超クレイジー!ブラジル留学体験記・前編

 

僕の留学、普通じゃないので参考にならないかもしれないですよ。

開口一番、そう話した西村祐輝さん(上智大学外国語学部ポルトガル語学科5年)

 

アリオーゾ取材班が西村さんに初めて出会ったのは、17号を配布していた時のこと。

 

ちなみに浴衣デーのときでした!

ちなみに浴衣デーのときでした!

 

西村さんはできたてホヤホヤの17号を受け取りながら、

「へぇ~アリオーゾか…面白いですね……あ、インタビュー記事もある…

あの、僕のこと取材してもらえませんか??

 

自らアリオーゾに声をかけ、逆取材依頼をするなんて人と遭遇することはアリオーゾ史上初めてのこと!びっくり&大喜びで連絡先を伝えたところ、後日届いたDMにはこんな言葉が。

 

今年で学生生活が終わるので、自分の留学経験を伝えたい。エピソードは色々ある。僕を取材してほしい。

 

17号のテーマ「欲しがり」にぴったりな人どころか、「エピソードは色々ある」と自分からハードルを上げにいっているというかなりのツワモノ

いや欲しがりモンスター(笑)

すごく興味をそそられたので二つ返事でインタビューしてきちゃいました。

 

彼が経験した「普通じゃない留学」、そして伝えたかったこととは…

 



 

大学に入ったからには絶対ブラジルに行く

 

 

西村:僕、兵庫出身なんですけど、一度関西の大学を受けて失敗しているんです。浪人中に色々考えた結果、海外に行きたいと思い、それならレベルの高い上智に行こうと思いました。

 

―留学が目的で上智に入学したんですね。ではなぜブラジルに?

 

西村:普通のことが好きじゃないので、英語は面白くないかなと思って。丁度その頃、ブラジルがワールドカップとかオリンピックを控えていたんです。経済から見ても、BRICsって呼ばれていてすごく上向きだったんです。だからブラジルはこれから面白くなりそうだなと思って選んだんですよ。

 

―ではポルトガル語学科を選んだのはブラジル留学に備えるためだったんですね。

 

そうですね、大学に入ったからには絶対にブラジルに行く、と決めていました。

 

 

 

留学初期は家無し&外出が怖かった

 

西村:まず、

僕家を決めずにブラジル行ったんですよ

 

 

―ええ!?だいぶ冒険しましたね。

 

西村:これ冒険のほんの一部なんですけどね。家を決めようとは思っていたんですけど、決められなかったんです。現地の大家さんとやり取りをするんですけど、返事をくれないことが多かったです。実際に物件を見られないのも不安でしたし。

 

―(心の声:いや、それにしたって家を決めずに行っちゃうのはヤバすぎる…)

 

それで、現地の大学がヘルパーを付けてくれたんですけど、その人がめっちゃいい人で一週間も家に泊めさせてくれたんですよ。でもその頃は話せないし、聞き取れなくて怖かったので一人で一歩も外に出ませんでした。同じ大学に日本人がいたんですけど、家は皆別々だったので外に出るのが不安でした。ビクビクしてましたよ

 

 

 

ルームシェア事件

 

西村:その後は同じ大学に通うブラジル人3人とルームシェアしました。彼らは27歳くらいの大学院生で、お兄ちゃんのように慕って仲良くしていました。その家は、そんなにいい家でもないのに家賃が高かったんです。それでも3人のことが好きだったので6ヶ月間住んでいました。

 

 

西村:6ヶ月後、僕が家を出るときに、彼らがFacebookで新しい入居者を募集していたんですね。

そのページの家賃を見たら僕の時より安くなっていたんですよ。

 

―(苦笑)。それは辛いですね。どれくらいですか?

 

西村:だいたい20%引きくらいです。でも、もしかしたら家賃が下がったのかもしれないと思ったんです。それで彼らに問いただしたんですけど、説明が不十分で、ぼったくられたんだと分かりました。

6ヶ月も一緒に住んでいて、めっちゃ慕っていたのにそういうことをされたのでキツかったです。

よくよく考えたら彼らは院生なのに仕事してなかったんですよ。

―もしや、彼らはお金を取ってそれで生活していたってことですか!?

