【Vol.16番外編】サイエンスバーの裏に攻める

皆さん、こんにちはこんばんはおはようございます。小宮です。

16号の方は手に取ってくださいましたか?取ってない人、アリオーゾは各地においてあるぞ!手に取ってくれたまえ!

さてさーて、皆さん、町探検の企画も見てくれましたね?

小宮は取材に微力ではございますが協力したのですが、

もう取材先の皆さん本当に優しくて…本誌には載せきれなかった情報がた・く・さ・ん!

こんなときwebを活用しない手はない!そうでしょう!?

今回は摩訶不思議、サイエンスバーにググッと攻めていきますっ!!

 

いざ、サイエンスバーへ。

午後6時。お店はどこも開店したばかり。

そんな素晴らしい飲み屋、飯屋が並ぶここ杉大門通りの横っちょを通り抜けてみると

ひっそりとした路地裏。

ここの一角にサイエンスバーはあった。

扉を開けるとまず出会ったのはマスター…ではなく、やもりくんがこんにちは!

親はバーカウンターの前にいますよ~

いきなりサイエンスな雰囲気に圧倒されてしまったが、

こちらがマスター・野村卓史さんが営む”science bar INCUBATOR”である。

マスターにインタビューしてみた。

マスターは文系女子三人にも優しくしてくれた紳士…。

開店直後にも関わらず、

かっこよくバーの仕事をこなしながら私達のインタビューに答えてくれたのだ。

本誌では一部の情報しかお見せできなかったが、こちらで全貌を公開させていただこう!

 

マスターの経歴を教えてください!

 

元は勿論、研究者です。

そこから理学系の卸業者で働いていました。脳卒中や遺伝子の研究もしながら、メディカルエンジニアとして医療機器に関しての仕事でしたね。

そこから独学でバーのノウハウの勉強経て現在のバーを経営しています。

 

どうしてこのバーを始めたのですか?

色々な科学者たちと人が交流する場所が欲しかったんですね。

元はサイエンスマリアージュというものが前身です。

文系の方も楽しんでくれたのを見て店をやろう、と。

トークイベントが主軸だったんですがそれだけでは営業できないんで、傍らで何ができるか?ってなったらバーになりました。

 

今までどのようなイベントを?

—スタッフの中にカマキリの研究者がいて、そのトークショーは印象的でしたね~。

とにかくカマキリ愛がやばかった…。

後は昆虫の食べ物特集…。地蜂をただ埋めたせんべいセミ成虫のチョコ包み、etc…。美味しくはなかったですよ?

次はKEA(筑波大学の研究機関)への見学会を予定してます。サイエンスバー限定の特別招待です。

特に制限がないので自由にやらせていただいてますよ。

また、ありがたいことに多くの団体がこのバーでイベントをしたいと言ってくださってます。

 

 

 

内装や物にこだわりを感じます…!

トークイベントがやりやすいようにスクリーンやサブモニターを配置したり、白衣は今や非売品のBEAMSのものだったり、小皿はシャーレのつまむのはピンセットだったり…。

あ、後ろのカタログからなんでも買えますよ!

文系女子の方もインテリアのおしゃれなどで買っていきます。

上の黒板は説明なんかで使ってますね。最近は水素水の何が間違っているとか、小保方さんの仕組みの説明とか。

 

何故この場所にサイエンスバーを?

ここ(四谷三丁目)は昔から花街として知られてきました。

そうして、現在も静かながらに飲食店としては活気づいていたのと、

様々な理系の研究機関がこの付近にあるので、理系のお客さんや学生さんも多く見られるからですかね。

 

最後に今後の目標をお願いします!

研究者というのはいつでも困窮しています…。

なので、そういう面も含めてもっと研究者たちや店としてもメリットが生まれるような環境にしていきたいです。

また、TED(米の世界的講演会)のようなイメージで、プレゼンターである研究者の皆さんをもっとかっこよく演出していくのも目標の一つです。

 

マスター、お忙しい中、ありがとうございました!

 

お食事とお酒

上の素晴らしい研究者としてのお話にお忘れかもしれないですが、ここはBarです。

Barに来たらやること。それはつまみを傍らに、お酒を飲むこと。

これ以外にあるだろうか?(反語)

我々は素晴らしい数々の中のメニューのから

炙りスルメ

イチゴのDNAを抽出したお酒

 

をマスターへ、静かに注文した。内心はBarでの初注文に大興奮である。

※もちろんお酒は成人したアリオーゾ部員に飲んでいただきました。

ここでは本誌では紹介できなかったイチゴのDNAの謎や注目メニューに迫ろうと思う。

 

お通し

可愛らしい試験管に入っているのは何も怪しくありませんとも。

干しイチジク

お通しから科学チック…隙が無い…!

