにはJENESYS2025で大洋州から日本に来たUSPの学生たちも集まっています!ここで交流会をしました!
あ、ちなみにこの部屋めっちゃ寒いです。この部屋だけ北半球でした。

なんとここでUSPグッズ貰えました!他にもノートとかペンとか、なぜか旗も……。ここでしか買えない(貰えないはず)です。いいでしょー!(ただの自慢……)


話は戻りまして、USPの学生の方から日本に行った時のことや他の島嶼国から来ている生徒もいるため、母国の話などを発表していただきました。外国の方から見た日本という視点はめちゃめちゃ興味深かったですし、行ったことのない国の伝統や文化も知れて楽しかったです。

お礼に私たちからは日本の歌、バスの中のノリで決まった「島人ぬ宝」を贈りました。

その後はキャンパスツアーをしてくださいました。

図書館です。入り口には警備員さんみたいな人がいて、ちゃんと手続きしないと入れないなど、セキュリティもしっかりしてました。そのあたりは日本の大学と変わらないみたいです。

なんと自習するところもあるらしいです。この机とイスは自習でも使っていいみたいです。どこの国でも図書館は勉強の場所らしいです。

JAPANの文字が!

日本の支援で建てられたみたいです。

こんな講堂みたいなところもありました。
他にも学生協みたいなところなど、いくつか案内してもらってキャンパスツアーは終了です。


最後にUSPの学食でお昼ご飯を食べました。本来はバイキング形式ではないのかもしれませんが、こんな感じに振る舞ってくれました。学食の雰囲気は日本とまた違ったもので、海外!って感じがしました。ご飯はおいしかったです!
これにて、USPフィジー校での予定も終了、つまり全日程が終わりました……。
バスで空港に向かいます。

フィジーを離れる前に、みんなでフィジーのシャツを着て写真撮影をしました。

首都のスバから日本までの直行便のあるナンディ空港までは空路です。ナンディ空港から成田空港までは9時間。途中乱気流で揺れまくって怖かったです。
12日目(2/18)

無事に到着!成田空港に着きました。これにてJENESYS2025、終了です!
JENESYS2025、行ってみてどうだった?
めちゃめちゃ楽しかったです。自分が海外旅行するなら?と考えても、なかなか選択肢に挙がらなかったであろうフィジーとトンガ。そんな2つの国に行ってみて自分なりに発見したこと、思い出に残ったことがたくさんあります。
また、様々な訪問の機会のあった国際協力についても派遣前はどこかぼんやりとしていた私ですが、現場に実際に行くことでしか得られないであろう学びから、私なりに課題意識を持つことができました。
20歳の春休みにこのような貴重な機会をいただき、同年代の仲間たちと楽しく旅をできたことに何よりの感謝です。初めての海外でどうしても慣れず大変なこともありましたが、とても支えになりました。
くだらないですが、向こうの水って日本と違って角がある気がして、どうしても慣れられず、そういった小さなことが積み重なって、大変さを感じていました。やっぱり日本の水っておいしい!!どういった形になるかはわかりませんが、この学びは必ず生かしていきます。一緒に旅をしてくれたみんなと関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
長かったですが、これにて派遣記終了となります。来年もきっとJENESYSあると思います。すごく貴重な体験ができると思いますので、ぜひ応募してみてください。何事も挑戦です。チャレンジしてみれば意外と通るかもなので、とにかくやりましょう!
Vinaka!(ありがとうございました!)
(文、写真=にぼし/編集=にぼし、きなこもち)
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