 

西村:そうなんですよ。僕ら日本人はお金を持っているって思われているんです。やられちゃいました…

あれから口を聞いてないです。絶交ですよ。

 

―そういうことって海外に出ないと分からないですね。

 

西村:そうですね。もちろんいい人もいます。明らかに貧しいのに、貧乏なりの最高のおもてなしをしてくれる人もいました。そういう人がいる中で、院生みたいにひどい人もいたので、一番傷ついたエピソードとして記憶に残っています。

 

 

 

半年間、ホームレス旅人生活

 

西村:僕は4月から3月まで11ヶ月間の留学していたんですけど、

ストライキで後期の授業が無くなってしまったんです。

暇になっちゃったんで、リオデジャネイロからアマゾンまで旅をしました

 

ウルグアイで通行禁止のところを通してくれた人たち。(撮影:西村さん)

 

―すごい!どうやって移動したんですか?

 

西村:主にヒッチハイクとバスで移動しました。さっきのルームシェア事件で7万円取られていたのでこの7万円をどうにかして取り返そうと思ったんです。あとお金がかかるホテルとかに泊まらず、

誰かに泊めさせてもらって旅をすることにしました

 

―7万円取り返そうという発想が面白いですね(笑)。

 

西村:さっきの事件が本当にショックで、このままだとブラジルのことを嫌いになりそうだったんです。それで旅のテーマを

「もう一度ブラジルを好きになろう」ってことにして、人のあたたかさに触れる旅にしました。

 

―(心の声:旅行会社のキャッチコピーっぽいな…)

―どうやって宿を探したんですか?某テレビ番組の「田舎に泊ま〇う!」みたいな感じですか?

 

西村:主に「カウチサーフィン」というアプリを使って探しました

簡単に言うと、タダで家に泊めてくれる人を探すヨーロッパ発祥のアプリです。泊めてもらう代わりに文化交流をしよう、という感じです。東京でも登録している人いますよ。泊めてもらったあとは、双方がレビューを書いて評価するんです。ちなみに僕はめっちゃ高評価ですよ(ドヤ顔)

 

※カウチサーフィンについてはこちら

 

―どんな家に泊まったんですか?

 

家に泊めてくれたブラジル人とフランス人@ブラジル・ジョアンペソア(撮影;西村さん)

 

西村:ゴキブリが毎日出て、窓に布が留めてあるような家に泊まったことがあります。次の日はその家と同じ街にある家に泊めさせてもらったんですけど、もう日本でも見たことのないような大豪邸でした

 

―めっちゃ振れ幅が大きいじゃないですか(笑)。旅行はどれくらいの期間でしたんですか?

 

西村:約2ヶ月ですね。でも10月から3月の始めまで、

半年近くずっと家無しで生活していたので毎日旅しているようなものでした

 

―絶対7万以上取り返していますよ!!(笑)。

 

 

 

アマゾンと観光ビジネス

 

西村:アマゾンでインディアンに会うためにはツアーに申し込まなきゃいけないんですよ。一人で会いに行くとかは100%ムリです。それでそのツアーがめっちゃお金を取られるんですよ。僕はお金がなかったので安いツアーに申し込んだんですけど、3000円でイルカと一緒に泳いで…

 

―アマゾン川ってイルカがいるんですか!?

 

西村:いますよ。ピンクイルカです。あとインディアンに会ったり、昼食がついていたり、結構良かったですよ。

 

西村:それでインディアンに会ったんですけど、このインディアン、

なんかお金絡んでないかと思ったんです。ヤラセっぽさがあって

アマゾン川で出会った(ヤラセ)インディアン(撮影;西村さん)

 

西村:人前で踊ったらハイ、解散みたいなインディアンがいるんです。それで僕インディアンに聞いてみたんですよ。「ここに住んでいるのか」って。そしたら「住んでいる」って答えたんです。

でも絶対住んでないと思いますね。

 

―ビジネスが絡んでいるのでしょうね。マサイ族も今は本当のマサイ族が少ないって聞いたことがあります。

 

西村:そうなんですね。次にアマゾンに行ったときは、ちゃんとした本物のインディアンを見るって決めています。

 

―それからアマゾン川で泳いだんですよね。

 