にしても試験管に入れられた食べ物たちはなんともオシャンティーである。

まず、そもそも、

取り分け皿として提供してくれるのはシャーレ、箸代わりにピンセットの時点で、もうただならぬサイエンスの気が立ち込める。

 

効き水

実験で使う用にひと手間加えたお水(=純水)と普通のお水の区別を楽しみもの。

純水と普通の水の好みは各々だそう。

マスターによると、純水の味を説明すると”超軟水”らしい。

 

お酒いろいろ

お酒はジョッキに入っているのではない。もちろん理科の器具たちだ。

ビールだとビーカー

ワインの飲み比べならば試験管   に入っている。

分量がはっきりと自覚できちゃう。居酒屋のノリでたたき置いたら割れてしまうので注意も必要。

実験器具たちはとても繊細なのだ。

大人としてのカッコイイ飲み方をしてゆきたい所である。

 

お酒からDNA!?DNAの目視?!

我々が頼んだお酒はなんと目の前で実験しながら作ってくれるもの。

ビーカーの中に入ったイチゴのジュース(特性=イチゴのDNAが多く含まれている)が、まずは登場。

そこから更に登場したのは―20℃に保たれたラム酒(度数75度、滅茶苦茶アルコール高い)!

そしてラム酒を…投入!

なんと綺麗に二分された…!

揺すると徐々に白い靄が表れ、ラムの層の中にイチゴが混じりあい靄はフワフワに。

こちらなんと救い上げることも可能です。そして何を隠そうこれこそがDNAの塊!

元々DNAとは水に溶けやすいもので、そこに度数の高いお酒を入れると化学反応でゼリー状になるそう。

ちなみに理系チックにいうと

DNAのエタノール沈殿

というらしい。ほう。

さらに、これは実際の実験でもリアルに用いられる方法。

バーとしての理系的発想の機転が素晴らしい…!

 

―飲んだアリオーゾ部員の感想

アルコールが強い大人の味です。

イチゴのフワフワ感が印象的な、新感覚ドリンクでした。

 

アルコールランプシリーズ

「アルコールランプなんて小学生以来だぜ…!」

そんなことを言いながら楽しそうに、我々は頼んだ特大スルメイカを炙りに炙っていたが

このバーではイカちゃん以外だって炙っちゃう。他にも

  • ホタテ貝ひも
  • エイヒレ
  • コーダチーズ
  • チーズフォンデュ

で活躍するアルコールランプ。働き者だ。

最後ふたを上からそっと閉める、その時まで童心…というか理科に夢中だった小学生を思い出せる、深い品々だ。

 

遺伝子メニュー

口の中の細胞を使って行われる、君の遺伝子を調査しちゃおう!★というメニュー。

食べ物でないとか、そういうツッコミはいらない。

これほど好奇心をそそられるメニューはないのだから。

 

専用の機材でDNAを増幅したあと、電気刺激により遺伝子の種類を判別。

「ドーパミン」「セロトニン」と呼ばれる物質の効きやすさにかかわる遺伝子を調べることで、

その人の気持ちの高ぶりやすさや、やる気の出やすさについて占うことが可能だそう!

 

下手な占いよりもめちゃくちゃ信頼度高くないか??

科学の力ってすげえ……!

 

 

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約1時間の取材のはずがすっかり時間を忘れて伸びてしまった。

我々は店を出た。

”不思議な空間だったなあ。” ワクワクしていた心を再自覚する。

杉大門通りは、すっかり店から漏れ出る電気で明るくなり、活気づいていたのだった―。

 

 

さあ、サイエンスバー、いかがでしたか?

皆さんも是非、サイエンスの世界に久々に浸ってみてはどうでしょう?

あ、お酒は20歳になってからな!

 

 

取材協力

 INCUBATOR

アクセス:東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩3分、四谷三丁目駅から185m

住所:東京都新宿区荒木町7 新駒ビル 1F

 

この度は本当にご協力ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: こみや

青ディッキでいつまでも踊っていたいね。アリオーゾの仕事も踊るように廻したい。