西村:そうです。

実はアマゾン川って汚くなくて、色が2種類あるんです。まさにミルクティーの色とブラックコーヒーの色です。

この2つは合流しても混ざらなくて、目で見てはっきりと分かれていることが分かるんです。この合流地点は観光名所になっています。

 

アマゾン川の上流地点

引用:川と川が交わる時、2色のコントラストが生まれる。世界12の驚くべき河川合流点

 

西村:ミルクティー色の方は、ピラニアとか危険な魚が多いです。ブラックコーヒー色の方は安全だったのでそっちに入りました。色も綺麗だし、全然臭くないですよ

 

 

 

ここで西村さんが遭遇した強盗事件を紹介!

・友達と2人で歩いていたら、見たことがない木製の武器を持った3人組に西村さんは財布を、友達はカバンを強奪された。

・カバンごと盗まれた。中には一眼レフカメラが…(泣)

・スラム出身の子どもに囲まれてサンダルを両足とも盗られる。

  • 余計なものは持たず、できる限り手ぶらにする。
  • 強盗相手に抵抗しない。最悪の場合殺される。
  • 女性はアクセサリーを盗られやすい。
  • 盗られても自己責任。警察はほぼ相手にしてくれない…
  • 同じ手口には引っかからないようにする

※昼間でも、人通りが多くても強盗がいます。気を付けましょう!

 

 

 

リオデジャネイロオリンピック

 

―やって良かったとかこれは成功したってこととかありますか?

 

陸上男子400mリレー@リオ五輪

引用:公益財団法人日本オリンピック委員会公式HP

 

西村:オリンピックはめっちゃ良かったです。この時期に留学したのはオリンピックが最大の理由でした。パラリンピックも含めて14試合見ましたよ。有名どころで言うと、体操の金メダルとか、水泳の萩野の金メダルとか。あと吉田沙保里の負けとか。あと、陸上の男子リレーの銀とかを見ました。

 

―すごい!それ生で見られたら感動しますね。

 

西村:そうですね、めっちゃ楽しかったです。

僕、テレビに映りこんでいてLINEニュースに江頭と載ったんですよ

江頭が映っている斜め後ろのほうに、僕が映っていたんです。そのあと写真も一緒に撮りました。

(このLINEニュースの画像は、著作権と肖像権の都合上割愛。)

 

―載ったんですか!?やばいですね!!(心の声:めちゃくちゃその画像を載せたかった…)

―やっぱり生が1番なんですね。東京オリンピックが楽しみになってきました!

 

西村:絶対生で見た方がいいですよ!

 

 

 

南米絶景ランキングベスト3

1位:マチュピチュ

(撮影;西村さん)

西村:マチュピチュができた経緯を自分で考えながら見るのが面白かったです。

 

2位:イグアスの滝

(撮影;西村さん)

西村:水の量が半端じゃなくて、とにかく地球が割れているんですよ!これは実際に見るべきです。

 

3位:ウユニ塩湖

(撮影;西村さん)

西村:まぁまぁでした。ベストシーズンが12月1月2月で、僕は12月に行ったんですけど水がまだ足りてなくて鏡になっていませんでした。でも綺麗でしたよ(棒)

 

 



 

家を決めずに渡航、ルームシェア事件、半年間ホームレス、強盗被害などなど、普通じゃないエピソードがテンコ盛りでしたね!どのエピソードも、西村さんの行動力のすごさが垣間見えました。さすが最初に自分でハードルを上げただけありますね…!

 

インタビューの後半では、留学中にやっと見つけた将来の夢を叶えるため、就活をどう乗り越えたかについても話してくれました。将来の夢を見つけられたのは、ある場所を訪れたからだそうです。そこで撮った写真がこちら。

 

(撮影:西村さん)

どこだか分かりますか?この写真だけで分かったら世界史通ですね!

他にも、浪人のこと、留学後の変化など、マジメなこともちゃんと聞いてきましたよ!

 

欲しがりモンスター・西村さんが語る浪人・就活とは!?

超クレイジー!ブラジル留学体験記、後編も乞うご期待!!

 

 

投稿者: Misato Takamura

Misato Takamura
幼稚園の頃からじゃがいもに塩辛をのせて食べるのが好き。社会福祉学科の〇年生。